法事の喪主挨拶で気をつけたい5つのポイント

法事の喪主挨拶で気をつけたい5つのポイント
葬儀で喪主を務めた人は、その後の法事でも喪主を務めることが多いですが、初めて法事を取り仕切る場合、その喪主挨拶には悩んでしまうものですよね。

また、何回か喪主として挨拶を法事でしたことがある場合でも、一周忌だったり七周忌だったりと毎回同じ法事はありません。故人と別れてからの時間は確実に経過していて、毎回毎回の法事では状況が違っているのです。もちろん時間の経過とともに、参列する人の顔ぶれも違ってくるでしょう。

つまり、法事での喪主の挨拶は毎回同じではいけないということ。ではどうすれば良いのでしょう。まずは、法事での喪主挨拶で注意すべき点と基本的な流れを覚えておくことです。

確かに、各法事によって状況は違いますが、喪主としての挨拶で注意すべきところと、基本的な挨拶の流れについては共通しています。ですから、まずはここをしっかりと頭に入れることが大切です。その上で、法事ごとに喪主として挨拶を変更していきましょう。

そこで今回は、そんな法事での喪主の挨拶で気をつけたいポイントを5つにまとめてお伝えします。



 

法事の喪主挨拶で気をつけたい
5つのポイント

 

故人と自分がどのような関係なのかを考えて法事の喪主の挨拶を行う


まず法事での喪主の挨拶で気をつけなければならないことは、故人と自分がどのような関係にあるかということを踏まえて挨拶を考えなければならないということです。故人との関係が夫婦なのか親子なのかによって、挨拶の内容も変わってくるでしょう。

例えば夫婦の場合でしたら、故人と対等の立場で挨拶の文言を考えることができます。しかし、親子の場合はそうはいきません。故人が自分の親の場合は、生前の父または母のことを考えて、子の立場で喪主の挨拶を考えなければなりませんし、逆に故人が自分の子どもの場合は、親の立場で挨拶を考えなければなりません。

このように、故人との関係は挨拶の内容に深く関わってきます。ですから、法事の喪主の挨拶を行う時は、故人との関係をまず確認しましょう。

 

法事の喪主としての挨拶の流れを理解する


次に法事での喪主としての挨拶の流れを理解しておきましょう。基本的に法事の喪主の挨拶は、法事の列席のお礼・挨拶の導入、挨拶の主題、挨拶の結び・挨拶の後の案内の3つに分けることができ、この順番の流れで挨拶を行います。

各項目によって気をつけるべきポイントがありますので、1つ1つ分けて見ていきましょう。

 

挨拶の導入部、主題、結びの内容について


まず挨拶の導入部では、法事に列席してくださった方々へのお礼を述べましょう。それに続いて、葬儀や四十九日法要への列席のお礼などを述べます。ここまでが、列席のお礼と挨拶の導入です。

次に、主に故人が亡くなってから今までのことについて述べます。ここが挨拶の主題となります。遺族の状況や心情の変化を中心に述べるようにしましょう。

最後に結びでは、主題に続く形で挨拶の締めとなる言葉を述べます。またこの時に、この挨拶の後のことを列席者の方々に伝えます。

また、結びと案内の後に、もう一度列席者の方々へのお礼の言葉を述べるとさらに良い法事での喪主の挨拶となるでしょう。

 

法事ごとに注意しなければならないこと


各法事によって、挨拶で注意しなければならないことは違ってきます。まず、その法事が何回目の法事なのかということです。例えば、一周忌なのか三回忌なのかによって、挨拶で話す内容は変わってくることでしょう。ですから、今回の法事が何回忌にあたるのかを踏まえて法事の喪主の挨拶を考る必要があります

また、参列者の顔ぶれも法事によって違いが出てきます。例えば、一周忌であれば故人の友人や知人まで呼ぶ場合もありますが、回数を重ねていくと、親戚だけを呼んで行う法事がほとんどです。ですから、どのような方が法事に参列しているのかも、挨拶を考える時には考慮しましょう。

 

法事の喪主の挨拶の例文


ここまでお伝えしたことを踏まえて、法事の喪主挨拶の例文をお伝えします。例文は、一周忌の法事の場合の挨拶です。

本日は大変お忙しいところ、〇〇(故人の名前)の一周忌の法要にご参列いただきまして、ありがとうございました。その節には大変お世話になりましたが、早いもので一年が経ちました。この一年、私たち家族は〇〇を亡くした悲しみに暮れる日々が続きました。しかし、やっと私たち家族の中に少しずつ笑顔が戻ってまいりました。これも皆さんの厚い支えのお陰でございます。これからも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。本日は大変素志素養ではございますが、故人を偲びながらゆっくりとご歓談ください。本日は誠にありがとうございました。

例文をもとに、法事の喪主挨拶は、その法事の参列者の方々に合わせ、一番適した形に変えると良いでしょう。

 

いかがでしたか。こうして5つのポイントに分けて見ていくと、法事での喪主の挨拶も難しくはありませんよね。このポイントを理解しておくことにより、いざ自分が法事で喪主として挨拶しなければならない時に焦らずにすみますし、喪主としてしっかりとした挨拶をすることができるでしょう。

しかし、法事の喪主の仕事は挨拶だけではありません。挨拶だけに気を取られては肝心の法事が疎かになってしまうことにもなります。ですが、ポイントを頭に入れて、挨拶をする内容を予め検討しておければ、安心して法事を取り行うことができます。

法事を取り仕切ることが、喪主の一番の役目と言えます。参列してくださった方々と故人について思い出話などをしながら和やかな法事にすることができるように喪主挨拶も考えていきましょう。

まとめ

法事での喪主の挨拶で気を付けるべきことは

・故人と自分がどのような関係なのかを考えて挨拶する
・法事の喪主としての挨拶の流れを理解する
・挨拶の導入部、主題、結びの内容について理解する
・法事ごとに注意しなければならない点を理解する
・法事の喪主の挨拶の例文をもとにして挨拶を考える