あなたはちゃんと知ってる?「お彼岸」5つの常識

あなたはちゃんと知ってる?「お彼岸」5つの常識
お彼岸とは?と聞かれて「家族でお墓参りに出かけてぼた餅を食べる日」と答える方も多いようですね。子どもの頃親に連れられてお墓参りをした方もいらっしゃることでしょう。よく「暑さも寒さも彼岸まで」と言ったりしますが、そのフレーズには季節感も漂っています。

大人になって家庭を持ち、家族や親戚との付き合いも深まると、このお彼岸にはどのような意味があり、どのように過ごせばよいのか気になりますよね。日本には古くから行われている節目節目の習わしがあります。毎年「春分の日」と「秋分の日」に重なる、このお彼岸というのも大切な行事です。お彼岸に何故お墓参りをするのか由来や意味を理解し、正しい時期やマナーを知っているとお彼岸の過ごし方にも大きな意味を見出すでしょう。

そこで今回は、あなたはちゃんと知ってる?「お彼岸」5つの常識をお伝えしたいと思います。

 

あなたはちゃんと知ってる?
「お彼岸」5つの常識

 

そもそもお彼岸とは

「彼岸」にはそもそもどんな意味があるのか気になりますよね。「お彼岸」という言葉は仏教伝来で、本来の意味は、煩悩や悩みを乗り越えて到達する悟りの境地のことです。三途の川をはさんで、私達の住んでいる世界を此岸(しがん)、向こう側(仏様)の世界を彼岸(ひがん)と言い、「迷いの岸である現実の世界から、悟りの岸である仏の世界へ到達する」という意味でもあります。

そこでお彼岸には「悟り」をひらけるように普段仏道修行をしていない人達も彼岸の期間中は、西の太陽に祈りを捧げ煩悩を払っていたとのこと。お彼岸は、このように仏教の教えから制定されたもので、現在でもこの由来と意味に沿って家族や親戚が集まり、先祖を供養しお墓参りをするようになったのです。お彼岸には仏様により良く生きる誓いに加え、ご先祖様に日頃から守っていただいている感謝と故人を偲び供養する大切な日としたいものです。

 

お彼岸とはいつ

お彼岸は毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。お彼岸に入る日のことを「彼岸入り・彼岸の入り」と言い、お彼岸が終わる日のことを「彼岸明け・彼岸の明け」と言います。この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていたのです。

太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、このお彼岸の時期に先祖供養をするようになりました。

 

お彼岸には何をしてどう過ごすのか

お彼岸には仏壇で手を合わせ、またお墓参りをしてご先祖様に命をつないでくださった感謝を伝え心静かに過ごしたいものですね。今の自分がここにいるのもご先祖様のお陰で、毎日の日々が元気で幸せに過ごせているのはご先祖様からの命のつながりから成り立っていると考えられますね。そんな豊かな想像力はこれからの自分の繁栄にもつながるでしょう。

お彼岸にはお仏壇や仏具はもちろん、お墓の掃除もいたしましょう。掃除道具を用意し「これからお掃除させていただきます」と一言挨拶し磨くとよいですね。汚れを落とすと気持ちも清らかになります。近くの雑草も引いておきましょう。そしてお供え物やお花を飾り、心穏やかに皆でお祈りしましょう

 

お彼岸のお供え

お彼岸のお供えにはどんなものがふさわしいのか準備に悩みますよね。お彼岸のお供え物には地域性もあるようですが、春彼岸にはぼた餅、秋彼岸にはおはぎをお供えするところが多いようです。加えてお花や線香、お菓子・季節の果物、故人の好物などがよいとされていますお花は白百合やトルコキキョウ、カーネーションなどで白や淡い色を選ぶとよいですね。お彼岸でのお供え物の相場は、3,000円前後とされています。

お金を包む場合は5,000円が一般的です。お彼岸は仏事なので、ご仏前を包む場合は黒白、双銀、または黄白の水切りで結び切りの不祝儀袋を用意しましょう。食べ物を仏壇にお供えする場合、お菓子や果物はお皿に入れてお供えし、お線香や灯明をし供養します。お墓の場合、食べ物は直接置かず二つ折りにした半紙や懐紙の上に置いてお供えし、お参りの後にはカラスなどのエサにならないよう持ち帰った方がよいですね。

 

お彼岸のぼた餅とおはぎ

お彼岸にお供えする代表的なお菓子に、あんこにくるんだお餅で「ぼた餅」と「おはぎ」がありますね。この違いは何なのかご存知でしょうか。春のお彼岸に用意する「ぼた餅」は「牡丹餅」と書き、秋のお彼岸に用意する「おはぎ」は「お萩」と書きます。ぼた餅は春のお彼岸の頃には「牡丹(ぼたん)」の花が咲き、秋のお彼岸の頃には「萩(はぎ)」の花が咲くことに由来しています。実は呼び名が違うだけで、ぼた餅とおはぎは同じものなのです。

お彼岸に何故ぼた餅(おはぎ)をいただくようになったのでしょうか。小豆の赤色には災難が降りかからないようというおまじないの効果があると信じられていたことに由来し、邪気を払う食べ物としての信仰からご先祖様への供養と結びついたと言われています。お彼岸にぼた餅(おはぎ)をご先祖様に捧げ、いつもより手厚くお参りしご先祖様や故人への感謝の気持ちを伝えるひと時にしたいものですね。

 

いかがでしたか。あなたはちゃんと知ってる?「お彼岸」5つの常識をお伝えしました。

お彼岸というのは、ご先祖様の御霊に感謝し故人をしのびながらお祈りし心通わせる大切な行事です。春と秋に行われる意味を知ると、手を合わせる気持ちもさらに深いものになることでしょう。お彼岸は皆が揃ってお参りできれば良いのですが、仕事の都合で行けなかったり、遠方で時間が取れない場合もあることでしょう。そんな時どうすればよいか悩みますよね。

しかし、一番大切なことは、ご先祖様を思う気持ちです。お彼岸に実家やお墓参りに行けない場合は、お供えの品を送ったり後日行けるように予定を立てるようにしましょう。必ずしもお彼岸の当日にお墓や仏壇にお参りすることが大事ではありませんので、無理をせず心にゆとりを持って手を合わせるとよいですね。お彼岸はご先祖様を想い、気持ち清らかに迎えたいものです。

まとめ

「お彼岸」とは

・お彼岸とはご先祖様への感謝と故人を偲び供養する大切な日のこと
・お彼岸は「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のこと
・お彼岸は仏具やお墓の掃除をし清らかな心で過ごすことが大切
・お彼岸のお供えはお菓子・お花など仏事に相応しいもの、あるいは個人が好きなものを用意する
・「ぼた餅」と「おはぎ」は同じものだが季節によって表現が違う


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