花嫁の手紙は、結婚式のクライマックスに多い感動的な演出ですよね。女性にとって結婚=嫁ぐという意味なので、育ててくれた両親に、感謝の気持ちを伝えたい、と思うのは当然のこと!
花嫁のご両親の気持ちを考えると、娘からの手紙は思わず目頭が熱くなるのではないでしょうか。ただ花嫁の手紙は、書き方に苦戦する方もたくさん。「花嫁の手紙を期待しているゲストも多いので失敗したくない!」想いが空回りすることもありますよね。
そこで今回は、そんな女性を応援するために、花嫁の手紙のコツを7つに絞ってお伝えします。特に、何に注意して書いていけば、ゲストにも好感の持てる花嫁の手紙になるかを中心に、簡単にまとめてみました。
真っ白な状態から書くよりもずっと、クオリティも高くなるはずですので、想いが伝わる花嫁の手紙になるように、ぜひ一読してから書き始めてみてください。
花嫁の手紙で感動を伝える☆
まとめやすい7つのコツ
何を伝えたいのか、テーマを決める
まずは、花嫁の手紙のテーマを決めるのが先決。自分が何を伝えたいのか、誰に伝えたいのか明確にしておく必要があります。感謝を伝えるだけでは決定打に欠ける、と考えて、どんなエピソードについて伝えたいのかを、検討してみてください。
【 花嫁の手紙、テーマ 】
★ 幼少期のエピソードなのか、社会人になっての出来事なのか…、ご両親とのやり取りで印象に残っているものでもOK!
・ 走馬灯のように、色々と思いが巡るものなので、いろいろ書きたくなる段階ですが、テーマはひとつに絞ることがポイント。簡潔にまとまりスッキリしやすいです。
花嫁の手紙の、構成を考える
花嫁の手紙を読む時間は、プログラム上せいぜい1分~2分程度。この時間に読める文字数は600字~800字といったところです。
【 花嫁の手紙、構成 】
★ 手紙の構成で1番キレイにまとまるのは、「導入+展開+結び」。この流れがゲストやご両親に聞きやすく手紙としてまとまった文章。
・ 導入では現在の気持ちなどを、展開ではご両親とのエピソード、結びではこれからの決意や締めの言葉を意識して、それぞれ組んでいくのが一般的なまとめ方です。
自分らしい花嫁の手紙
花嫁の手紙で感動を伝えるためには、自分の言葉が何よりのポイント!形式張った言葉は相手の心を動かしません。
【 花嫁の手紙、自分の言葉 】
★ できるだけあなたの言葉で書くことを心がけてください。そして、誰が聞いていても分かりやすい言葉を使うことも大切。
・ せっかくの花嫁の手紙が、ただのプログラムの一つになってしまわないように、両親に語りかけるように書き進めるとスムーズ。
ただし、「です、ます調」で花嫁の手紙を作成していく方が、自然さとキチン感が出て好印象です。
エピソードは具体的に
展開とパートで書いていくエピソードですが、できるだけ具体的にかつ簡潔にしていきたいもの。
【 花嫁の手紙、エピソード 】
★ ゲストにも明瞭に伝わるコツは、「誰と何があって自分はどう思ったのか」このことに注意して、書いていくこと。
・ できればエピソードのお話は、ご両親それぞれの具体的な出来事を書いていくと、バランスが取れてベター。
父親ばかり、母親ばかりのエピソードは聞いているゲストも、ちょっと飽きてしまうので気をつけてください。片親の花嫁の場合は、エピソードを2つに増やすと、メリハリがつきます。
常に冷静に伝える
花嫁の手紙で感情的に書いてしまうと、後々恥ずかしい思いをしかねません。
【 花嫁の手紙、伝え方 】
★ 気持ちが入ってしまいがちなご両親への手紙ですが、できるだけ冷静に書いてください。
・ 淡々と簡潔に誰が聞いていても、分かりやすくを意識して作成していくと、ゲストも入り込める花嫁の手紙が仕上がります。
過度な演出はNG!
花嫁の手紙での過度な演出は、意外にもNG!結婚式の定番となった「花嫁の手紙」ですが、みんな快く思っているとは限りません。「また感動の押し売り?」と思っている方も、実際にはいる事も理解して準備をすると安心。
【 花嫁の手紙、過度な演出は控える 】
★ 感動は涙を誘うものばかりではありません。少し面白エピソードを加えても、その人らしさやある種の感動を与えることが出来るはず。
・ 花嫁の手紙を代読したり、手紙をご両親に渡すだけのプログラムの方も増えてきたほど…。
無理に感動しそうな曲を、BGMとして選ばなくてもいいのです。もし花嫁自身涙を誘う演出が嫌いであれば、必ずしも従うことはありません。演出一つ一つにもこだわって、納得行くプログラムにしてOK!それがあなたらしさにつながります。
仕上がった花嫁の手紙、声に出して読んでみる
花嫁の手紙を黙読していると、気が付かないことも多々あります。文章が変だなとかわざとらしいところなど、あるかもしれません。
【 花嫁の手紙、最終チェック 】
★ 仕上がった花嫁の手紙を、声に出して読んでみて、本番の結婚式に読めるのか確認したら、準備は完了!
・ 自分ではOKと思ったことも、他人が聞くと変だなと思うこともあるので、一度新郎に聞いてもらうのも良いアイデア。
他の人の意見を聞くことで、花嫁の手紙の内容も、冷静な判断ができるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今回は花嫁の手紙を準備するポイントをお伝えしました。悲しいことや辛いことがない人なんて、まずいないもの。花嫁もその一人、辛いことや悲しいことを過ごして、今幸せな結婚式を挙げようとしています。
花嫁の手紙を読む際、こみ上げる思いもあるかもしれません。ぜひその自然体の姿で、花嫁の手紙を読んでください。ご両親や友人、会社の人も、あなたのことをよく知っているはずなので、同じ様に思いを共有できるはず。
無理している花嫁ではない、素のままで花嫁の手紙を読んだ時、会場は本当の感動に包まれます。フェイクではないあなたの涙は、きっといろんな方の心を打つはず。無理をせず自然体!それを合言葉に花嫁の手紙を読み上げてください。
まとめ
花嫁の手紙を準備するポイント
・まずエピソードのテーマを決める
・600字~800字を目安に構成していく
・言葉遣いは「です」「ます」調にする
・自分の言葉で作成する
・みんなにわかるような表現を心がける
・冷静に手紙を書いていく
・仕上がったら声に出して読んでみる
・涙を誘う過度な演出はしない