大好きな人が亡くなってしまったときでも、喪主はその悲しみに暮れてばかりはいられません。故人がこの世に生を受けている間にお世話になった全ての方、葬儀に参列してくれた方々に、故人に変わってお礼の言葉を述べるという大事な任務があります。
でも、喪主って人生のうちでそう何度もやるものではありませんので、どう立ち振る舞ってよいのか?どんな言葉で挨拶をしたらよいのか?迷ってしまう方も多いでしょう。
多くの喪主の方が悩まれるのが、喪主の挨拶だと思います。インターネットで調べて考える方が多いと思いますが、やはり理想はご自分の言葉で、参列してくださった皆様にお伝えしたいですよね~。そこで、今回は喪主の方に是非見て頂きたい内容となっております。題して「ゲストに感謝の気持ちが伝わる、喪主の挨拶7つのポイント」です!
ゲストに感謝の気持ちが伝わる、
喪主の挨拶7つのポイント
その1.生前、故人から聞いていた参列者との思い出話を話す
葬儀に来ていただいている人は、故人が生きている間に何かしら関わりがあった方です。きっと故人と、その方々の間には数々の思い出があったことと思います。日常会話の中であなたが聞いていることはありませんか?
学生時代の友達と旅行に行った話を楽しそうにしていたとか、会社には本当に楽しく通っていたとか、趣味を一緒に楽しめる友人がいて嬉しいとか・・・あなたが聞いていた話を是非、挨拶の中で話してあげてください。
インターネットから、挨拶の定型文を引っ張ってくることは簡単です。でも、それでは当たり障りのない話で終わってしまいます。故人と参列者の距離を縮めるためにも、是非話してみてくださいね。
その2.上手に読もうと思わない
あなたはアナウンサーではありません。ですから、うまく伝えようと思わないでください。書いてきた下書きを一字一句間違えずに読み切るのが、良いのではありません。喪主が参列してくださった皆さんに話す挨拶は、「口で読むのではなく、心で伝える」のです。
きっとあなたの伝えたい!という気持ちが、参列者の方へ届くと思います。上手に読もうと思うから緊張してしまうのだと思います。間違えても、言葉に詰まっても、泣いてもいいんです・・・ただ伝えたいという気持ちが大事です。
その3.難しい表現は使わない
喪主の挨拶で、よく四字熟語などを使用する方がいらっしゃいます。その方お伝えしたいのは、「無理しなくて良いよ」ということです。故人と過ごした時間、故人の人生が四字熟語にまとまるはずがありません。人前で話すときはどうしても大人びた文章になってしまいがちですよね?
でも、喪主の挨拶は難しい文章やかっこいい文章などいらないのです。耳だけで聞いてもきちんと内容がわかるくらいの文章で良いと思います。普段使わないような言葉で話すよりも、普段あなたが使う言葉で、皆さんに伝えるのが一番ですよ!
その4.長々と話さない
大体目安は3分ほどと考えてください。長々と話すと、聞いている方も話す方もつかれてしまいます。実際には、1500文字位がちょうど良いでしょう。
故人に対するあなたのお気持ちを、満足のいくまで行くまで話したい気持ちはわかります。ですがここではぐっとこらえて、挨拶を聞いて下さっている方々の気持ちになりましょう。完結にまとめたほうが、気持ちがぐっと入っていきますのでおすすめです。
その5.下書きの紙ばかり見ない
喪主の挨拶は、事前に書いてくる方がほとんどだと思います。ですが、下書きの紙ばかり見てはあなたの皆様への感謝の気持ちは伝わりません。参列者一人一人の顔を見ながら、言葉をかみしめるように話していきましょう。理想的な方法は、一字一句書くのではなくて、タイムラインのように時系列でまとめて置いた方がより自然に話すことが出来ます。
その6.その場で感じたことを最後に付けたす
喪主の挨拶は事前に考えてこられる方がほとんどですよね。もちろん、それで良いと思います。ですが、最後に今日自分が感じた気持ちを一言加えてみてはいかがでしょうか?
上記で述べ通り、難しい言葉はいりません。「感謝しています。皆さまの存在に心から助けられました。ありがとうございました」で上等だと思っています。
その7.挨拶の前後のお辞儀はやや長めに
感謝の気持ちは言葉でだけでなく、あなたの立ち居振る舞いからも感じることが出来るはずです。日本人特有の文化ではありますが、お辞儀は感謝の気持ちを伝える最大のコミュニケーション方法だと思います。
挨拶の前後のお辞儀を少し長めしてみてください。心の中で「あ・り・が・と・う」と言いながら、お辞儀に感謝の気持ちを込めるのです!
いかがだったでしょうか。
ゲストに感謝の気持ちが伝わる、喪主の挨拶7つのポイントをご紹介しましたがいかがでしたか?挨拶というと、その文面ばかりに気を取られがちですが、感謝の気持ちはその思いがしっかりと心の中にあれば醸し出す雰囲気から感じ取ることが出来ますし、お辞儀、目線、振る舞いの一つ一つが感謝を表すツールとなるのです。さぁ皆さん、このような状況になったら是非とも参考にしてみてくださいね。
まとめ
ゲストに感謝の気持ちが伝わる、喪主の挨拶7つのポイント
1.生前、故人から聞いていた参列者との思い出話を話す
2.上手に読もうと思わない
3.難しい表現は使わない
4.長々と話さない
5.下書きの紙ばかり見ない
6.その場で感じたことを最後に付けたす
7.挨拶の前後のお辞儀はやや長めに