法事とは?年忌法要で注意すべき6つのこと

法事とは?年忌法要で注意すべき6つのこと
幼かった頃から親と一緒に親戚の法事に出向いた経験のある方は少なからずいらっしゃることでしょうが、では、法事とは何か?と聞かれて具体的に説明できる方はそう多くはないですよね。子供の頃の「法事とは、お参りをしてみんなでご飯を食べること」といったぐらいのイメージしかない方もいるかもしれません。お葬式が終わってからも年忌法要といった色々な儀式があることは分かっていても、詳しくどのようなものなのかは若い人ほど分からないものです。

身内の不幸となると、お葬式の後もその法事にお呼ばれすることもありますし、また執り行う側になることもあります。しかし法事に出席することは、お葬式やお通夜に参列する回数を考えると少ないものです。ですが回数が少ないとは言っても、きちんとマナーは心得ておきたいところですね。

そこで今回は、そもそも法事とは何なのか、また年忌法要に出席するときに注意しておきたい5つのことについてお伝えします。



 

法事とは?
年忌法要で注意すべき6つのこと

 

法事とは?法要との違いを理解しよう


法事と法要、この二つは同じように聞こえますが、本当は違うものということをご存知の方は少ないものです。法事とは遺族が故人の冥福を祈るために行うことを表し、法要とはお経をあげる追善供養のことを表します

法事とは故人の冥福を祈る行いですので、僧侶の読経から始まり遺族・親族の焼香、参列差の焼香、僧侶の法話、お墓参り、会食という流れが一般的です。この流れの中の一部が法要になりますので、法要を含めたことを法事と呼び、皆さんの耳に慣れ親しんだ感覚になります。

施主は会食の始まりと終わりの二回、参列者に向けた挨拶をしなくてはいけません。法事とは故人を偲ぶことですので、挨拶も参列者や親族にとって心穏やかな時間になるような挨拶を心がけます。

 

年忌法要とはどのようなものかを知ろう


仏教では故人を供養する儀式を法要と呼ぶのですが、初七日から四十九日までは追善法要と言い、その後の1年・3年・7年などの節目となる年ごとに行われる法要を年忌法要と言います。

一年目にする「一周忌」、満二年目には「三回忌」、満六年目には「七回忌」、満十二年目には「十三回忌」、満十六年目には「十七回忌」、満二十二年目には「二十三回忌」、満二十六年目には「二十七回忌」、満三十二年目には「三十三回忌」、満三十六年目には「三十七回忌」、そして最後に満四十九年目には「五十回忌」です。

この全10回が年忌法要のすべてになります。三回忌からはマイナス一年をしますので、この数え方も間違えないようにしましょう。

 

案内があったらできるだけ出席を心掛けよう


年忌法要の案内が来たら特別な事情がない限りは、なるべく出席をするようにします。この出席の返事は施主側も準備がありますので、法事の1週間前には相手に届くようにしましょう

また、年忌法要の案内がこないからといって、催促をするなどの行動は慎みます。年忌法要といった法事とは、あくまで施主側からご案内するものです。

どうしても出席できない場合は、欠席の連絡を早めに伝えます。その時は、お詫びの言葉を添えましょう。もし別の日に行けるようでしたら、改めてお参りするのもよいですね。

 

年忌法要に持参するものとその相場について知ろう


年忌法要に出席する場合は、供物料として現金を持参するのが一般的です。供物料の金額はその地域によってもまた違ってきますが、法事のあとのお料理代や手土産台を見越して1万円~2万円包むのが平均的です。

その場合に使う香典袋ですが、一周忌までは白黒の水引の物、三回忌以降は黄色と白・青と白の水引の物に変わりますので気を付けましょう。表書きは「御仏前」や「御供料」になります。

 

年忌法要に出席する場合の服装に気を付けよう


法事とは一般的に礼服着用というイメージがありますよね。実は年忌法要の回忌によって、着る服装も変わってきます。年月が経つごとに黒い服から少しずつグレーになっていったりと、悲しみが薄れる様子を表します。

1周忌までは礼服・喪服を着用しますが、三回忌以降は「平服でお越しください」と一言添えられることも多く、グレーや紺のダークスーツやワンピースの着用で出席します

学校指定の制服がある子供は制服を着用し、制服がない子供はダーク系の服にまとめましょう。また夏だからと肌をさらすような服装はしないように気を付けます

 

お供え物をする時に気を付けること


年忌法要の出席・欠席に関わらず、お供え物をする場合に気を付けておきたいことは、お供え物は相手を思いやるものを贈ることです。

あとで法事の後に分けやすいように個包装の物にする・日持ちのするものにする・常温でも置いておけるものにするなどは鉄則です。また果物を贈る場合は丸い物を選ぶ、お花を贈る場合は棘を持つ花を選ばないように気を付けましょう

故人が好きだったお菓子やお花を贈るのも、故人を想う気持ちが伝わるので、そのような選び方もおすすめです。

 

いかがでしたか。年忌法要というのは亡くなられてから10回行われますが、全てにマナーは共通しています。年忌法要も三回忌までは故人と縁のあった人たちも呼ばれることはありますが、その後の七回忌以降は地域によって風習は違いますが、遺族や親族など身近な人たちだけで執り行われることが多いです。

そして先にも話しましたが、三回忌以降は少しずつ略式な服に変わっていきます。ですが、施主は参列者よりも軽い服装にならないように気を付けなくてはいけません

法事とは故人を偲び冥福を祈るために行われます。これらの法要を通して、今の自分たちがいるのは故人が設けてくれた人と人との繋がりがあるからと御縁を感謝して、故人への想いを新たに自分自身をも見つめなおすよい機会になります。

法事と聞くと身構えてしまいがちですが、これまでの、そしてこれからの縁を結ぶ大切な繋がりの一つとして、故人に想いを馳せてみましょう。

まとめ

年忌法要でのマナーを守り、故人を偲ぶようにしよう

・法事の案内があったらなるべく出席をしよう
・年忌法要には供物料を持参し、水引も回忌に分けて使い分けよう
・服装は三回忌までは礼服を着用しよう
・お供え物は日持ちのするものにし、また故人が好んだものを選んでみよう