レディファースト☆女性上司もスマートに対応する基本


レディーファーストが日本でもかなり定着してきていますよね。さりげない気遣いはされる方もする方もさわやかになります。

ただ、なかなかビジネスとしては、プライベートの時ほどは上手くレディファーストがなされていないという現状も、確かにあります。ビジネス上の人の目というものが気になるのかもしれません。

しかし、今やビジネスで活躍する女性は増えていますので、ビジネスシーンにおいてもレディーファーストが必要になっているのは事実。

管理職についている女性も増えているでしょうから、部下としてはどのようにレディファーストを実践できるのか、考えておくのは賢いことではないでしょうか。

逆に上司の立場の女性は、レディファーストをどのように受けるかをイメージしておくことで、よりグローバルな仕事でもスマートな対応ができますよね。そこで今回は、女性が上司である場合の、レディファーストの基本についてお伝えします。

 

レディファースト☆
女性上司もスマートに対応する基本

 

レディファーストの基本を押さえておく

人間の歴史が築かれていく過程でいろいろな文化が生まれて、レディファーストに関してもいろいろな考え方が生まれてきました。基本は女性に敬意を表する行為ではありますが、その深層心理まで理解しておくと、よりスマート。

【 レディファーストの基本 】

★ レディファーストは「男性が女性に対して様々な場面で気を遣ってあげること」と説明できます。

・ ただし、これはとても幅広い説明。…と言うのも、そもそもの男性と女性の「造り」が関係しています。

もともと、女性には「守られたい」という欲求があり、男性はその欲求を満たしてあげたいという心が植え込まれている、とされています。ですから、本来レディファーストは決まりごとなどなくても、自然にできることではあるはず。

 

日本と世界のレディファースト

今では、どちらかというと日本はレディファーストという概念が低く、欧米はレディファーストの意識が高いと認識されています。

【 レディファーストは日本でも欧米でも 】

★ 敬意を表するためのレディファーストが基本ですが、もともとの「守られたい」という欲求を持っている傾向は、世界共通。

・ そこを理解しながら、スマートにさりげなく、サポートできればバッチリ。

グローバルなビジネス社会において、レディファーストが自然にできるなら、有利であるに違いありません。

 

序列に気をつける

日本は特に序列を重んじます。しかし日本だけでなく、序列を重んじるのは世界中どこでも同じ。ただ、女性が役職についている場合に、部下はどこまでの事をするのか難しく感じることも…。

【 レディファースト☆序列とのバランス 】

★ 実際に、男女平等が進むアメリカでは、レディファーストの習慣が薄れてきているという見方もあるほど。

・ 上司としてすべきことと、女性としてしてもらいたいこととのバランスが難しくなっていますが、仕事中と仕事外、で使い分けるのもひとつのアイデア。

もちろん、状況はそれぞれ違うので決まりを作るようなことはできません。最初に取り上げたように、レディファーストの概念をどれだけ意識しているかに左右されることになります。

ただ、部下であれば、女性上司にはそういう葛藤があることを理解していることが、良い関係性を築くポイントです。

 

ごく普通のマナーを表わす

ビジネスとはいえ、自分も相手も人間。必要なことは変わりません。ごく普通のマナーとして、レディファーストを実践することが大切!これをしてあげたら喜んでくれるのではないかと思うことをどんどんすれば良い、と言う考え方もあります。

そして、上司に対して当然すべき親切というかマナーを重視。それは上司が男性であろうが女性であろうが同じ。しっかり押さえてください。

【 レディファースト☆一般的なマナー 】

★ 例えば、エレベーターでは扉を押さえて先に通すとか、ドアを先に開けて通り過ぎるまで押さえておくとか、椅子を引いてあげるとか、基本的なこと。荷物を持つことなどもできます。

・ そして、ちょっとした気遣いであるマナーを、さりげなく行なうのもポイント!いかにも、してあげているというような雰囲気を出さないように注意してください。

 

女性上司はスマートに受ける

レディファーストに関しては、男性がなかなか実践できない、というだけではなく、女性側も受けることにためらいを感じるという側面も少なくありません。

【 レディファースト☆受け方 】

★ 職場でレディファーストを受けて不快な気持ちになったり、戸惑う女性も日本には多いのですが、気負わず、自然に受けるのがスマートな受け方。

・ 日本人には慣れない女性や、女性であることを気負うケースもありますが、レディファーストを受けたら、堂々と受けて「ありがとう」と感謝を伝えるのが、美しい立ち振る舞いです。

 

いかがでしたでしょうか、日本人にはなじみが少ない分、「レディファースト」という言葉だけで難しく感じる人もいます。でも、よく概念を理解して、スマートに示して示されて良い関係を築けたら、よりスマート。

特に女性上司という立場に就いている方は、その立場を得るために血のにじむような努力が必要だったかもしれません。ですから、見下されるようなことは許しがたいと考え、時にレディファーストを素直に受けるのが、難しくなるかもしれません。

でも、部下を信用してあげることも上司の重要な仕事であることを意識してみてください。そして、基本的に男性と女性とは造りが違いますので、男性のように振る舞おうと無理しない、と考えるのもコツのひとつ。

スマートにレディファーストな振る舞いを意識し、女性も堂々と受けて、良い職場環境を作ってください。お互いを尊敬する気持ちが基本にあるのが、レディファースト、その共通意識を持っていれば、意外と難しくありません。

まとめ

スマートなレディファーストとは

・基本は男性が女性を気遣うこと
・女性上司には葛藤があることを理解する
・ごく普通のマナーであることを意識
・女性上司は部下を信頼してスマートに受ける


連記事