飲み会のマナーはスマートに☆接待でも役立つ基本作法

飲み会のマナーはスマートに☆接待でも役立つ基本作法
飲み会のマナーは、改めて新人研修が行われるものでもないだけに、新人社員の間でも重要な要素ではないことが、多いですよね。特に昨今ではワーク・ライフ・バランスが重要視されていることもあり、あまり仕事関係での飲み会はないかもしれません。

けれども、ひと昔前には「ノミニケーション」とも言われていたように、飲みの席ほど大切にしている上司や、取引先の方々もしばしば見受けます。そして意外と、ラフに話ができる飲みの席で、アイデアを花咲かせながら大きな仕事が動いたりもするのです。

とは言っても「何かと気を使うし、気が重い…。」それが本音ではないでしょうか。でもちょっとしたポイントを押さえるだけで、自分も楽しく時間を過ごせて、仕事も円滑に進むなら、ぜひ取り入れたくなりますよね。

そこで今回は、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、マナーある丁寧な対応ができる、基本の接待作法をお伝えします。

 

飲み会のマナーはスマートに☆
接待でも役立つ基本作法

 

飲み会マナーは、まず席選び

飲み会マナーでは上座と下座があり、昔から接待をしていた上司や仕事先の方々なら、自然とその場所も理解しているはず。まずは席選びからマナーを見せておくと後が楽。

【 飲み会マナー☆上座と下座 】

★ 難しく説明するとややこしくなるかもしれませんので、ここは入り口から見て奥側が上座、入り口に近い方が下座、と覚えておくと便利。

・ 食卓や上司のお酒の入り具合を見て、上手に店員さんに注文できるよう、入り口近くに自分が座る、と考えておくと、まず失礼には当たりません。

 

飲み会マナーでは、やはり注ぎ方

飲み会マナーとして、相手を敬っている事を表現したいのであれば、やはり自分から出向いてお酒を注ぐのが一番!多少失敗したとしても、自分から積極的にコンタクトを取ろうとしてくれた行為が、好印象になるはず。

【 飲み会マナー、注ぎ方 】

★ 基本としてビールやワインのビンは両手で持ってください。お酒が底をつきかけた頃を見計らい、机越しではなく、左右のどちらかから片手をビンの中当たり、もう片手はビンの底あたりに手を添えるのが正解!

・ ワイン、ビールともに、ラベルが相手に見えるよう、上にして瓶を持つのが、スマートに見えるポイント。

ちなみに、ワインでもソムリエが注ぐような瓶の底を持つスタイルは、素人がやるべきではありませんし、格好良くなくても丁寧さを心がけるほうが吉。ワインはグラスの3分の1ほどを目安に注ぐのがスマート。

 

お酒の注がれ方

自分だけではなく、誰かにお酒を注いでいただくときにも、受け手としての飲み会のマナーがあります。

【 飲み会マナー、注がれ方 】

★ ビールや日本酒の場合、必ず両手でグラスや杯を持つのが丁寧。

・ ビールを注いでもらう時、グラスを傾ける方もいますが、実はまっすぐ持ったほうが泡がこぼれにくくなり丁寧な印象に。

ここでワインを注がれるなら、グラスをテーブルに置いた状態で注いでもらうのが正しい方法です。

 

周囲への気配りを忘れずに

前項でも、下座に座ってオーダーをする気配りはお伝えしましたが、他にも気のつく人だなと印象づけることができる気配りがコチラ。ちょっとしたことですが、余裕があれば、ぜひ実践してみてください。

【 飲み会マナー、ちょっとした気配り 】

・ メニューを渡す時は、見やすいように開いた状態で渡す

・ 大皿料理の取り分けを行う(必ず取り箸を使うこと)

・ 空調がきいた部屋では「寒くありませんか?」「暑くありませんか?」などの声掛けをし、相手が不快なようだったら空調の調節をしてもらう

…などなど。

このような動作はなかなか突然の席で、自然に振舞えるものではありません。「あれも気遣わなくちゃ、これも気遣わなくちゃ…。」と結果あたふたしまうことにもなりかねませんので、日頃から気遣いの訓練をしておくと良いのではないでしょうか。

 

お酒を注ぐタイミングにも、ちょっとした気配り

前項でお伝えしたような「ちょっとした気配り」。この癖が付いてくると自然と現れる配慮ポイントが、相手がまだお酒を飲みたいかどうか、かもしれません。

【 飲み会マナー、お酒を注ぐ際の気配り 】

★ お酒を注ぐ前に、ビールを両手で持って注ぐ体制を取りつつ、「○○さん、まだビール飲まれますか?それとも、違う飲み物にしましょうか?」とひと言添えてみると、相手も断りやすくなるはず。

・ 「もうお酒はちょっと…。」と、ビールコップの口を手で閉じるかもしれません。その際には「では、ウーロン茶など頼みましょうか?」などと提案してみると親切。

特に女性上司や取引先の場合には、お酒に弱い方やカクテル系が好きな方も多いので、ひと言添える配慮は効果的です。

 

お酒があまり飲めない場合

一方、実は自分自身がお酒が弱い…、と言う方も多いはず。こんな時には、次々と進められるお酒に、どう断って良いのか迷ってしまうかもしれません。

【 飲み会マナー、お酒が飲めない場合 】

★ 車の運転など、特別な事情がない場合には、最初の乾杯のみお酒をひと口たしなめ、その後はウーロン茶をお願いすると好印象。

・ その後、お酒を勧められた時には、素直に「あまりお酒が飲めないもので…。」と笑顔でお伝えしても、マナー違反にはなりません。

車の運転などの予定があるなら、後々同席した方々が嫌な思いをすることも加味して、丁寧にお断りをすべき。お酒が弱いなら、飲まずに送迎をするのも一案です。

 

いかがでしたでしょうか、飲み会マナーは他にもたくさんありますが、相手への敬意を表現できれば大丈夫!多少の失敗があっても、その一生懸命さが買われることは少なくありません。

日頃からの人柄が良く出る席でもあるので、誠実に対応すれば、大きな悪印象にはならないはず…。ただお酒の席だけに、お酒に飲まれず、自分の限界をしっかりと把握した飲み方を押さえることが、最も重要な飲み会マナー。

例えば上司に直接飲みに誘われたとしたら、それはあなたと話がしたい、より親しい仲になりたい、と言う意味合いがありますから、こちらが歩み寄る姿勢を見せれば、相手は少なからず嬉しいと感じるのではないでしょうか。

素直な気持ちになって相手の話に傾聴し、相槌を打って対応するだけで、ごくごく基本のマナーを押さえれば、好印象を持ってもらえるのかもしれません。本記事の基本でポイントを押さえ、ぜひ楽しく意味ある飲み会にしちゃいましょう!

まとめ

飲み会マナーのポイントとは

・自分は下座の注文しやすい場所を取る
・ビールを注ぐ際は、両手でビンを持つ
・注がれる時にも、両手で持つと丁寧
・ちょっとした気配りは日頃から鍛錬
・お酒を注ぐ前に、本人の意向を聞く
・お酒が弱いなら、乾杯時だけひと口飲む


連記事
タイトルとURLをコピーしました