お悔やみの言葉を伝える時。知っておきたい7つのタブー

お悔やみの言葉を伝える時。知っておきたい7つのタブー

お悔やみの言葉をご遺族にお伝えすることは基本です。とは言え、ご遺族に掛けるお悔やみの言葉選びには、繊細な心遣いとマナーが不可欠であるため、戸惑う人も多いですよね。

例えば訃報の連絡を受けたとき、どう返事していいかわからず「えっ、はい。」や「わかりました。」のような返事だけになってしまった経験はありませんか?

お悔やみの言葉は、故人の死を悼み敬意を捧げると共に、遺族には哀悼の意が伝わるような、控えめで慎み深い言葉を贈りたいものです。そこで今回は、お悔やみの言葉を伝える時に知っておきたい7つのタブーをお伝えします。

一般的なお悔やみの言葉や長患いの場合、急死の場合などの言葉にも少し触れました。これであなたも突然の出来事に慌てず、気持ちを表せます。この機会にぜひ、確認してみてください。



 

お悔やみの言葉を伝える時。
知っておきたい7つのタブー

 

お悔やみの言葉で使ってはいけないもの


お通夜や葬儀へ出向く際に、必ず知っておきたい「忌み言葉(いみことば)」を知っていますか?「忌み言葉」とは結婚式やお葬式など、特定の場面では使わない方が良いとされている言葉です。

【 避けたいお悔やみの言葉:忌み言葉 】

① 苦しみ、死を連想させる数字

■ お悔やみのお手紙や弔電などに「四」は「死」「九」は「苦」をイメージさせてしまうので使わないようにします。

② 不幸が重なることをイメージさせる言葉

■ 「重なる」、「重ね重ね」、「くれぐれも」、「たびたび」、「返す返す」、「しばしば」、「まだまだ」、「いよいよ」、「皆々様」、「つくづく」などがあります。

・ 「つくづく残念に思います」など使わないようにして下さい。

③ 不幸が再び訪れることをイメージさせる言葉は避ける

■ 「また」、「再び」、「再々」、「次々に」、「追って」、「続いて」などがあります。使わないようにして下さい。

 

直接的な表現は避ける


お悔やみの言葉で避けたいものは、忌み言葉の他にもあります。それは「直接的な表現」。例えば「死亡」、「死去」、「生きる」などです。

【 実際に使われるお悔やみの言葉 】

・ 「御存命中」は「御生前」

・ 「生きているころ」は「お元気なころ」

・ 「死亡」は「ご逝去」

と言い換えるようにします。

 

電話で話をする際の注意点


遺族は、通夜、葬儀の準備に追われて忙しいものです。そのようなときの電話の応対は相手に迷惑になります。また、重要な連絡の邪魔にもなりますので電話でのお悔やみは控える方が安心です。

【 直接お悔やみの言葉を伝えられない場合 】

■ 直接言えないのであれば、弔電を打つようにするのが一般的です。

 

お悔やみの言葉を伝える時の注意点


【 お悔やみの言葉を伝える時の、注意点 】

■ お悔やみの言葉では、あまり多くの言葉を並べない

・ 多くの言葉を話すより、簡単なあいさつに心をこめるようにする方が、相手を気遣うことになります。

動作などでもお悔やみの気持ちは充分に伝わります。

 

ご遺族への気遣いとしての心得


大切な人を亡くしたご遺族が、「死」を受け止めることは容易ではありません。お悔やみの言葉を伝える際には、そのことを充分に考慮した言葉掛けが不可欠です。

【 ご遺族を気遣う、お悔やみの言葉の心得 】

■ 強引な励ましは避ける

・ 体を壊してしまうことがあるくらいですから、「あなたがしっかりしないでどうする」など強引な励ましは逆効果の場合があります。

相手の悲しみを自分のものとして心からのいたわり、励ましの気持ちで見守るようにして下さい。

 

お悔やみの言葉の一例


この項では、前述した様ざまなお悔やみの言葉の基本を抑えたうえで、ぜひ覚えておきたい例文を、それぞれのケースに合わせてお伝えします。

【一般的なお悔やみ言葉】

・「この度は、まことにご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます。」

・「この度は、思いがけないお知らせをいただき本当に驚きました。いまだに信じられない気持ちでございます。」

【長患いの場合】

・「御病気と伺ってはおりましたが、このようなことになられて、本当に残念なことでございます。」

【急死の場合】

・ 「思いがけないご不幸で、さぞお力落としのこととご察しいたします。どうぞ、お気をしっかりお持ちになってください。」

【故人にお世話になった場合】

・ 「御生前には○○様にはひとかたならぬお世話をいただきまして、本当に心残りでございます。」

 

キリスト教式の葬儀での、お悔やみの言葉


キリスト教では「死がすべての終わりではなく死は神のみもとに召される」ということを意味しています。

【キリスト教の場合】

■ 「ご愁傷さま」や「ご冥福」、「逝去」、「哀悼」、「お悔やみ」などの表現はタブーです。

・ 「ご愁傷さまでございます」や「ご冥福をお祈りいたします」は「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」などと言い換えるようにします。

・ 「死亡」は「帰天」、「昇天」と言い換えるようにします。

 

いかがでしたでしょうか。日本では《言霊》という言葉があるくらい言葉には霊が宿ると信じられ、言葉にすることで現実に実現すると信じられています。その為、不幸な出来事にはそれをイメージする言葉は使わないようにし「忌み言葉」を使わないのは最低限のマナーになります。

相手の心をいたわり、死を連想させる言葉を使わずに、簡単なあいさつとゆっくりとした動作などで悲しみを伝えるようにした方が気持ちが伝わります。例文をいくつかお伝えしましたが、あまり形式にばかり捉われず、ご遺族に寄り添う気持ちが大切です。

また、あまりに具体的な話は、遺族の悲しみを増幅させたり刺激してしまうのであくまでも簡潔に心がけるようにするのも、お悔やみの言葉での大切な心得のひとつです。

 

まとめ

お悔やみの言葉を伝える時のタブーとは

・「四」「苦」「重なる」「また」などの【忌み言葉】は使わない
・「死亡」などの直接的な表現はしない
・電話でのお悔やみは控えるのが礼儀。弔電を打って伝える
・多くを語るより簡単なあいさつと動作で悲しみを伝える
・ご遺族の気持ちを慮り、強引な励ましは逆効果であることを心得て
・自分の言葉でお悔やみの言葉を伝えつつ、基本の例文も知っておく
・キリスト教での「ご愁傷さま」「ご冥福」「お悔やみ」はタブー