初めての法事を滞りなく進めるための施主挨拶5つの要点

初めての法事を滞りなく進めるための施主挨拶5つの要点
突然の不幸で施主を務め、慌ただしい中で葬儀や葬式を終えると、息つく間もなく法事の日がやってくるので、挨拶をする機会が多く忙しいですよね。

法事中は何度か挨拶を求められる場面がありますが、準備をしていないと、どんなことを話せばよいのかその度に悩んでしまいます。

しかし、法事は葬儀に続いて準備期間の少ない中で執り行われるものですから、長々とした挨拶は必要ありません。

あくまでも、滞りなく法事が終えられるようにすることが大切ですので、要点をしっかりと押さえて、法事がスムーズに進められるようにしておきましょう。

そこで今回は、ご自身も故人への思いを馳せながらも法事を進めることができるように、施主の挨拶のポイントをお伝えします。

宗派や挨拶の趣旨をよく確認する

法事の執り行い方は、宗派や地域によって異なります。同じ儀式でも、地域によって呼称が違うこともありますし、手順が違うこともあるでしょう。

また本来は、お経をあげてもらう供養のことを法要、その後の会食までを含めて法事と言いますが、最近ではあまり区別せずに使われることも多くなりました。

全国的な差はあるものの、一般的には法事として人々が集まる日はだいたい決まっており、初七日や四十九日法要、そして一周忌や三回忌などの年忌法要ということになります。施主が法事挨拶をするのはこれらのときです。

その間にも故人がなくなってから七日ごとに法要はありますが、最近では省略される傾向あります。

また、三回忌以降の年忌法要については、参列者の数が減り、近い親族だけになることも多いため、改まって挨拶をする場面も少ないでしょう。

 

忌日法要での挨拶

忌日法要とは、故人が亡くなってから七日ごとに執り行う法事のことで、初七日はそのはじまり、四十九日はその最後の法事にあたります。特に四十九日は、この日をもって「忌明け」となる特別な法要です。この日までは、結婚式なども慎むべきとされていますが、それも終わっていつもの生活に戻る区切りの日でもあります。

これらのときの法事の挨拶の内容は、参列者への感謝、誰の法要かということ(「父○〇の四十九日の法要を…」というように)を伝えます。長くなる必要はなく、シンプルに何を行うかだけを伝えるようにします。

 

年忌法要での挨拶

年忌法要とは、故人が亡くなってから1年後の一周忌、2年後の三回忌というように、命日に執り行う法事のことを言います。

忌日法要も年忌法要も、本来は当日に行うことが望ましいのですが、参列者の都合などに配慮して、当日より前の週末などに弾力的に行うことが多くなりました。

年忌法要での法事の挨拶も、忌日法要のときと同じ手順で、簡単に行います。参列者への感謝の言葉を忘れないようにしましょう。

 

法要の後の挨拶

法要が終わった後には、参列者に向かって再度挨拶をします。

無事に法事を執り行うことができたことへの感謝や、自身の思いなどふまえて挨拶をするとよいでしょう。あくまで端的な挨拶にし、長々と語ることの無いようにします。

また、法要の後に宴席をもうける場合もあります。その際は、会食の案内も併せて行うようにします。食事の席をもうけない場合には、本当は食事をしたいが、遠方から来てくださった方もいるためここで終わる、という趣旨のことを話すとよいでしょう。

 

会食を伴う場合の挨拶

法要の後の会食は「お斎(とき)」と呼ばれるのが一般的なようですが、「法宴」と呼ばれることもあり、その他にも地域や宗派によって呼称が異なるため、一般的な呼び方でもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

法要のあとに食事の席をもうけてある場合には、献杯の音頭も施主が行ないます。音頭と言っても、結婚式の乾杯のような長さは必要ありません。出席者への感謝と、無事に終えられてよかったという思い、ささやかだが食事を用意したので、故人の思い出を語ってもらえたら幸いだ、という内容のことを簡単に述べましょう。

会食の最後にも法事の終わりを知らせる挨拶を行います。再度感謝の気持ちを述べて、結びとします。

 

以上、法事での施主挨拶についてお伝えしました。法事の挨拶は、想像していたよりも難しくなさそうだと感じた方も多いかもしれません。

大衆の場での挨拶というと、つい結婚式での祝辞などをイメージしてしまうものですし、若いうちは法事の席に参列する機会も少ないですから、挨拶がどういったものかを見る機会が少なく、いざその時が来ると戸惑ってしまうものです。加えて、施主は何度も務めるものではありませんから、慣れる機会もなかなかないでしょう。

一周忌が終わるまでは落ち着かないもので、慣れないことで疲れてしまうこともあるかもしれませんが、法事については、ご親族や式場の方、時にはご住職など、アドバイスを求めることのできる方も多くいらっしゃいます。周囲の方の力も借りながら、無事に法事が行なえるとよいですね。


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