二次会の服装、どのような基準で選んでいますか?結婚式の二次会と一言で言っても、実はそのパーティーのスタイルは様々です。それが二次会の服装選びが難しい理由ではないでしょうか。
新郎新婦の両親や親族、職場の上司なども出席するような、「1.5次会」に近いパーティー形式の二次会の服装ならば、ある程度フォーマルな装いを考えなければなりません。
その一方、新郎新婦の友人が多数集まって居酒屋などで催される二次会の服装ならば、逆にフォーマルすぎない装いが要求されます。つまり、参加者の顔ぶれと会場のタイプによって、二次会の服装の基準が変わってしまうのです。
そこで今回は、3つの「二次会のTPO」に合わせたおすすめのスタイルをご提案します。面倒かもしれませんが、一度覚えておけばずっとあなたの役に立つ情報ですので、ぜひ実践してください!
二次会の服装を徹底解説☆
TPO別おすすめスタイル
格式のある結婚式場でのおすすめスタイル
披露宴をホテルや結婚式場などの格式ある場で催した場合、二次会も同じ場所のバンケットルーム(宴会場)やレストランで催されることがあります。この場合の二次会の服装は、披露宴ほどフォーマルでなくても良いけれど、カジュアルすぎる二次会の服装もNGとなります。
★ まず、このような席での女性の二次会の服装のポイントは、
・肩を出さない
(ノースリーブのドレスの場合は長袖のジャケットやボレロなどを着用する)・露出は控えめの服装とし、スカート丈は膝下が基本
・靴はつま先の隠れるパンプスであること
・肌色のナチュラルなストッキングを着用する
(模様入りや黒はNG・生足もNG)・毛皮や革製品の服装・小物はNG
と、フォーマルに準じたものになります。
具体的なおすすめの服装としてはサテンやシルクのワンピース、ベルベットのツーピースなどがあります。色は落ち着いた色味でも、ピンクやパープルなど明るめの色味でも、どちらでもOKです。
★ また、振袖や訪問着などの和装での出席もOKとされます。
したがって披露宴にも出席した方はそのままでもあまり違和感がないことになりますが、アクセサリーだけでも替えてみてはいかがでしょうか。
★ フォーマルな二次会の服装で、アクセサリーをチェンジ!
・ パールのネックレスを、華やかなラインストーン入りのものに替える。
・ ボリュームのあるブレスレットをつけるなどで、かなり雰囲気が変わります。
パーティーバッグをサテン地+ビジューがあしらわれた、クラッチバッグなどに替えても好印象です。和装の方は羽織などでイメージを変えてみてはいかがでしょうか。
落ち着いた雰囲気のレストランでのおすすめスタイル
次にご提案するのは、落ち着いたレストランやゲストハウス、船上などでの二次会の服装です。場所に関しては「格式ある場所」よりも一段下がった形になるので、服装も少し自由度が広がりますが、問題は冒頭にも記した「出席者の顔ぶれ」です。
できれば事前に、会場の雰囲気と出席者の顔ぶれを把握しておけば間違いはありませんが、少しフォーマルな装いを心がけておいた方が無難かもしれません。
★ このような席でのおすすめの二次会の服装は、以下のようになります。
・フリルやドレープなど、動きのあるデザインのワンピースやツーピース(膝丈)
・バイカラー(2色使い)のシャープな雰囲気のワンピース
・レースやシフォン、オーガンジーなどの透け感のあるボレロやショール、カーディガン
・リボンやビジューなどの飾り付きのパンプス
・ラインストーンなどのワンポイントが入ったストッキング(黒はNG)
・きらきら感があり、華やかな雰囲気のアクセサリー
・小ぶりで持ち手のあるパーティーバッグ
ビュッフェ形式など、立食パーティーの場合は多少動くことになりますので、そのことも考えた二次会の服装と靴・小物を選びましょう。披露宴にも出席した方は、ワンピースの上から羽織物を着用して、少しカジュアルダウンさせる方法がベストです。
カジュアルなパーティー形式でのおすすめスタイル
最後にご提案するのは、カジュアルなカフェやバー、ライブハウスや居酒屋などが会場となる二次会の服装です。しかしカジュアルな場所とは言え、普段着やデニムの二次会の服装はNGです。すっぴんにいつもの髪型、アクセサリーなしというのも二次会の服装としては、NG!
★ このような席でのおすすめの二次会の服装には、以下のものが挙げられます。
・カラーレースのワンピース
・上品な雰囲気のシャツドレス
・落ち着いた柄物のワンピース・ツーピース・スーツ
・ドレッシーなトップス+黒のパンツ
・小ぶりのクラッチバックやチェーン付きのウォレット
・天然石などの色使いのある、大ぶりのアクセサリー
なお、この形式のパーティーでの二次会の服装ならば、ノースリーブでもOKですし、ラメ入りや黒のストッキングも着用できます。パンプスにソックス、といったガーリーなスタイルもOKですが、他のゲストやパーティ会場とのバランスをよく考える必要があります。
また、ファー使いの服はこのような席ならば許容されるようになりました。けれども毛が抜けやすいので、舞ったり黒いドレスに付いて目だったりと、他のゲストが嫌がる傾向にあります。二次会の服装では、避けることをおすすめします。
★ カジュアルな二次会の服装で注意をしたいのは「おめかしのしすぎ」です。
例えば、「まとめ髪」にしたり髪を巻くなど、上品なヘアスタイルはいいのですが「盛りすぎ」は禁物です。
二次会の服装では、アクセサリーもごてごてしすぎると下品な雰囲気になります。あくまでも「花嫁が主役」という二次会の趣旨を忘れない二次会の服装選びをしてください。
いかがでしたでしょうか。今回はフォーマル度の違う3つのスタイルや会場に合わせた、二次会の服装のご提案をしました。なお、どの場においても「二次会の服装ではNG」というスタイルがあります。
例えば、白や白に近い服装(白は花嫁の色です)や、生花のコサージュやヘアアクセサリー(生花のアクセサリーは花嫁の特権です)、さらにレザーや本毛皮、アニマル柄の服装(動物の殺生を連想させます)などなどはお祝いの席ではタブー。
その他にも、ブラックパールのアクセサリー(葬儀を連想させます)や、オープントゥの靴(どんな場合でも失礼にあたります)など、基本的なマナーは二次会の服装でも適用されますので、しっかりとチェックして二次会の服装選びをすると安心です。
このように、様々な制約はありますが、裏を返せばパーティーに花を添えることを前提に、その場に合ったおしゃれを心がけた二次会の服装ならば、ほぼ間違いはありません。
二次会の服装選びが心配な時は、事前に会場とゲストの顔ぶれの情報を入手しておくのもひとつの方法。それを新郎新婦にあらかじめ尋ねることは全く失礼には当たりません。気になる方はぜひ確認しておくことをおすすめします。
まとめ
様ざまな結婚式の二次会スタイルに合わせた、TPO別スタイル
・ホテルや格式高い結婚式場での二次会は、フォーマルに準じたスタイルで
・落ち着いたレストランなら顔ぶれに配慮しながらも、少し華やかに
・カフェやバーなどのカジュアルな会場では、落ち着いたワンピースを