結婚する二人が新しい家庭を築くということは、それぞれの生まれ育った家族もまた親族になるということです。
その初めての両家の共同作業が結婚式ですよね。この結婚式にまつわる費用の分担の割合こそ、最も悩んだりもめたりすると言われることもあります。
そこで「?結婚式の費用を分担する際、話し合いを上手に進める7つのポイント☆」を紹介します。分担の割合には明確な決まりはありません。
地方のしきたりがあっても、両家が同じ地域でなければ通用しません。お金の話となれば、当人同士でも微妙な事もあるのに、その家族を含めてとなるとさらに複雑ですよね。
二人の晴れの門出を笑顔で迎えるためにも、結婚式の準備はスムーズに進めたい、という皆さんの役にたつ7つのポイントです。ぜひ最後まで読んで下さいね。
結婚式の費用を分担する際、
話し合いを上手に進める7つのポイント☆
まず話し合いのタイミングを決めましょう
両親からの援助を仰ぐ際はもちろんですが、二人で費用をまかなおうと考えている場合でも話し合いは必要です。そのタイミングも重要です。
①結婚式場を決めるとき
半数以上のカップルが、結婚式の3~6カ月前に話し合いをしています。大まかな金額しかわからない時期ですが「どちらがどの位分担する」というのが早い段階で分かるので、お互い納得のうえで準備を進められます。
②おおよその見積もりが出たとき
ゲストの人数や衣装などが決まり、見積もりが出るのは2か月前位です。このタイミングなら、費用が具体的になっているので話し合いも進めやすいです。
それぞれのベストミックスを考えましょう
かつては「女性にお嫁に来てもらう」という考え方から、新郎側が多く払う風習がありました。現代では、そのカップルごとに相応しい分担を、と考えられています。二人の思いの他にも、両親にしても譲れないところがあるかも知れません。
■一方が全額払う
■総費用を両家で折半する
■自分にかかった費用は自分で払い、共通の費用は折半する
この様にどれかに決めたとしても、結婚式の費用も様々ですので「ここは、こちらが」と、柔軟に分担しあう気持ちを持っていればスムーズに話し合いが進みます。二人には二人のベストミックスがあると考えましょう。
花嫁衣装の扱いを決めましょう
他の費用の分担方法に関係なく、花嫁衣装は新婦側が払う、というのはポイントの1つです。家の考え方にもよりますが、花嫁衣装は両親が着せてやりたい、新郎側に費用の面で心配させずに、娘の気に入ったものを着せてあげたい、という思いをかなえることができるからです。
初めから新婦側が自分の衣装代は負担したい、という思いがあるのなら先に新郎側に伝えておくのがお勧めです。
中には「新婦側の衣装は新婦側が負担するのが当然」と考える家もあります。負担するつもりでいても、先方から言われるのは気持ちの良い事ではありませんよね。
親ごころを考慮しましょう
どんな親でも、「子供の晴れの日には、できる限り協力したい」と思っています。金額に差はあっても、その気持ちは間違いなくあるのです。
二人で100%費用を分担できるからといって、結婚式の話を何もしないのは、親にしてみれば寂しいものです。二人の資金で賄う予定なら、両家が揃った席で二人の思いをよく説明しましょう。
それでも何かの形で協力したいと言われれば、ワンポイント的に負担をお願いしましょう。ウェディングケーキやメインテーブルの装花をプレゼントしてもらうのがお勧めです。新郎新婦どちらも必要な物なので、両家にわだかまりが残りませんよ。
結納金の有無を話し合いましょう
結納金(結納時に贈られる現金。婚礼の用意のために渡される費用)の有無は、結婚式の費用の分担の話し合いに影響することが多いです。
本来の意味から考えると、嫁入り道具の準備に充てるものです。しかし最近では使い道を限定せず、「婚礼に関わる費用一部に充てるように」と考える両親からの援助の意味合いが大きくなっています。
もしも結納金の受け渡しがあるのなら、贈る側の親の考え方を確認しておくべきですね。親世代の考え方を両家が共有していれば良いですが、「結納金を出したのだから、それ以外の結婚式の費用は分担しない」と考えている事もあるからです。
結婚式の費用の範囲を明確にしましょう
結婚式の費用の分担の話し合いをしているのに、気が付くと結婚にまつわる新婚旅行、新生活に必要な費用の分担まで含まれている、という事が少なくありません。
話し合いをスムーズに進めるためには、最初に両家で分担するのがどの範囲なのかをはっきりさせておきましょう。後から「結婚式でここまで負担したから、残りはそちらで」と言われれば、しこりが残りますよ。
<結婚式の費用と考えられる項目>
・挙式費用
・会場に関する費用(飲食、撮影関係、装花)
・衣装
・引き出物
・ゲストの交通費、宿泊費
イマドキのデータを参考にしましょう
結納でも、少し前まではするのが当たり前の時代がありました。現在は「両家の顔合わせ」の食事会で、結納の代わりをしているケースも多いですよね。
このように、親の世代では当たり前の事が、今ではそうでないことが多々あります。二人の思いを伝えるためにも、イマドキのデータを見せられるように準備しておきましょう。
結婚式の費用にまつわるデータは、雑誌やネットにたくさん掲載されています。「今では、こうしている人が多いよ」と、データを見せて話せば世代の違う両親にも理解しやすいです。
いかがでしたでしょうか。
結婚式の費用は、現代では新郎新婦に合ったスタイルで支払われているケースが多いですよね。逆に「これが決まりです」というのがないので、話し合いをしてしこりを残さない努力が必要です。
デリケートな話題ですが、お互いが納得できる方法を見つけるためにも、この「結婚式の費用を分担する際、話し合いを上手に進める7つのポイント☆」を活用して下さい。
「二人の幸せな結婚式のために」という思いを共有している人たちとの話し合いです。きっと、うまくいきますよ。
まとめ
結婚式の費用を分担する際、話し合いを上手に進める7つのポイント☆
・まず話し合いのタイミングを決めましょう
・それぞれのベストミックスを考えましょう
・花嫁衣装の扱いを決めましょう
・親ごころを考慮しましょう
・結納金の有無を話し合いましょう
・結婚式の費用の範囲を明確にしましょう
・イマドキのデータを参考にしましょう