キリスト教式葬儀、普通とどう違うの?違いが判る7つのポイント。

キリスト教式葬儀、普通とどう違うの?違いが判る7つのポイント。

世界最大の信者数を擁するキリスト教ですが、日本においての信者数は、およそ1パーセントにも満たない宗教です。普通葬儀と言いますと、仏式が多いためそのマナーにつてはよく心得ている人でもキリスト教となると、ミサ自体初めてという人が居てもおかしくありません。

では、どのように普通のお葬式と違うのでしょうか?違いについての7つのポイントを紹介していきたいと思います。



 

キリスト教式葬儀、普通とどう違うの?
違いが判る7つのポイント。

 

1.ミサについて


お葬式での宗教的なセレモニーはつきものですが、キリスト教の場合は教会で行われることが主ですからミサがおこなわれます、ミサ自体初めてという方もいると思います。

まず、聖歌を歌いますが、信者さんも一緒に歌います、知らなければ歌う必要はありません。口ぱくのような、歌うふりなどもする必要はありません、タダおしゃべりをするのはもってのほかですが。ミサの途中に何度か、立ち上がることがありその時は、雰囲気でわかりますが、牧師さんによれば立ち上がるサインのようなものもされたりしますし立ち上がるようにしましょう。

十字を切るのも、信者さんのように切ることもありません。それをしないからと言って、何か言われることもありません。

海外のフランスのカトリックの教会での葬儀では、ミサの最後の方に教会への寄付の籠が回ってきました。金額が決まっているわけではありませんし、そのお金は、故人の遺族に対してのお金ではなく、あくまでも教会への寄付ですので私は2ユーロほどしておきましたが、そういうこともあるというのを頭に置いて、小銭を用意されておけばスマートにはかどると思います。

 

2.香典について


仏式の香典とは、まず、入れる金封からちがいます。良くありがちな黒白ののしのあるものではなく、キリスト教用の十字や、ユリの花などのデザインのものが売られています。そういうものが見つからなければ、白い封筒でもよいでしょう。

書くのも、「御霊前」と書けば間違いはありません。自分の名前はフルネームで書きます。連名であってもそれぞれフルネームで書きます。

キリスト教にもいろんな宗派があり、有名なところで、カトリックとプロテスタントがありますが色色違いなどもありますので、さてどの宗派だったのかということまで、良くわからないと思いますので御霊前ならば、どの宗派でも大丈夫です。

持っていくときは、袱紗を使われたらよいと思います。受付で、御霊前を袱紗から出して御霊前だけ渡します。袱紗ごと渡すと袱紗を返さないといけないことになり、不幸を返すということで縁起が悪いとされています。

キリスト教ですので縁起は関係ないかと思いますが、受け取られる方も煩わしいと思いますので、その場で袱紗から出して、渡せば問題ないと思います。

 

3.お供えについて


キリスト教のお供えは、白い生花のみ受け付けられます。教会で行われることが普通ですので、造花は受け付けられないこともあります。

お花をお供えされる場合は、お店に注文されると思いますので、キリスト教のお葬式であることを言えば、ちゃんとプロですのでやってくれると思います。信頼のおける店に注文されればいいと思います。仏教のような、お供えも受け付けられないと思います。

 

4.献花について


日本のキリスト教独特のセレモニーですが、ご焼香の代わりという感覚で献花というセレモニーが行われることが良くあります。これは、無宗教の葬儀などでも行われることがあります。

祭壇の前で花を一輪受け取ります、花が右側、根本が左側になるように胸の前で持ちますが右手で持って左手を添えるようにしてもって片手で持たないようにしましょう。

献花台の前に進んだら祭壇に向かい一礼します。花が手前になるように、右まわしに回してそのまま、献花台に花を置きます。この時も片手ではせず、左手を添えるようにして行います。

遺影に一礼して、信者ならば十字を切って両手を組んで黙とうしますが、信者さんのように、十字を切る必要はありません。手を組むのに抵抗があるならば、普通に手を合わせても、良いと思います。その後、神父さん牧師さん、遺族に一礼して席に戻ります。

宗派によってもそれぞれで、必ず行われるというものではないようです。

 

5、服装と、数珠について


服装についてですが、普通の喪服や、ダークスーツで良いでしょう。アクセサリーも、真珠以外のものは、つけません。

数珠を持っていくべきかどうかで、迷われる方も多いようですが宗派により様々ですが、日本人は他の宗教に対してこだわりませんが、そうでない場合も良くありますから、あらかじめキリスト教とわかっているならば、数珠は持って行かれない方が良いと思います。自分の宗教よりも、故人の宗教を尊重するのが大切であると思いますので、仏教のみに使う数珠は、必要がないと思って下さい。

もし、喪主であれば、キリスト教または無宗教の式を催す側ですので、喪主が数珠を持っていると(そのようなケースを実際目にしたことがあります)持ってこなかった参列者が、しまった持ってくるべきだったと、せっかく来ていただいているのに不安をあおりますので、あえて持たないというのが、わざわざ来ていただいた人への心づかいであるとともに、故人への尊重でもあります。

自分の宗教にこだわることは基本的にお門違いということになります。

 

6、キリスト教の死に対する受け止め方


キリスト教での死に対するとらえ方は、仏教とは異なり、神様の元に召されて永遠の安らぎを得ることと考えられているために、お悔みや、悲しみの言葉を言わないのがマナーです。安らかな御眠りをお祈り申し上げます とでも伝えられたらよいかと思います。

お悔やみの言葉をかけないようにとはいうものの、身内の方をなくされたご遺族の方は、さびしい思いをされていることでしょうし、ご遺族がとても親しい友人であったような場合は、心の支えになってあげるように優しい言葉をかけることは禁止されていることではありません。

 

7.キリスト教の法要について


仏教の法要に当たるものを、追悼ミサとよび、故人の死後、3日目、7日目、30日目に教会でミサが行われます。

その後は1年目の命日に、記念のミサを行いますがその後は、特に何も行われないのが普通です。ミサの後は茶話会のような、来てくださった人が集まる会をされることもあります。この時、教会には「ミサ謝礼」として、寄付をしますが、金額が決まっているわけではありません。牧師さんにも、「御礼」としていくらかのお礼を渡します。

カトリックの場合日本のお盆のような日に当たるのが、万聖節で、これは、11月1日で、死者の日は、次の2日です。この日は、日本のお盆のように、死者の霊が帰ってくると考えらえて、お墓の掃除やお花を飾ります。カトリックの国では、休日になり、フランスなどでは学校もバカンスとなります。

 

 

キリスト教にも、いろんな宗派があって、それぞれ、違うこともあります。教会によって、微妙にスタイルも違うかと思いますが、、日本における大体のキリスト教葬儀は、上記の事に気をつければよいと思います。

ケネディ暗殺から50年がたちますが、当時教会でのセレモニーのテレビ中継がありましたが、カトリックの教会での式でしたので、アメリカ国民にはなじみの少ないセレモニーであったようで、今どういうことが行われているかのような説明がされていました。

宗教が違えども、遺族の方の悲しみや、さびしい気持ちは、万国共通であると思いますから、遺族の方に対して、あなたからの、心を込めた言葉や気使いが伝わるような態度であれば失礼はないこととは思いますが、やはり、ある程度のマナーは知っておくと、自分自身もセレモニーでとんでもないことをしでかしてしまうのではないかという不安もなくなりますので、予備知識として知っておかれたらと思います。

 

まとめ

キリスト教式葬儀、普通とどう違うの?違いが判る7つのポイント。

1.ミサについて・・・聖歌は知らなければうたう必要はない。皆が立ち上がるときは立ち上がること。
2.香典について・・・キリスト教用の金封で御霊前と書く。持っていくのは袱紗に入れて。
3.お供えについて・・・生花の白い花のみ、うけつけられる。
4.献花について
5、服装と数珠について・・・黒の喪服で、数珠はもたない。
6、キリスト教の死に対する受け止め方・・・お悔みではなく、永遠の安らかな眠りであるということが前提。
7.キリスト教の法要について・・・仏式とはかなり異なるので注意が必要。