告別式の代表挨拶。参列者の記憶に残る、心に響く言葉6選

告別式の代表挨拶。参列者の記憶に残る、心に響く言葉6選

危篤の報を受け取ってから、ばたばた病院に駆けつけ、しっかりとお別れもする間もなく亡くなってしまった故人。悲しみに浸る間もなく、次々と段取りされるお通夜や告別式。近所隣りの方々や、長年深い付き合いをしていた友人、何年かぶりに顔を出してくれた知人、私たち遺族は全く顔を知らないけれど、故人の訃報を聞いて駆けつけてくれた方など、多くの方々に参列していただきました。

お通夜や葬儀の間は、ただ座って参列者の挨拶を交わすだけでよかったですが、告別式も終了間近になり、代表挨拶の時が近づいてきます。遺族自身も悲しみの渦中にある今、告別式でどのような代表挨拶をすれば良いか、悩んだことはありませんか?今回は、ポイントを挙げながら、告別式での代表挨拶についてご紹介します。



 

告別式の代表挨拶。
参列者の記憶に残る、心に響く言葉6選

 

故人の思い出を話しましょう


参列者の中には、しばらく音信が途絶えていた方や、年賀状などのやり取りをしてはいましたが、顔を合わせるのは久しぶり、という方もいらっしゃいます。故人がここ数年、どのように過ごしていたのか、その様子を伝えることが大切です。

家族とどのように過ごしていたとか、地域の方とどんな風に関わりを持っていたとか、公的なことよりも私的なことの方が、より心に響きます。そのようなことをお知らせしましょう。

 

故人の人柄や功績に触れましょう


故人がある程度の年齢で亡くなられた場合には、その長い人生の間に多くの方々と触れ合っています。そのため、故人の功績を聞くと、その時の自分との思い出が思い出されるという参列者の方もいらっしゃいます。

美化する必要はありませんが、故人の功績を告別式の挨拶に入れることは大切でしょう。また、故人の人柄にも触れてみましょう。長所を披露するのはもちろんですが、そればかりでなく、例えば「頑固者」であったとか、時には「偏屈者」であったとかいう、短所を示す言葉でも構いません。故人の「人となり」をくっきりと浮かび上がらせるようなエピソードが、告別式の挨拶には必要となります。

 

朴訥でも生の言葉で


大勢の参列者の前で行う告別式の挨拶ですので、緊張して頭が真っ白になってしまうかも〜と考え、原稿用紙に前もって、下書きをしておくことは大切かもしれませんが、決まりきった形式の言葉を並べることだけは避けましょう。

言葉に詰まっても、文章が多少おかしくなっても構いません。自分自身の言葉で、故人に対する思いを赤裸々に語ることが、「素晴らしい告別式の挨拶だったね」と参列者に感動を与えることになります。

 

闘病生活等、故人が死に至るまでの経緯をお知らせしましょう


急な病に倒れたり、急な事故に遭ったりと、故人の訃報だけを聞いて飛んできて、その経緯をご存知ない参列者の方もいらっしゃいます。「この前までお元気だったのに、どうしてー」という疑問にお答えするためにも、告別式の挨拶の中で、一言、その経緯を説明することが大切になります。

もちろん、内容を事細かに語る必要はありません。必要最小限度の情報にとどめて構いませんが、故人が亡くなった原因ですので、必ず付け加えましょう。

 

故人が遺族に遺したものを伝えます


天命を全うされた故人はもちろん、残念ながら幼くしてその命を落としてしまった故人でも、必ず家族に遺してくれたものはあります。「どんなものを故人が私たちに遺してくれたのか〜」ということを、告別式の挨拶の中で参列者の方々に伝えることによって、これからの遺族が歩んでいくであろう道も見えてきます。

また、故人が遺族に遺してくれたものが何かを考えることは、遺族が故人を失った悲しみから立ち直るひとつの手段ともなります。ぜひ、考えてみましょう。

 

遺族の心情を伝えます


どんなに平安な、天寿を全うしたような死であっても、遺族には悲しみが残ります。増してや、急な病や事故、あるいは事件に巻き込まれての死は、遺族にとって耐えがたい傷と悲しみを残します。でもそこで、嘆き悲しんでばかりいても、逆に故人が浮かばれません。

突然であっても、つらくても、死はすべての人が避けることが出来ないものですので、そこをきちんと受け止め、故人の遺志を継ぎながら、遺族がしっかりとこれからの人生を歩んでいく、という気持ちを、告別式の挨拶の中で示すことが大切です。その言葉を聞くことによって、参列者の方々も安心をされるでしょうし、今後のサポートについても思いを馳せることができるでしょう。

 

お通夜や告別式には、故人とお別れをしたいという方々が、万難を排して、そして遠方からも駆けつけてくれます。そのため、遺族は告別式での挨拶の中に、故人がどのような気持ちで死に向かっていったのか、という状況の説明を付け加えることが、参列者のお心に報いることになります。

「人の死」というものは、人の心に大なり小なり影響を与えるものです。故人の死を悼んで、嘆き悲しむのは当然のことですが、それだけでは何も残りませんし、前に進むことも出来ません。告別式の挨拶の中で、遺族が故人の死を乗り越え、また故人の遺志を継いで、今後の人生を歩んでいくことをしっかりと表すことが、参列者の心に残る「告別式の代表挨拶」となることでしょう。

 

まとめ

参列者の心に残る、告別式での代表挨拶とは

・故人の思い出を告げます
・故人の人柄や功績にも触れます
・美辞麗句ではなく、自分の言葉で
・死に至るまでの経緯も明らかに
・故人が遺してくれたものにも触れて
・遺族の心情を伝えます