結婚式で受付をお願いした時には、お礼をお渡しいたしますよね。さて、皆さんどのくらい包んでいるのでしょうか。結婚式の受付は、その結婚式の顔とも言われます。どの人にお願いしたら良いのかも含めて非常に迷ってしまうことでしょう。
新婦側に受付をお願いをする場合は、衣装を和装で、と指定してお願いすることもあります。和装で結婚式の受付をしてくださると、その結婚式の印象までもが品よく華やかな印象を受けるものです。このように結婚式の受付は重要なポジションと言えます。ですからお礼もきちんと気持ちを込めてお渡ししたいものです。
ただ、結婚式の受付をしてくれた人へお礼をする場合は、いつどのようなタイミングで渡したら良いのか非常に考えてしまいますよね。そこで今回は、結婚式の受付を頼んだ場合のお礼の仕方、上手な心づけの渡し方についてお伝えいたします。
結婚式の受付さんへのお礼をしたい!
上手な心づけの渡し方
結婚式の受付を誰に頼むか
結婚式の受付は、両家の代表であり新郎新婦の代わりに結婚式に出席するゲストをお迎えする重要な役割です。ですから、誰にいつ依頼するのかはとても重要です。
考慮すべきは、新郎新婦との関係です。ご祝儀を扱うので、昔は親族が行うケースが多かったのですが、現在は、新郎新婦の友人や会社の同僚にお願いする場合が多くなってきました。
ご祝儀を扱う関係上、できれば両親とも面識があれば、とても安心です。なぜなら、預かったご祝儀を直接両家の親に預ける場合が多いからです。もちろん式場によっては、頂いたご祝儀を式場スタッフが預かる場合や、金庫がある場合もありますが、式場にその辺りも確認すると安心でしょう。
結婚式の受付を依頼する場合、当日、式場には早く来てもらうこと、挙式後のフラワーシャワーやブーケトスなど参加を早めに切り上げて受付の席にいないといけない場合もあることなど、受付する方にはその辺りもご理解いただく必要があります。
頼まれる側のことを考えると1ヶ月ぐらい前には、お願いしましょう。
お礼はいつしたら良いのか
このように、結婚式の受付はとても重要ですから、お願いする場合はお礼もしっかりと考えなくてはなりません。
「お礼」「お心付け」などという言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、結婚式当日になって、準備していなかったということでは、とても恥ずかしいですし、相手に対して失礼になります。結婚式の受付のお礼は必ず渡さなければいけないものでないのですが、感謝の気持ちを形にする上で、お渡しするのが慣習になっています。
一般的に、結婚式の受付へのお礼は、頼んだ側の親をはじめとする親族が、心づけをお渡しするケースが多いです。できれば、結婚式の受付が始まる前にお礼をお渡しするのが望ましいでしょう。受付は、結婚式の顔でもあります。参列者の皆さんには、親族側の立場から挨拶をしていただくことになります。そして立ち仕事にもなりますので、感謝の気持を込めて、結婚式の受付のお礼はしっかりいたしましょう。
ご祝儀袋の選び方
結婚式の受付に対するお礼のご祝儀袋ですが、ご祝儀袋というのは、中身とのバランスが非常に大切です。まずは、新札を用意しましょう。そして、結婚式の受付のお礼は、それほど高額ではないので、装飾のあるものは避けお渡しする金額よりも少し見栄えのしないご祝儀袋を選ぶようにしましょう。1万円以下ならポチ袋で十分です。ポチ袋に入れる時には、四つ折りか三つ折りにします。表書きは、「お礼」になります。
いくら用意をしたら良いのか
受付を友人にお願いした場合の相場は、3000円から5000円になります。結婚式の受付が始まる直前にお礼をするのが一般的です。新郎側、新婦側それぞれ2名の方にお願いし、受付が始まる前に親御さんから挨拶も兼ねてお礼をお渡しするようにいたしましょう。もちろん、新郎新婦の兄弟姉妹からお渡しするケースもあります。
結婚式の受付のお礼については、一つ注意点もあります。それは、着物を着た方が受付をする場合です。着物は、第一礼装に値します。着物の着付けだけでもかなりの時間と労力を要するものです。その点を考慮すると、着物で結婚式の受付をして下さった方のお礼は、10000円ぐらいを考えても良いでしょう。あるいは、相場の5000円にしておき、ホテルでの着付けの予約を取っておいてあげて、お支払いもしてあげるというのも一つの考え方です。
いかがでしたでしょうか。結婚式の受付のお礼一つとっても、やはり感謝の気持ちは欠かせませんよね。その場合、渡すタイミングや金額などは、その時の状況などによっても変わってくるものですが、結婚式の受付は、遠方の友人に頼むよりも近くに住んでいる友人にお願いした方が、何かあった時の対応がスムーズです。
当日は、慌ててしまうこともよくありますから、前もって準備しておく必要があります。
結婚式の「お礼」「心付け」に関しては、受付だけでなく、遠方から来てくださった方には「お車代」、「主賓」「乾杯」「祝辞」をお願いしたゲストの方へ「お礼」や「司会者」への「お礼」なども考えなくてはなりません。当日気持ちよく参列して頂くためにも、結婚式前日までにきちんと準備しておきましょう。
まとめ
結婚式の受付を依頼した時のお礼は
・誰に依頼するのか。1ヶ月前にはお願いしましょう。
・お礼をするタイミングは、受付直前がベストです。
・ポチ袋の表書きは、「お礼」と記しましょう。
・お礼はお金がベストです。