香典返しのお礼状、すぐに使える7つの例文をご紹介

香典返しのお礼状、すぐに使える7つの例文をご紹介

突然の不幸があった時、通夜や葬儀で頂いた香典のお礼をすることを香典返しといいます。

香典返しは四十九日頃を目安にお世話になった方々に感謝の気持ちを込めた手紙を添えて品物を送るものです。

通夜や葬儀の席では、気持ちの余裕がなくきっとバタバタと過ぎてしまったという方が多いでしょう。

でも、香典返しのお礼状を送るのは、気持ちに一区切りついた四十九日の頃ですから、お世話になった方々にきちんと感謝の気持ちを伝えたいものですね。
でもいざ書こうと思ってもなかなか言葉が思い浮かばない・・・なんてこと、ありませんか?

感謝の気持ちを言葉にしようと思っても言葉が出ないなんて、歯がゆい気持ちになってしまいますよね。

思っている感謝の気持ちを上手に言葉に出来るきっかけになる、香典返しのお礼状の例文をご紹介しましょう。

 

香典返しのお礼状、
すぐに使える7つの例文をご紹介

 

 

香典返しとお礼状を一緒に送る場合

香典返しと忌明けのお礼状を一緒に送る場合には、文章の中に香典返しの品物を一緒に送ったことを書いておくようにしましょう。

もちろん、忙しい中葬儀に参列して下さったことへのお礼も忘れずに書くようにしましょう。

例文)お陰を持ちまして○月○日に四十九日の法要をとどこおりなくすませることができました
つきましては、故人の供養のしるしと致しまして こころばかりの品を送らせて頂きました
何卒 ご受納賜りますようお願い申し上げます

 

故人の戒名を入れて書くお礼状の場合

香典返しと一緒に送る忌明けのお礼状に、故人の名前ではなく、戒名を入れて出すこともあります。

せっかくつけていただいた戒名をお知らせするいい機会にもなるでしょう。

故人の名前と並列するような感じで、わかりやすく戒名も書くようにしましょう。

その場合には、次のように書いてはいかがでしょう。

例文)先般 亡祖母 ○○△△の永眠の際にはご行為を賜りまして厚く御礼申し上げます
お陰を持ちまして○○院△△士 の四十九日法要を本日相営みました

 

神式で忌明けのお礼状を書く場合

神式の場合の香典返しと一緒に送るお礼状の書き方は、神式に合わせて書くようにしましょう。

仏式では、四十九日という概念がありますが、神式では、10日めに十日祭、50日めに五十日祭があり、五十日祭を持って忌明けというように考えられていますので、四十九日ではなく五十日祭としてお礼状を書きましょう。

例文)先般は亡祖父○○の永眠に際しましてはご厚意を賜りありがとうございました
お陰をを持ちまして五十日祭も滞り無く相済みました

 

キリスト教式のお礼状を書く場合

キリスト教式の場合には、香典や香典返しという概念はありませんが、お礼状を書く際には、その部分を上手に書くようにしましょう。

仏式の四十九日にあたるものとして、キリスト教式では1ヶ月目に召天記念日というものがあります。

遺族・親族・友人・知人などが集まり、牧師による聖歌を斉唱した後、茶話会などを開くものです。

また「永眠」という言葉に変えて「召天」という言葉を使いましょう。

例文)お陰を持ちまして召天記念会も滞り無く相済みました

 

香典を慈善団体に寄付したお礼状

香典は、そもそも通夜や葬儀を執り行う際にお金の心配をしなくていいようにという互助的な意味合いも含まれています。

香典返しは半返しと考えられていますが、きちんとした使い道であればお世話になった方にはご報告して納得して頂けるでしょう。

故人の意思であれば、それを尊重したことを伝えましょう。

例文)なお 四十九日に際し 故人のたっての遺志により○○△△へ御芳志の一部を寄贈し供養に代えさせていただきました
何卒 ご諒承の程お願い申し上げます

 

句読点は使わずに書くよう気をつけて

忌明けのお礼状には句読点は使わないと言われていますが、その理由には諸説あります。

葬儀や法事などが滞り無く済むように願う気持ちや、つつがなく住んだことを伝えるという意味があるとされています。

また昔は毛筆を使って書いていたため、句読点というものが使われていなかったという説もあります。

例文)先般、亡祖父○○△△の永眠に際しましては、ご厚意を賜りありがたく厚くお礼申し上げます。

先般 亡祖父 ○○△△の永眠に際しましては ご厚意を賜りありがたく厚くお礼申し上げます

 

直接伺ってお礼を言えないお詫びを

香典返しと一緒に送る忌明けのお礼状はあくまでも略式のものと考えましょう。

忌明けのお礼状にかぎらず、本来お礼は直接伺って伝えるべきもので、それをお礼状という形で送るのですから、その点をお詫びする文章を必ず入れるようにしましょう。

またお目にかかるをへりくだる言葉として「拝眉」という言葉を使いましょう。

例文)本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが 略儀ながら書中を持ちましてお礼方々ご挨拶を申し上げます

 

いかがでしょうか。香典返しと一緒に送るお礼状は直接会って言えない感謝の気持ちを伝えるものでしたよね。

一番いいのは、直接会ってお礼と感謝の気持ちを伝えることですが、それが出来ないためにお礼状としてお送りする訳なのです。

ですから、本当にお世話になった方や、高額の香典を故人にあてて下さった方等、気持ちを伝えたいと思うからには、ぜひ機会を作って頂いて直接お礼と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

それが出来ない方にはお礼状をお送りするのですが、定型文をそのまま使うだけでなく、ほんの一部だけでも自分の言葉を入れてお礼状をお送りしたいものですね。

 

まとめ

香典返しのお礼状、すぐに使える7つの例文をご紹介

・香典返しとお礼状を一緒に送る場合
・故人の戒名を入れて書くお礼状の場合
・神式で忌明けのお礼状を書く場合
・キリスト教式のお礼状を書く場合
・香典を慈善団体に寄付したお礼状
・句読点は使わずに書くよう気をつけて
・直接伺ってお礼を言えないお詫びを


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