結婚式の手紙にまつわる、心洗われる美しいエピソード集


結婚式で花嫁が両親へ手紙を読むシーン!正に式のクライマックス、感動的ですよね。家族の数だけあるドラマを、垣間見れる時でもあります。我が家は特別な話はないなぁ、と思っても喧嘩をしたこと、遊んでもらったこと、何でもないことでも周りから見たら素敵なドラマ。

花嫁からの手紙を聞いて泣いてしまった人も多いんじゃないでしょうか。どうやって過ごしてきたか、きっと大事に育てられたんだなと思えるお話を聞くことが出来ます。自分の家族を作る中でこんな風にしたいと思えることや、うちはこんな感じだったなと思い出すいい機会だと思います。

ここではゲストが花嫁の手紙を聞いて、とても印象に残った家族の物語を7つご紹介いたします。なんだかあったかい気持ちになれますよ。

 

結婚式の手紙にまつわる、
心洗われる美しいエピソード集

 

天国のお父さんへ

「小さい頃はよくお父さんのお嫁さんになるって言ってたよね。お父さんは嬉しそうな顔をして聞いてくれて、そんなお父さんが大好きだったよ。一緒にお酒を飲みたかった。

旅行にも行きたかった。もっとたくさんお父さんと居たかった。ウエディングドレスを着た姿、一番に見せたかったよ。お父さんと一緒にバージンロードを歩きたかった。」

大好きなお父さんに見せられなかったウエディングドレス姿。きっと天国で見てくれていますよね。

 

女手一つで育ててくれたお母さんへ

「どうして私にはお父さんがいないの?何回もお母さんに聞いて困らせたね。運動会や発表会のとき、みんなはお父さんも来てるのにって泣いてばかりだった。

だけどお母さんが綱引きも、リレーも出てくれてすごくうれしかったよ。みんなはお父さんとお母さんが順番に出てるのに、お母さんはずっと出てくれていたね。ありがとう。お父さんがいなくてもさみしくなかったのはお母さんのおかげです。」

女手一つで子供を育て上げるのはとても大変なことですよね。今まで言えなかったありがとうが言えたときでした。

 

お父さんの教え

「お父さんは仕事でいつも家にいなかったよね。でもたまに休みの日があると、早起きして遊んでくれたね。1日しかない休みなのに、寝ないで遊んでくれてすごくうれしかったよ。いつも仕事は仕事!遊ぶ時は遊ぶといって、朝からあっちこっち行ったよね。お父さんの休みの日は誕生日やクリスマスよりあたしの大好きな日でした。」

仕事で忙しい中、休みがあっても全部を子供のために使うお父さんはどれくらいいるのでしょうか。素敵なお父さんですね。

 

お母さんとのけんか

「お母さんとは本当によくケンカをしたよね。くだらない喧嘩ばかりしていたけどいまだに忘れられない喧嘩があるんだ。喧嘩の理由は覚えてないけど、その時に私は「私よりほかの兄弟の方が大事なんでしょ?私いなくてもいいんでしょ?」っていってお母さんを泣かせてしまったよね。

よく考えたら私にも同じように接してくれてたのに。ただ私がお母さんとずっと一緒にいたから、喧嘩が多かっただけなのにね。本当にごめんなさい。あのときの、お母さんの涙が忘れられません。」

娘と母親はどうしても喧嘩が多くなりますよね。でも謝るのも難しいのにみんなの前で謝れた花嫁さんは素敵です。

 

義理のお父さんへ

「お父さん。初めて呼んだね。お父さんが来たのは私が中学生のころで1番難しい年頃のころだったね。お父さんを無視したり、怒ったりほんとに可愛くない娘だったね。

でもある日ほんとに、自然とお父さんを受け入れることが出来たんだ。でもいろんな気持ちが入り混じって、なかなかお父さんって呼ぶタイミングがつかめなかったんだよね。こんなに遅くなっちゃったけど、私はお父さんの娘です。これからもよろしくね。お父さん。」

ずっとお父さんと呼んでもらえなかったのにこんなとこで呼ばれるなんて号泣しちゃいますね。

 

いつも味方のお母さん

「私が小学生のころ友達と喧嘩をして、ずる休みしたことがあったよね。その日は1日中私の話を聞いてくれていたよね。自分から謝る勇気が出ない私に「○○は仲直りしたいと思ってるよね?じゃあ○ちゃんも、仲直りしたいと思ってるんじゃないかな?○○が謝ったら○ちゃんも、きっと許してくれるよ」と言ってくれた。

それがきっかけで仲直りが出来たんだよね。いつも私の気持ちだけじゃなくて周りのみんなもことを考えてるお母さんみたいな人になりたいです。」

子どものころの喧嘩ってくだらないことなんですけど、きっかけさえあれば仲直り出来るんですよね。そんなきっかけを与えてくれる大切な存在なんですね。

 

お父さんとお母さん

「いつもお父さんとお母さんは、私のことを考えてくれてたよね。お父さんはずっと私に怒って、嫌われ役になってくれてたね。お母さんはお父さんに怒られた私を、慰めてくれて落ち着かせてくれていたね。私もこれから○○さんと子供が出来たら、そんな家族にしたいです。私のために怒っていてくれたお父さんも、慰めてくれていたお母さんも大好きです。」

嫌われ役を選ぶお父さんって、つらいですよね。でもお母さんがしっかりフォローするという関係が、父娘の仲を悪くすることはなかったんですね。

 

いかがでしたか。そんなにドラマティックじゃなくても、あなたにも心に残る、両親との思い出があるんじゃないでしょうか。結婚式の手紙は、両親にとっても「自分たちの子育ては、間違いなかったんだ!」と思える、素敵なきっかけになるはずです。

たとえ感動という形だとしても、これから巣立つ結婚式という場面で、親が泣く姿を見ることは辛いかもしれません。けれども、それは悲しみの涙ではなく、嬉しい涙。結婚式の1シーンというチャンスを借りて、今までは照れくさくて言えなかった、感謝の気持ちをしっかり伝えてみましょう。

そして、これからは自分たちが「親」になっていくなかで、両親の苦労を実感するでしょう。大人として親孝行をしていく最初の一歩。素直な言葉が感動を呼ぶでしょう。

 

まとめ

結婚式の手紙にまつわる、心洗われる美しいエピソード集

・天国のお父さんへ
・女手一つで育ててくれたお母さんへ
・お父さんの教え
・お母さんとのけんか
・義理のお父さんへ
・いつも味方のお母さん
・お父さんとお母さん


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