セレモニースーツは冠婚葬祭の時に着るスーツのことですが、一般的には子供の入園入学式、卒園卒業式など晴れの日に着用する服装のことを指すことが多いです。冠婚葬祭や式典の時の服装ですから、TPOに合わせた節度あるものを選びたいですよね。
結婚式やお葬式の場合には服装マナーのルールがきっちりとありますから「これはダメ」「こうしなくてはいけない」という決まりがわかりやすいはず。
しかし、謝恩会や入学式、卒業式などの式典や催し物の時には、きっちりした決まりがないだけにどんなセレモニースーツを選べばいいか、判断に困ってしまいますよね。
そこで今回は、節度を持ちつつ華やかさも欲しいセレモニースーツ、そんなセレモニースーツを上品に着こなす服装のポイントを7つ、お伝えします。
セレモニースーツは上品に☆
大人が選ぶ7つのポイント
落ち着いた色のトーン
セレモニースーツを選ぶ時に気を付けなくてはいけないのが、自分が主役にならないようにすること。子供の学校の式典や集まりの場合、主役はあくまでも子供です。
【 セレモニースーツ:色 】
★ ですから、その場で自分が一番目立ってしまうなんてことのないようにスーツの色味は落ち着いた色にしなくてはいけません。
・ 無難なのはベージュや濃紺、黒など。ピンクやブルーを選ぶ時には鮮やかな派手な色ではなく、淡いパステルカラーなどを選ぶと目立ちにくくなります。
着回しできるアイテム
セレモニースーツを着る機会は何度も訪れるもの。子供の幼稚園の入園式、卒園式、小学校の入学式…と式典はいくつも続くのではないでしょうか。
地域の学校に行く場合には式典に出席する保護者の面々があまり変わりませんし、私立で付属の学校に進級する場合には、保護者の面々は毎回同じ顔触れ!しかし、セレモニースーツを購入しても1回だけ着用してすぐに捨てるのはもったいないですよね。
【 セレモニースーツ:着回し 】
★ そこで着回しができる色や柄を選んでおくと便利。
・ 柄物はストライプなどのベーシックなものを選んだり、個性的な素材を選ばない様にすると、上品でもあり着回しもきくのです。
コサージュの追加
保護者は落ち着いた色のセレモニースーツを着た方がいいとお伝えしましたが、無地の地味な色のスーツを着ると暗い印象になりがち。せっかくのお祝いごとですから品よく華やかさも加えたいものです。
【 セレモニースーツ:コサージュ 】
★ そこでおすすめなのがコサージュ。
・ ピンクや白、ベージュなど明るめの色のコサージュをつけるだけで、同じ黒のジャケットでもまったくことなる印象になります。
ノーカラージャケット
女性のセレモニースーツで上品に見せるワザとして、簡単にできるのがノーカラージャケットを着ること!
【 セレモニースーツ:ノーカラージャケット 】
★ ジャケットには襟がついたテーラードジャケットと、襟ぐりがすっきししたノーカラージャケットがあります。
・ ノーカラージャケットは、顔周りがすっきりして首が長く、顔が小さく見えます。また、鎖骨が見えることで女性らしく上品な印象になるのです。
台形のタイトスカート
スカートのセレモニースーツを選ぶなら、Aラインのひらひらしたスカートよりも台形のタイトスカートの方が落ち着いた上品な印象になるのもポイント。
【 セレモニースーツ:スカートライン 】
★ Aラインのスカートは若々しく見える反面、人によっては「若作りしている」と思われることも…。
・ 特に30代以上の女性の場合は、かわいらしさよりも上品さを目指した方が周囲からの印象がいいですから、膝に少しかかるくらいの長さのタイトスカートを履くのがおすすめです。
ツイードジャケット
セレモニースーツは必ずしもスカートジャケット、パンツジャケットの組み合わせでなくてもOK。ワンピースにジャケットを羽織るスタイルも、上品に見せるポイントの一つ。
【 セレモニースーツ:ツイードジャケット 】
★ しかし、無地のワンピースでしかも黒などの暗めの色だと、地味な印象になりがち。そこでおすすめなのがツイード素材のジャケット!
・ ツイードジャケットは上品さを演出してくれますし、複数の色の糸を使っていることで華やかさを出す効果もあります。
全身黒は避ける
セレモニースーツで自分が目立ってはいけないとからといって、全身黒色を選んでしまうのはむしろあまりよくありません。全身黒でストッキングまで黒色にするとまるで喪服になってしまうためです。
【 セレモニースーツ:差し色 】
★ スカートとジャケットを黒にしたら、インナーのトップスは色味があるものにするのがおすすめ。
・ さらに、ストッキングは肌色にしてバッグやパンプスに指し色を入れるなど、工夫をすると華やかになります。
いかがでしたでしょうか、セレモニースーツを上品に着こなすコツは、難しいものではありません。
ちょっとした工夫をすればよいのです。目立ちすぎず、でも地味になりすぎず、と言われるとバランスが難しいと思われるかもしれません。しかし、上品さを意識すればちょうどいいコーディネートにまとめることができるはず。
最近ではスーパーの衣料品売り場でも比較的安価でしっかりとしたセレモニースーツを購入することができます。
高級なセレモニースーツ1着を何度も繰り返し着るよりも、手軽な価格のアイテムを何種類か着まわす方がバリエーションがありますから、今回お伝えしたようなポイントでスーツ選びをしてみてください。
晴れの日の姿は写真や動画などの記録で一生思い出!セレモニースーツは何歳になっても恥ずかしくない、上品なスタイルを目指しましょう!
まとめ
セレモニースーツを上品にするポイント
・色味はベージュや紺など落ち着いた色
・色や柄は組み替えて着まわせるデザイン
・地味なジャケットにはコサージュを加える
・ノーカラージャケットは女性らしくなる
・スカートはAラインよりタイトな台形
・ワンピースにはツイードジャケットで華やかに
・前身黒色は喪服のようになるので避ける