結婚式にファーのボレロやストールがダメな5つの理由

結婚式にファーのボレロやストールがダメな5つの理由
結婚式で女性の方のスタイルを想像してみると、パーティードレスにファーボレロやストールを羽織っている姿が浮かびやすいですよね。結婚式で、ファーボレロやストールは定番のファッションとなっているように思う人も多いですが、実は結婚式ではNGなスタイルでもあるのです。

近年、結婚式はカジュアル化され、昔と比べるとそのマナーのハードルも緩やかになってきているように感じる人も多いはずです。しかし、結婚式での最低限のマナーとしてファーボレロやストールは遠慮しておいた方がいいことを頭に入れておきましょう

では、なぜ結婚式でファーのボレロやストールがダメなのでしょうか。そこで今回は、結婚式にファーのボレロやストールがダメな理由について分かりやすくお伝えします。

 

結婚式にファーのボレロやストールが
ダメな5つの理由

 

ダメな理由1「殺傷をイメージさせてしまうから」

みなさんもよく耳にしたことがあるかと思いますが、冠婚葬祭のタブー、それは殺傷をイメージさせることですよね。動物の毛皮は殺傷のイメージになりますのでおめでたい結婚の席では避けられてきました。

しかし、最近の結婚式ではフェイクファーだから付けても大丈夫という風潮も流れているのです。若い人ほど特に気にしていないという人も少なくありませんし、フォーマル服専門の人ですらNGとは言わないのです。

ただ、殺傷をイメージするので避けておいた方がよいという概念は、年配の方ほど強く持っています。結婚式は新郎新婦を立てなければいけません。新郎新婦と繋がりのある親族やその他の人から悪い目で見られることになるのは、そのゲストを招いた新郎新婦になってしまいます。

結婚式には新郎新婦のご親族が多く出席することでしょう。ご親族が多いということは必然的に年配の方も増えるということになります。結婚式にファーのついたものを身に着けることで、新郎新婦のイメージダウンに繋がるかもしれない、そう考えると、ゲストとして新郎新婦へ配慮をしたいところです。

 

ダメな理由2「ファーの毛が抜け落ちるから」

結婚式というお祝い事では、なにかと縁起が重要視されます。結婚式の日取りだけでなく、招待状の発送をする日も大安を意識したりと縁起を担ぐのです。結婚式でファーのボレロやストールを身に着けるということは、そのファーの毛が抜け落ちる可能性があるということになります。

どうしてもファーの毛は抜ける・落ちるということで縁起を担ぐ上でマイナスのイメージが働いてしまいます。また、結婚式でファーを身に着けていると、毛が抜け落ちるだけではなく、埃も舞いやすいということから、料理や他の人の口などに入る可能性から衛生面を気にされる人も多いです。

これはリアルファー・フェイクファー問わず、毛やほこりを飛び散らかす原因となるものですので、避けておきたいところです。ほこりや毛の飛び散りに敏感な方は、くしゃみや鼻水が止まらなくなります。

せっかくの結婚式の場でくしゃみや鼻をムズムズさせてしまうというのは場の雰囲気も悪くしてしまいます。アレルギーの方もいらっしゃるかもしれません。もしかしたら・・・という万全の配慮にも備えたいところです。

 

ダメな理由3「本来の活用方法は防寒着だから」

動物の毛皮で出来ているファーは、そもそも寒い地方に住む人たちが防寒着として活用してきました。ですので、ファーは防寒着という部類に属することになり、防寒着ということはコートと同じような扱いになるのです。コートは結婚式場まで着て行きますが、式場内では脱いでクロークに預けますよね。

それを考えると、ファーのボレロやストールは結婚式場内に着てはいるものとしてはふさわしくないと言われています。コートの上着にファーが一部付いているタイプのものは、クロークに預けて結婚式場内へ持ってはいるものではありませんので、そこは細かく気にする必要はありません。

 

ダメな理由4「他のゲストへの配慮をしたいから」

先にも話しました、ファーの毛が抜け落ちるからということと重なる点もありますが、他のゲストへの配慮のためでもあります。一度身に着けたことがある方はよくお分かりかと思いますが、ファーは思っている以上に毛が抜けてしまいます

結婚式にはみなさん正装をされており、男性はブラックスーツを着る人が多く、女性も高価な着物で出席する人もいます。新郎新婦と写真を撮りに前へ行ったとき、また写真撮影のためみなさんで肩を寄せ合い集合写真を撮ったとき・・・お隣にいた人の服にファーの毛がついてしまったらそれは失礼になってしまいます。

またファーを身に着けるということは、季節は冬になりますよね。静電気の発生しやすい季節ですので、相手に毛がついた場合は払っても取れにくいという可能性もあるのです。せっかくの結婚式です。他のゲストの人にも不快な思いをさせないためにもファーは考えたいところです。

 

ダメな理由5「華やか過ぎるイメージを与えてしまうから」

結婚式で着飾るためにファーを身に着けるとグッとおしゃれになり、見た目の華やかさも変わりゴージャスになりますよね。どんなにシンプルなワンピースを着ていたとしても、ボリュームのあるファーやボレロを身に着けるだけで印象はがらりと変わるものです。

結婚式では新郎新婦を立てないといけませんので、そのファーのボレロやストールでゴージャスさを演出しすぎてしまうとお二人よりも目立ってしまいます特に花嫁よりもゲストが目立ってしまうことは結婚式でもっともタブーとされています。

花嫁と並んで写真を撮るときに・・・ゴージャスなファーを身に着けているとどうしてもその華やかさが際だってしまいます。どうしても目を引きがちなボリュームのあるファーやストールは、花嫁よりも目立つ可能性も出てきますので避けたほうがよさそうです。

 

いかがでしたか。結婚式でファーのボレロやストールを身に着けるということは、縁起上の問題だけではなく、他のゲストへの気配りにも関わってくることがわかりました。結婚式には小さいお子さんからご年配の人まで幅広い年代の人が集まります。ファーの使用に関して絶対的なNGということはありませんが、親族が多い結婚式や年配の人が多く出席している結婚式では、ファーは身に着けないほうが無難ということになります。

若い人たちは結婚式でファーを身に着けることに抵抗を持つ人は少なく、ファッションの一環として楽しんでいることでしょう。どうしてもファーを身に着けていきたいというときは、カジュアルな結婚パーティーだったり2次会などで身に着けることをおすすめします。

せっかくの結婚式です。新郎新婦・出席しているゲストのみなさんへの配慮を忘れずに楽しい結婚式にしましょう。

まとめ

結婚式でファーがだめな理由とは

・殺傷をイメージさせてしまうから
・ファーの毛は抜け落ちやすいため縁起上と衛生面
・ファーは防寒儀という考え
・ファーの毛が他の人に付くかもしれないという配慮
・華やかな印象のファーが花嫁より目立つ可能性があるから


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