結婚式で悩みがちなご祝儀、5つの疑問をスッキリ解決!


人生最大のイベントとも言える結婚式は大変喜ばしい行事の一つですが、参加する際にはご祝儀を持参しなければなりませんよね。意外にもこのご祝儀についてのルールをあまり詳しくご存じでない方もおられることでしょう。

皆さん正しくご祝儀を包むことができているでしょうか。新郎新婦との関係性に見合った金額を作法を守って包むことができていると自信を持って言えますか。

一歩間違えてしまうと、せっかくの祝いの場で新郎新婦に嫌な思いをさせてしまうかもしれないのです。こうなってしまうと渡す側も渡される側も悪い思い出になってしまいます。そうならないためにもポイントは押さえておきたいところです。

そこで今回は、結婚式で悩みがちなご祝儀についての5つの疑問の答えをお伝えいたします。

 

結婚式で悩みがちなご祝儀、
5つの疑問をスッキリ解決!

 

結婚式のご祝儀相場は?

結婚式と一言で言っても、様々な関係の人の結婚式に出席をすることがあるでしょう。例えば、親族や友人、また会社の上司や同僚、後輩など関係性はさまざまです。では結婚式のご祝儀相場はどうでしょうか。

まずは身内の親族の場合は5万円ぐらいが妥当です。20代~30代で3万円~5万円40代から50代では5万円以上を包む場合もあります

では友人の場合はどうでしょうか。一般的には3万円です。仕事関係の人の場合は立場を問わず3万円と考えれば大丈夫でしょう。

また夫婦二人で出席する際は5万円または7万円を包むのが一般的です。6万円だと偶数になってしまうため、5万円などの際は別途プレゼントなどが必要です。

大原則として、結婚式はお祝い事なので、金額は4や9を避けた奇数が基本となります。ただ近年はペアを意味する2や末広がりの8は縁起が良いということで使われる場合もありますが、3万、5万、7万が結婚式のご祝儀では無難でしょう。

 

結婚式の祝儀相場が決まっているのはなぜ?

相場が一般的には3万円と言われますが、これはどこから出てきている数字なのでしょうか。

結婚式をあげた方ならすぐにお分かりかと思いますが、料理・飲物がだいたい1万円~2万円ほど、引出物で5千円程度の費用が結婚披露宴でかかります

それにお祝いの気持ちを上乗せし、キリの良い奇数の数字にすると3万円となるわけです。

余談ですが、結婚式のご祝儀の歴史は意外にも浅く約30年ぐらいと言われています。バブル期のお金回りが良かった頃の基準が継続されたままできているので、一見高く感じてしまうのです。

昔は互助精神的な前提基盤があり、お金は回りモノで自分たちの時に回収できるという考えがありました。しかし現代では結婚観も多様化していて公平に回収できないご時世になっています。

そこで近年では会費制の披露宴であったりが増えつつあります。

 

祝儀相場よりも増減がOKなケースもある?

ただ、必ずしも相場である金額を入れなければならないというわけではありません

ご祝儀はお祝いの気持ちを伝える手段の一つですから、気張って多く入れる必要はないのです。

結婚式のご祝儀は気持ち3割、世間体7割と言われるように、金額だけではなくその人の常識やマナーなどが一緒に見られているもの

学生や社会人になりたての時など、金銭的に余裕がなければ2万円でも失礼にはなりません

また近しい親族や、可愛がっている部下に多くを包むということも現実的にはあります。最終的にはお祝いの気持ちが大切なのです。

 

どんなご祝儀が嫌がられるのか?

結婚式のご祝儀にはマナーが存在しますので、やはり常識は押さえておきたいところ。その大原則が破られているものは嫌がられます。先にもお伝えしましたが、数字なら4や9のつくもの及び偶数です。

4は死を9は苦をイメージさせるので祝い事には使いません。また偶数も割り切れることから別れを想像させるとしてふさわしくないとされています。

また祝儀袋と中身の金額の格があっていない、表書きの字が雑であったりお札が汚いといった場合もマナー違反で嫌がられます。

 

ご祝儀を包む際の注意点は?

注意すべきは金額だけではありません。相手方に嫌な思いをさせないためにもしっかりとマナーを守りましょう。

まず1つ目に金額に見合った祝儀袋に包むようにしましょう。目安は、3万円までは派手すぎないシンプルなものがベターです。5万円以上であれば高級感がある和紙や水引などに立体感のあるものなどが良いでしょう。

2つ目は新札を用意して入れましょう。新札とは銀行で発行されてまだ誰も使用していないもののことです。銀行やホテルなどで両替して手に入れましょう。

3つ目はお札は奇数枚にして入れましょう。偶数は割り切れて別れを連想させ失礼にあたります。2万円の場合でも枚数を奇数にするために1万円札1枚と5千円札を2枚で計3枚としましょう。

4つ目はお札の入れる向きを揃えましょう。お札を入れる向きは顔が表側を向くように、肖像画の方が祝儀袋の入り口側ヘくるように入れます

最後に、受付ではご祝儀を渡す手順を間違えないようにしましょう。必ず袱紗に包んで持参します。祝儀袋を取り出し袱紗の上において持ち直し、両手で受付の人側に向けてお祝いの言葉と共に渡します。その後、袱紗をカバンにしまい芳名帳に記載する流れです。

この5つのポイントをおさえておけばマナーの悪い人にはならないでしょう。

 

いかがでしたか。結婚式のご祝儀に関する疑問にお答えしました。

一生に一度の晴れ舞台ですから、ご祝儀を渡す方も渡される方も良い思い出の結婚式となるように、自分がいくらをどのように包めばよいのかをしっかりチェックして臨むようにしましょう。

また、いくら気持ちが大事といっても土地柄や関係性によって金額の相場やマナーも異なることがありますので、悩んだ場合は一緒に参列する人にヒヤリングをして間違いがないように確認することも必要です。

いつ結婚式に招待されるかはわからないもの、あらかじめきちんと確認してからご祝儀を包むことをおすすめします。

おめでたい結婚式です。良い思い出となるようにマナーを守り、心から新郎新婦をお祝いしましょう。

まとめ

結婚式のご祝儀を包むなら

・まずはご祝儀のマナーを知ろう
・金額相場は3万円が一般的だが、必ずしも相場通りではない
・相場の3万円は費用+気持ちを表したもの
・マナー違反は嫌がられるので気を付けよう
・ご祝儀を包む際の5つのポイントを心得よう


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