「結婚式の服装には、いろいろなマナーがあったはず・・・」そうなのです!
きちんと「結婚式におけるマナー」を考えているあなたは、きっと、素敵な女性だと思います。マナーは相手を思いやる気持ちからくるものです。結婚式におけるマナーは、他でもなく「新郎新婦の二人をお祝いしたいという気持ち」です。
ゆえに、例えば、不吉なこと・お祝いに相応しくない事柄はNGとなり、服装に関しても然りです。また、結婚式のゲストとしてマナーを欠いた服装は、ご自身のみならず、新郎新婦にも恥をかかせてしまいますので、大人の女性として最低限のマナーは守りましょう。
コーディネートの際は以下の7つのNGを避けるだけで、最低限のマナーは守れるはずです。では、「結婚式の服装・これだけは避けたい7つのNG~女性編~」と題し、結婚式の服装マナーについてご紹介していきましょう!
結婚式の服装・これだけは避けたい
7つのNG~女性編~
NGカラー「白」
これはもうご存じの方も多いと思いますが、「白=花嫁の色」ですので、結婚式当日にゲストが白の装いで行くのはNG。
その他、オフホワイト、うすい色のベージュやグレー、パステルカラー系のものも、遠目には「白」に見えますし、また、写真に写った際に白っぽく写ってしまう事もあり、結婚式の服装としては好ましくないでしょう。
また、白いジャケットなどは着席すると上半身の「白」しか見えませんので、極力、避けたほうが無難でしょう。(他のカラーのワンピースをジャケットの下に着用していたとしても)
NGカラー「全身・黒のみ」
結婚式の装いで一番多いのが「黒」。
体型をカバー出来たり、座りジワが目立ちにくいといった実用的な点も人気の理由ですが、よく聞かれるのは「コーディネートを考えなくても良いところ」です。
但し、一歩間違えると、「お祝いごと」の対極にある「忌みごと(ご葬儀)」に見えてしまうので要注意。「全身・黒ずくめで、アクセサリーはシンプルなパールのネックレスとイヤリングのみ」では、お祝いしたい気持ちも感じてもらえませんよね。
もし「全身・黒」になってしまった場合、以下のような点を取り入れてみると良いでしょう。服の素材は、光沢のあるシルクやサテン素材、生地にラメが織り込まれているものなど、華やかな素材のものを。
また、小物で華やかさをプラスするのも簡単な方法です。パーティー用の小ぶりのバッグやコサージュなどもパーティー感が増します。もちろん、ネックレスやピアスなども派手になりすぎない程度に華やかなものを選んでみて下さい。
NGカラー「新婦のカラードレスと同じ色」
当日は、新婦のドレスの色と同じ色は避けたほうが無難です。もし、事前に聞けるようであれば、新婦に「お色直しのドレスの色」を聞いておきます。
場合によっては、「披露宴でドレスの色当てクイズがあるので教えられない」などという事もありますので、その場合には、新婦の好きな色や季節的に選ばれそうな色は新婦に譲ってあげましょう。
一概には言えませんが、ご参考までに「新婦が選ぶカラードレスの傾向」は以下の通りです。
春(特に桜の開花時期)→ ピンク
夏 → ブルー
クリスマスシーズン → 赤・ゴールド・グリーン
黒ストッキング
一般的に結婚式にベストなストッキングは「ナチュラルカラー」です。
しかし、意外と多いのが「黒ストッキング」の着用です。黒のストッキングは弔事用(ご葬儀用)という考え方もありますので、特に幅広い世代の方がお見えになる席の場合は、黒ストッキングは避けた方が無難かもしれません。
もし、どうしても選ぶ場合には、ラメ入りのものやポイントにラインストーンをあしらったものなど華やかさを添えることを忘れずに。
毛皮・蛇皮などの皮製品
生き物の皮は「殺生」をイメージさせるので、お祝いごとの席には相応しくありません。
リアル・ファーでなくても、一見してそれと分かる豹柄やゼブラ柄もNGです。
また、冬場のガーデンなどでは、暖かいファーのボレロやケープをまといたくなりますが、今はガーデンウエディングを行う会場ではゲストの方々に羽織るものを用意してくれるところも多いので、防寒優先の観点で服装を選ばなくても大丈夫なものです。
露出の多い服装
流行のシルエットや自分の体型を活かせるドレスを選びたいものですが、露出の多いものは結婚式の場では控えたほうが良いでしょう。
胸元が開き過ぎているもの・ミニスカート・おへそのチラ見せ(さすがにコレはあまり無いと思いますが)など、流行のドレスであっても「結婚式の服装」としては好ましくありません。
また、意外と知られていないのが、「昼間のパーティーでは露出を控える」という点です。
ノースリーブのドレスやワンピースの時は、ボレロやストールを合わせて肌を出さないようにしましょう。(夜の時間帯のパーティーではOK)
つま先の出るパンプスやミュール
つま先の出るタイプのパンプスは、諸説ありますが、「つま(妻)が先に出る=妻が出しゃばる、妻が先に逝く(亡くなる)」などと言われ、縁起を担ぐお祝いごとの場では避けたほうが無難です。
また、ミュールは、ご年配の方にはサンダルに見えてしまうこともありますし、歩く時に足音も立ちやすいのでやめておきましょう。
どちらにしても、フォーマルな場では「つま先やかかとは隠すもの」という観点からも、こういったタイプの靴は選ばずにおいたほうが良さそうです。
いかがでしたか。
「では一体、何を着て行ったらいいの?!」と思われている方もいると思います。
前述の通り、結婚式には本当にたくさんのマナーがありますが、その源は「お祝いしたい気持ち」です。
最低限のこの7つのポイントを押さえたら、あとは、あなたの笑顔・おめでとうの言葉・惜しみない拍手・・・といった「あなたの在り方」が、当日のあなたのドレスの総仕上げをしてくれることでしょう。
どうぞ、難しく考えすぎずに「お祝いしたい気持ち」を服装ではどう表現したらいいかな・・・そんな風に考えてみて下さい。
まとめ
結婚式の服装・これだけは避けたい7つのNG~女性編~
・NGカラー「白」
・NGカラー「全身・黒」
・NGカラー「新婦のドレスと同じ色」
・黒ストッキング
・毛皮・皮製品
・露出の多い服装
・つま先の出るパンプスやミュール