法事の挨拶!感謝と真心を伝えるシーン別7つの文例集

法事の挨拶!感謝と真心を伝えるシーン別7つの文例集

法事の挨拶は社会人間もない人々の場合には、年長者も多く面食らってしまう場面ではないでしょうか?突然の訃報で喪主になったケースでは、そもそも法事とは何かを理解しないまま、初七日、四十九日と慌しく進んでいくこともあるでしょう。

それでは法事の挨拶も、どのタイミングでどのように行うのか、戸惑ってしまいます。

法事とは家族や親戚、故人と深い関係があった人達で、冥福をお祈りするための行事です。仏教では亡くなった方が、極楽浄土に行けるかどうかを、閻魔大王が七日ごとに判定していきます。故人の立場になったらドキドキですが、天国に行けるのか、地獄に落ちてしまうのかの判定は四十九日目に判断されると言われているので、その時に合わせて法要を行うのです。

この初七日・四十九日の他に1年毎にある一回忌・三回忌(二年目)・七回忌(六年目)が主な法事です。こうして法事をすることで、故人の思い出に浸りながら、ゆっくりとした時間を楽しむことが出来ます。

喪主はこの法事で挨拶を行います。本記事では、感謝と真心を伝えられる法事の挨拶文例集をご用意しました。ぜひ、参考にしてください。

 

法事の挨拶!
感謝と真心を伝えるシーン別7つの文例集

 

法事の挨拶、冒頭での適切な文例

法事の挨拶でもはじまりの挨拶は、なかなか緊張するものです。でもこちらではフォーマットをご提示致しますので、十九日・四十九日・一周忌と書き換えて使いまわすようにして下さい。

その時々の会場の様子に合わせて、少しご自身の言葉を加えて法事の挨拶としましょう。是非、参考にしてくださいね。

「皆さま、本日はご多忙中にもかかわらずお集まり下さいまして、本当にありがとうございます。

これより父「太郎」の○○(十九日・四十九日・一周忌)の法要を執り行います。

どうぞ宜しくお願い致します。」

このような感じで、いかがでしょうか?冒頭の挨拶は、簡単で大丈夫ですよ。

 

法事の挨拶では会食前の言葉も大切です

法事のあとには亡くなった人を偲び、思い出に浸りながら過ごす時間を設けます。会食は暗い気持ちで、静かに食事をする時間ではありません。故人の思い出に浸りながら、皆でワイワイとお酒を酌み交わすのが、最大の目的です。

きっと故人も天国から見守ってくれているはずです。そこで、法事の挨拶でも会食の始まりは、非常に重要なのです。参考までに、こちらをどうぞ。

「本日はお集り頂き、誠にありがとうございます。お陰様で父の四十九日の法要も、済ませることができました。きっと父も天国から皆様にお礼の言葉を述べていることでしょう。

今宵は皆様と一緒に、父を偲びながら良い時間を過ごさせて頂ければと思います。

このような感じでいかがでしょうか?

 

法事の挨拶の中締めの言葉

法事の挨拶では、法事が終わった後の中締めの言葉もあります。故人への想いを織り交ぜながら、今回はこのような法事の挨拶にさせていただきました。

「本日は誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく、父の四十九日を終えることができました。ワイワイと騒ぐことが大好きな父でしたから、きっと天国から笑顔で見守っていてくれるでしょう。

そのような父の姿を思い浮かべるだけで、嬉しくなります。

父が亡き後、私達家族のことを気にかけて下さった皆様、この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。」

このような感じですね。中締めの法事の挨拶では、多少長くなっても大丈夫です。

 

【食事あり】お父様が亡くなった場合の法事の挨拶

食事をしながら、故人の思い出浸ることもあるでしょう。そのような時の法事の挨拶は、こちらの文面でいかがでしょうか。

「本日はお忙しい中、ご出席頂きまして本当にありがとうございました。父にとって皆さまの笑顔や、懐かしいお声は、きっと天国の父にも届いていることでしょう。

粗宴ではございますが、皆様のことが大好きだった父を偲ぶ会にご参加くださり、私達家族も嬉しい限りです。

限られた時間の中ではありますが、また、こうして父を偲ぶ席におつき合い頂くことができ、 本当に嬉しく思っております。

お時間の許す限り、ごゆっくりおくつろぎください。」

このように、法事の宴は故人の思い出を語りながら、穏やかに過ごすようにしましょう。

 

【食事あり】お母様が亡くなった場合の法事の挨拶

大切なお母様の法事の挨拶を、お考えになるときの参考にしてくださいね。

「皆さま、本日は本当にありがとうございました。皆さまおひとり、おひとりのお顔を見ていると、母は本当に幸せな人生を送らせて頂いたのだと感謝の気持ちでいっぱいです。

今日は天国の母も、皆さまにお会いできることをきっと楽しみにしていたのだと思います。

そこで、非常にささやかな宴ではございますが、母の思い出話をしながらでお楽しみ下さい。

それが何よりの供養になると思います。」

 

法事の挨拶、最後の締めの文例

法事の挨拶は最後もきちんとすることで、その場が引き締まります。参考までにこちらをどうぞ。

「皆様、本日はこれにてお開きにさせて頂きます。大変お忙しい中、お付き合い頂きまして誠にありがとうございました。私たちも父の思い出に浸りながら、また皆様のお話を聞きながら心の整理をすることができました。

これからも家族で力を合わせて着実に、そして確実に歩んでいこうと思います。今後も、どうぞよろしくお願いいたします。」

これで、法事をきちんと締めることが出来ますね。

 

法事の挨拶、献杯を頼まれた場合の文例

お葬式では時に乾杯ならぬ「献杯」の挨拶を頼まれることがあります。法要後の会食の際、従来なら喪主が挨拶を勤めますが、故人とゆかりの深い場合など、会食の前に献杯の挨拶が行われます。その際、献杯が終わるまで、参列者は食事に手を付けないのが礼儀です。

献杯の場合には喪主ではないため、参列者全員に分かる自己紹介を行いましょう。友人が頼まれたケースとして法事の挨拶の文例をご用意しました。

「故人と小学生から友人の○○と申します。この度は未だに信じられない気持ちでいっぱいです。元気だった頃の思い出と、子どもの頃からともに成長してきた、彼の笑顔が浮かびます。

きっと彼のことですから、今も私達を見守りながら笑っていることでしょう。どうか安らかに眠ってください。

献杯。」

立場によって違いますが、喪主ではないため、素直に故人を偲ぶ思いや思い出を語っても大丈夫です。

 

いかがでしょうか。以上、法事に来て下さった人への感謝の気持ちを織り交ぜながら、失礼の無いようにしっかりと対応できる挨拶の文例をご用意しました。

大切な人が亡くなるのは、心と身体に大きなダメージを与えます。けれども、法事という場があることで、故人の思い出やお世話になった人にゆっくりと向き合う時間も必要なのです。どんなに感謝の気持ちを抱いていても、言葉にしなければ伝わりません。

親族も含めての法事は一般的に七回忌までです。それ以降は十三回忌(満十二年)・十七回忌(満十六年)・二十三回忌(満二十二年)・二十七回忌(満二十七年)・三十三回忌(満三十二年)がありますが、遺族のみで執り行います。途中を省くことも多いでしょう。

大切な人が生涯お世話になった人達への感謝の気持ちを、素敵な法事の挨拶にして、おもてなししましょう。出来るだけ想いを伝えるためには、生前の故人の姿や想いを具体的に入れ込んであげるようにしてくださいね。

 

まとめ

心のこもった法事の挨拶のための文例集

・法事が始まる時の挨拶は、集まって頂いたお礼を
・穏やかな会食を進めるために、故人を思って挨拶
・法事が終わる時には、一度中締めの挨拶を
・お父様が亡くなった時の、法事の挨拶
・お母様が亡くなった時の、法事の挨拶
・最後の締めの挨拶は、当日のお礼と未来への言葉を
・喪主ではなく、献杯を求められた場合の挨拶


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