結婚式の着物スタイル☆準備前に知りたい7つの礼儀

結婚式の着物スタイル☆準備前に知りたい7つの礼儀

結婚式に着物は、年齢関係なく着こなすことが出来ます。結婚式に招待された時の服装は、決まっていますか?ドレスが主流の昨今。けれども結婚式の着物は現代では珍しく、周りの雰囲気がとても華やかに。そのため結婚式の着物が大変重宝されているのです。

ただドレスで出席する場合は、新婦よりも派手な色のドレスを着ないように…。また、スカートの丈を短くしすぎないように…。などの基本的なルールはすでに広まっています。

一方、あまり多くの女性が選ばないだけに、結婚式の着物となると礼儀やルールが分からないという人が多いのです。ゲストが結婚式の着物を着る際のマナーは、会場の雰囲気よっても違い、新婦との関係性や袖の長さや色によっても違ってくるのが、難しいところ。

今回は結婚式当日に大恥をかかないよう、結婚式の着物スタイルの7つの礼儀を解説します。本記事の内容を押さえれば、まず、大丈夫です!

 

結婚式の着物スタイル☆
準備前に知りたい7つの礼儀

 

既婚&親族が着る、結婚式の着物

新婦との関係性や、自分が結婚しているかどうかによって、結婚式の着物スタイルは変わってきます。最初にご説明する「黒留袖」は、既婚の親族女性が身に付けて良いされる着物です。

【 既婚の親族女性が選ぶ、結婚式の着物 】

★ 既婚の親族女性 … 「黒留袖」

・ 正しくは、「第一礼装」と言われています。「黒留袖は、新郎新婦の母親だけでしょう?」と勘違いなさっている人もいますが、例えばお姉さんやおばさんなど、親族で既婚の女性なら誰でも着て良い結婚式の着物です。

何だか黒留袖を着ると、身の引き締まるような思いになります。

 

第一礼装の結婚式の着物

未婚女性の和装の第一礼装が、振袖です。多くの方が、20歳をお祝いする成人式で着る着物として振袖を選びますが、実は袖によって3つのタイプに分かれている事は、ご存知でしたか?

【 未婚女性が選ぶ、結婚式の着物 】

★ 一番袖が長いのが「大振袖」と言われる着物です。

・ 袖の長さが約115cmもあるものが「大振袖」。振袖の中でも、大振袖は最も格式高いものとされていますので、結婚式には最適なのですが…。

未婚女性でも大振袖を選ぶ時にはいくつかの注意点があります。次項目を参考にして下さい。

 

未婚女性の結婚式の着物、注意点

成人式の着物をそのまま、友人や知人の結婚式に選ぶ女性は確かに多いです。20代の未婚女性なら、確かに「大振袖」は結婚式に選びたい華やかさがあります。けれども、ひとつだけ注意をして下さい。

【 未婚女性の結婚式の着物、注意点 】

★ 「大振袖」は新婦も着用することがあるので要注意!

・ くれぐれも色や模様が被らないように、注意して下さい。新婦と親しい間柄であれば、事前に確認しておくと安心して選ぶことが出来ます。

 

中振袖を結婚式の着物に選ぶなら

大振袖の次に袖の長さが長いのが、中振袖です。こちらは袖の長さが約105cmあって、大振袖の次に、格式高い未婚女性の着物になります。花嫁が着るような大振袖とは格が違うので、安心ではあるのですが…。

【 結婚式の着物に中振袖を選ぶ注意点 】

★ 「中振袖」を結婚式で着る時には、着物の色を抑えるなどの配慮が必要です。

・ くれぐれも、花嫁よりも目立つような着物は失礼にあたりますので、控えて下さい。

自分では「少し地味かな・・・。」と思う程度で、実はちょうど良かったりするものです。

 

10代で結婚式に出席する場合

10代の結婚式の着物におススメなのが、「小振袖」です。小振袖は、振袖の3つのタイプの中でも一番短い袖になります。

【 10代で選びたい結婚式の着物、「小振袖」 】

★ 「小振袖」は、袖の長さが約85cmとなっています。

・ 結婚式だけではなく気軽にパーティーなどに参加する場合でも、着ることが出来ます。

10代のうちは、出来るだけ若々しいデザインを選んだ方が、見た目も華やかになるので良いのです!

 

花嫁を引き立たせる、結婚式の着物

結婚していてもしていなくても、着用できる結婚式の着物が「訪問着」です。振袖は未婚女性に限られますが、こちらは結婚による縛りはないのです。

【 結婚式の着物に選びたい、「訪問着」 】

★ さらに振袖よりも格の低い、「準礼装」とされているので、どこでも場所を問わず着ることが出来るのが、この着物の最大の魅力です。

また振袖よりも、花嫁を引き立たせる着物としても重宝します。胸元に飾りがあるので、顔周りも華やかになるのでオススメです。

 

結婚式の着物を選ぶ時の心得

【 結婚式の着物を選ぶ時の心得 】

★ 結婚式の主役は「新郎新婦」であることを忘れないようにして下さい。

・ 女性なら誰しも自分を美しく魅せたいという気持ちは分かりますが、結婚式は引き立て役としての自覚を持つ必要があります。

新婦が大振袖を着るのなら、調和を考えて出来るだけ中振袖・訪問着などの格下の着物にするのがベターです。訪問着は準礼装となっているので、ゲストでも結婚式の着物を選びやすいのでおススメです。

 

いかがでしたでしょうか。華やかにするために結婚式で着物を選ぶのも、粋な計らいです。結婚式の着物マナーだけ、事前知識を入れれば、とても優雅なスタイルを楽しむことが出来ます。

結婚式の着物スタイルをより格式高い、華やかなものにするためには「所作」もとても大切です。普段の動作よりも、より細かい身のこなしを意識するようにして下さい。歩き方は大股ではなく、着物の裾を気にしながら小股で歩いたり、常に袖を気にして立ち回るのがポイントです。

美しさは着ているものだけではなく、身のこなしからも現れてくるというのだということを念頭に置いて過ごしてください。そうすると、もっとあなたの内に秘めた本来の美しさが、出てくるはず。

いつもとはひと味違った結婚式の着物で、結婚式を華やかに彩って下さい。

 

まとめ

結婚式での着物スタイルで、押さえたい基本マナー

・既婚者の親族なら、母親ではなくても「黒留袖」を選んでみる
・成人式で着る大振袖は、華やかで結婚式に選びたい着物
・「大振袖」は花嫁も着る着物!新婦と色が被らないように
・「中振袖」も新婦よりも華やかにならないよう、色味を抑える
・10代で結婚する場合は、「小振袖」が最適
・花嫁を引き立たせる訪問着は、どんな女性も選べる万能着物
・自分が目立つのではない!周りとの調和を意識して選ぶ


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