お見舞いのお返しどうする?快気祝い5つの基本マナー

お見舞いのお返しどうする?快気祝い5つの基本マナー
お見舞いのお返しは何を用意しどのように渡したらよいのか悩みますよね。特に快気祝いとなると悩ましいものです。快気祝いというのは全快祝いとは異なり入院や自宅療養をしていた人の病気がほぼ完治した場合のことを指します。病気や怪我などの患いの時期にあたたかいお見舞いや励まし、また優しく慰めてくださった方へ快気した喜びの報告と感謝の気持ちを込めたお見舞いのお返しを用意したいものです。

お見舞いのお返しとして品を贈る場合は何を選べばよいのか、またいつ贈ればよいのかなども気になりますが、快気の報告が遅れてしまっては相手に心配をかけ続けてしまいます。そこで今回はお見舞いのお返しを送る際に気をつけたいマナーについてお伝えします。

 

お見舞いのお返しどうする?
快気祝い5つの基本マナー

 

お見舞いのお返しはいつ渡すのがよいのか

お見舞いのお返しはいつ渡したらよいのでしょう。快気のお知らせは早めにお伝えしたい気持ちが強いですよね。しかし、退院後の体調はまだ不安定なことも多く気持ちも落ち着かないものです。お見舞いのお返しに気を取られることで逆に体調に障ってはよろしくありません。かといってあまり遅いのも相手に失礼です。「快気したのに挨拶もよこさない」と礼儀知らずと思われては残念です。

退院後あるいは自宅療養で起きられるようになって10日から1カ月を目安にお渡しするとよいでしょう。お見舞いのお返しを渡す日を昔は大安にするべきという考え方もありましたが、忙しい現代では日取りを気にすることはほとんどありません。体調と都合をみてお渡ししましょう。お見舞いのお返しというのは相手の心配を安心に変える行いでもあります。

 

お見舞いのお返しに何を選んだらよいのか

お見舞いのお返しは何を贈ったらよいのか悩ましいですよね。またいくらくらいの物を用意したらよいのかも気になるところです。

病気や怪我の快気ですので病気がいつまでも残らないようにという気持ちが表れるように洗剤やタオルなどの日用品、パックになっているコーヒーや菓子折りなどの食品を選ぶのが通例です。また、お見舞いのお返しの予算はお見舞いにいただいた金額やお品の1/3から1/2程度の金額のものを用意することが一般的です。

相場は地域によって半額以上だったり、それ以下だったりしますので年長者に教えていただきましょう。また高額のお見舞金をいただいた場合や品物の値段が予想できない際は相場にこだわらず感謝の気持ちを込めて選んだものを贈るとよいでしょう。

 

お見舞いのお返しに選んではいけないものとは

お見舞いのお返しは縁起ものでもありますので、選ぶ際には注意が必要です。先に述べたように病気や怪我がいつまでも残らないようにとの思いを込めて後に残らない消耗品を贈るとよいですが、お見舞いのお返しに不適切と思われるのを知っておくのも今後に役にたちます。寝具のシーツや毛布は贈答に用意されることも多いのですが、長く寝付くことを連想され快気祝いには向いていません

菓子折りなどの食品は人気ですが、ハムやソーセージは殺生を連想させ不向きです。またお茶は一般的に弔事に使われることが多いので避けた方が無難です。お見舞いのお返しの品を選ぶのは気を遣いますが、心配してくださった方への感謝の表れです。中には言い伝えや縁起を気にする方もいらっしゃるので細やかな配慮も必要です。

 

熨斗の選び方と書き方

お見舞いのお返しは熨斗を付けてお渡しするのがマナーです。お祝い用の熨斗にも色々ありますので快気祝いにふさわしいものを用意しましょう。

一般的なお祝いの熨斗は蝶結びになっており合格祝いや新築祝いなど何度あっても喜ばしいことに使います。お見舞い返しに使う熨斗はほどけにくい結び切りのものを使います。二度と繰り返したくない病気や怪我での快気祝いですので一度切りという意味が込められています

お見舞いのお返しのお品の熨斗には『快気之内祝』と記します。「快気内祝」「快気祝い」としては四文字になり「死」につながり縁起が悪いとされている地域が多いためです。名入れはフルネームが正式ですが性だけでも失礼には当たりません。

 

お見舞いのお返しの品にメッセージを添える

お見舞いのお返しの品にメッセージを添えると受け取った方はとても嬉しく、また病気や怪我が快方に向かっている様子に安心してくださることでしょう。今の状況を大まかにお知らせし感謝の気持ちを伝えると今後のお付き合いも人間関係もさらに深まることでしょう。相手との立場でも文章は変わってきます。

上司への例文として

「○○部長 この度の入院に際しましては大変なご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。また過分なるお見舞いを賜り厚く御礼申し上げます。お陰様で〇月〇日に退院することが出来ました。痛みもだいぶ治まり、気持ちも落ち着きました。しばらくは自宅で療養をし体力の回復に努めます。つきましては心ばかりの快気内祝いをお届けいたしますのでご笑納くださいませ。」

 

いかがでしたか。お見舞いのお返しどうする?快気祝い5つの基本マナーをお伝えしました。病気や怪我の時は心がふさぎ不安な気持ちでいっぱいになります。そんな時に温かな励ましやお見舞いはぐっと心に染みるものです。お見舞いのお返しはそんな心優しい方に感謝とお礼の気持ちを込めてお届けしたいものです。お見舞いのお返しは縁起のよいものや快気祝いにふさわしいものをお渡ししましょう。

最近はインターネットでも品をチョイスでき配送の手順も簡単になっています。快気祝い専門のカタログギフトを用意されているショップもあり熨斗も希望に添ってくれますので、メールや電話で相談するとよいですね。お見舞いのお返しに添えるメッセージは便せんでもカードでも構いません。感謝の気持ちと共にお見舞いのお返しを送りましょう。

まとめ

お見舞いのお返しで気をつけたいマナーとは

・退院後あるいは自宅療養で起きられるようになって10日から1カ月を目安にお渡ししよう
・快気祝いの品は洗剤やタオル・菓子折りなど残らない物を選ぼう
・快気祝いの品では寝具類やハムなど殺生を想像させるものは避けよう
・お返しの品にお礼と今の状況を伝えるメッセージを添えよう


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