祝電が結婚式で読まれると、何だかほのぼのした素敵な空気が流れますよね。新郎新婦が、どんな人間関係を築いているのかが、垣間見えます。読み手の技術にもよりますが、それほど長くないメッセージが涙を誘うこともよくあるもの。
そして電報は日々進展していて、様々な趣向を凝らされたものが登場!特に祝電として結婚式に送るものは、バリエーション豊富です。花やぬいぐるみはもう定番で、バルーンとか、マシュマロのような食べ物を送る電報まであるほど!
せっかく送るのだから、相手に喜ばれるものにしたい、と思うのは当然のこと。特に、仕事関係の相手だと、これからの関係もありますので、しっかり喜んでもらえる祝電を結婚式に送りたいに違いありません。
ただ、どんなに趣向を凝らしても、肝心のメッセージがまとまりのある、丁寧な文章かどうかは、仕事関係では不安ですよね。そこで今回は、祝電を結婚式に送るにあたって仕事関係で選ぶ、メッセージについてお伝えします。
祝電を結婚式に送るなら☆
仕事関係で選ぶメッセージ
上司から部下へ、祝電を結婚式に送る
上司として部下の結婚は嬉しいものであるに違いありません。その部下の晴れ姿を見れないのは、非常に残念なこと!祝電を結婚式に送ってその残念さを伝えるなら、部下を大切にしている姿勢が伝わり、会場はほのぼのします。
【 祝電を結婚式に☆上司から部下へ① 】
「ご結婚おめでとうございます。
お二人の晴れ舞台に出席できず大変残念です。
これからも二人で力を合わせて笑顔あふれるご家庭を築いてください。
お二人の健康とご多幸をお祈り申し上げます」
また、上司として祝電を結婚式に贈るなら、礼儀をわきまえていることも伝わるよう、新郎新婦両家へのお祝いの言葉を入れることもひとつ。
【 祝電を結婚式に☆上司から部下へ② 】
「ご結婚おめでとうございます。
また両家のご両親におかれましては、ご子息、お嬢様のご結婚心よりお祝い申し上げます。
これからはお二人で仕事に家庭に、更なる飛躍をされますようお祈り申し上げます」
さらには、上司としての立場から、同じ部署の全員の気持ちを代表した、祝電を結婚式に贈ることもあるかもしれません。
【 祝電を結婚式に☆上司から部下へ③ 】
「ご結婚おめでとうございます。
お二人の嬉しい知らせを伺った際は「いつから付き合ってたの?」と皆が驚きました。
どうかいつまでもお幸せに」
ついでですが、もうひとつ。上司ゆえにできるジョークを入れたメッセージも、場を盛り上げそう!
例えば、「辞令」として「独身の任を解き、一家の大黒柱に任ずる」とか、「納品書」として「○○さんは当社の目玉商品にて、返品はご遠慮いただいております」などというフレーズは使えるのではないでしょうか。
部下から上司へ、祝電を結婚式に送る
部下から上司へ祝電を結婚式に送るなら、お世話になっている上司ですので、敬意のこもったものにすることは大切!少し格調高いフレーズを使うと良さそうです。
【 祝電を結婚式に☆部下から上司へ① 】
「華燭のご盛典を祝しますと共に、お二人の新たな門出にあたり、ご多幸とご健康をお祈りいたします」
言葉遣いが固すぎると感じるなら、もっと簡単で心のこもったものはいかがでしょうか。
【 祝電を結婚式に☆部下から上司へ② 】
「この度はご結婚おめでとうございます。
お二人のご多幸とご両家の更なる発展をお祈り申し上げます」
せっかく祝電を結婚式に送る訳ですから、もう少し上司への思いを伝えたい…、と思う方もいるかもしれません。それなら、下記の例文も参考にしてください。
【 祝電を結婚式に☆部下から上司へ③ 】
「ご結婚おめでとうございます。
○○さんは私が出会った中で最高の上司です。
○○さんなら愛情のあふれる暖かい家庭を築かれることと存じます。
お二人のご多幸と更なる発展をお祈り申し上げます」
こちらもついでですが、上司を慕う部下ならではのメッセージもアリ!「よく夜遅くまで会社に残っていると、夕食をご一緒させていただいていましたが、明日からはどうしたらいいですか?」なんてフレーズは、会場にも笑いを提供するかもしれません。
同僚へ、祝電を結婚式に送る
同僚への祝電を結婚式に送る場合、ご家族やご親族の手前礼儀をわきまえつつも、普段の仲の良い関係が表れるメッセージは好印象!
【 祝電を結婚式に☆同僚① 】
「ご結婚おめでとうございます。
本日はご招待いただいたのにも関わらず出席できず誠に残念です。
お二人で幸せな家庭を築いてください。
末永くお幸せに」
また、同僚はスピーチを頼まれることが多いですから、エピソードなどはそちらで話されます。同僚ばかりであまり時間を取ってしまうのも目立ちますので、伝えたいことはたくさんあるに違いありませんが、祝電は短めにするのが無難。
【 祝電を結婚式に☆同僚② 】
「ご結婚おめでとうございます。
これからは仕事と家庭とお二人で力を合わせて十分な力を発揮できるよう、支え合ってください。
末永くお幸せに」
取引先から、祝電を結婚式に送る
結婚式に招待されるということは、それだけ良い関係を築けているということ!残念ながら出席できないのはある意味失礼なことなので、祝電を結婚式に送ってお詫びするのは今後の取引のためにも大切です。
【 祝電を結婚式に☆取引先から 】
「ご結婚おめでとうございます。
本日は出席できず、申し訳ありません。
遠方より心から祝福いたします」
職場関係者から、祝電を結婚式に送る
個人としてだけではなく、幾人か合同で祝電を結婚式に送ることもあります。楽しい職場の雰囲気を出して祝福を!
【 祝電を結婚式に☆職場関係者① 】
「わが社のヒーロー○○さん、本日はおめでとうございます。
これからもお二人が主役のドラマは、幸せのエピソードがたくさん続く脚本になっております。
末永くお幸せに」
出席できない残念さを、ジョーク気味に伝えるのも良さそう…。
【 祝電を結婚式に☆職場関係者② 】
「ご結婚おめでとうございます。
全員出席、といきたいところでしたが、○○さんからの詳細な報告を楽しみに仕事に励みます」
いかがでしたでしょうか、祝電を結婚式に送って気持ちを伝えるのは、温かい気持ちになって良いもの!電報を扱う会社やサイトはたくさんあって、例文がたくさん用意されていますので、それも参考にできるはず。たくさんありすぎて悩むくらいです。
仕事関係の場合は、プライベートの友人とはまた違った関係が築かれているはず。仕事という、いわば戦場で共に闘う戦友ともいえるのではないでしょうか。
そうした関係ゆえにできる、お祝いのメッセージがあるはずです。そんな気持ちを祝電を結婚式に送るという形で伝えれるのは、素敵な機会。
プライベートがうまくいってくれれば、仕事もうまくいく可能性が上がる、というもの。仕事関係の方の結婚を心より祝福して、ますます良い職場にできればバッチリ!気の利いた祝電を結婚式に送って、素敵な関係を保っていきましょう。
まとめ
仕事関係で祝電を結婚式に送るなら
・部下には気の利いたジョークが粋
・上司には慕っていることを示す言葉
・同僚はあまり長いメッセージにしない
・取引先へは、出席できないことをお詫び
・職場関係者なら、雰囲気を伝えるメッセージ