結婚式に招かれ乾杯挨拶をお願いされた時、どのような乾杯の挨拶をすればよいか緊張してしまうこともあることでしょう。結婚式で乾杯の挨拶を頼まれるということは新郎新婦から信頼されている証ですよね。幸せに輝く結婚式は新郎新婦の新しい門出の時。大役は喜んでお引き受けするのがお二人への祝福と思いやりになります。
結婚式での乾杯挨拶はスマートに決めて場を盛り上げたいものです。そのためにも事前の準備をしておいた方が安心です。結婚式での乾杯の前には短いスピーチを添えることが一般的ですが、自己紹介を長々としたり、新郎新婦のエピソードを必要以上に並べてスピーチするのは、起立してお待ちいただいているゲストの皆様はお疲れになるかもしれません。
結婚式での乾杯挨拶は新郎新婦との関係性でもスピーチの内容が変わってきます。そこで今回は、結婚式の乾杯挨拶☆スマートに一言で決める文例5選をお伝えいたします。
結婚式の乾杯挨拶☆
スマートに一言で決める文例5選
新郎上司の場合
結婚式で乾杯挨拶を部下からお願いされることは上司にとって嬉しいものですよね。大役ですが日頃一生懸命仕事に頑張っている可愛い部下のためにも心のこもったスピーチを添えてお祝いいたしましょう。
ゲストの中にはご親族はじめ自分よりも目上の方もいらっしゃいます。結婚式では乾杯挨拶の直前にゲストにご起立いただきますのでお待たせすることのないよう短いスピーチを用意しましょう。
結婚式での乾杯挨拶の時間は目安として1分くらいがよいでしょう。流れは①お祝いの言葉②簡単な自己紹介③エピソード④乾杯の発声とするとまとまりますね。
『○○君○○さん、本日は誠におめでとうございます。ならびにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。私は新郎○○君の上司で○○と申します。○○君が入社して早や5年になります。営業を担当し日々元気に頑張っている姿は頼もしい限りです。○○君いつもありがとう。そしてこの度、○○さんという素晴らしい女性と巡り合いご結婚されることを私も心から嬉しく幸せに思っております。これから二人で力を合わせてあたたかな家庭を築かれることを応援いたします。それでは皆様ご唱和ください。お二人の末長いお幸せとご両家ならびにご臨席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしまして、乾杯!』
新郎恩師の場合
結婚式の乾杯の挨拶を教え子からお願いされると、卒業後も慕ってくれているのかと本当に嬉しいものですよね。しかしながら、恩師として招かれた場合の挨拶はどのようにしたらよいか悩むことでしょう。結婚式での乾杯の挨拶で先生しか知らないエピソードを披露すると、学生時代のことを思い出した新郎(新婦)がじんと胸に響いて涙するかもしれませんね。結婚式での乾杯の挨拶に、そんなエピソードを添えてあたたかいスピーチにするとよいでしょう。
『○○君○○さん、本日は誠におめでとうございます。ならびにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。ただいまご紹介にあずかりました、新郎の中学時代の担任の○○と申します。中学時代の○○君はテニス部の部長として、自ら身体を鍛え技を磨いていました。実は、うまくいかずに辛いとこぼしたことがあり、私は毎日の積み重ねだからしっかり励めと背中を押しました。全国大会で優勝した時、彼と強く握手を交わしたのが昨日のことのようです。努力を惜しまず続けてきた彼の頑張りを私は知っています。○○さん、彼は本当に素晴らしい青年です。二人であたたかい家庭を築いてくださいね。それでは皆様ご唱和をお願いいたします。お二人の門出を祝って、乾杯!』
新郎友人の場合
「結婚式で乾杯挨拶をお願いします!」思いもよらぬ友人からのご指名にはドキッとしますよね。引き受けたものの、緊張感のある結婚式で何をどのようにスピーチすればよいか悩むかもしれませんが、友人として信頼されているあなただからこそ選ばれたのです。結婚式での乾杯挨拶は、フォーマルな場面であることを意識して丁寧に行うことが大切です。友人としての挨拶ですので、あまり堅苦しくなく、かといって軽いノリにならないよう空気を読むことも大切です。事前の準備をしっかりして友人ならではのエピソードも添えると場が和むことでしょう。
『○○君○○さん、本日はご結婚おめでとうございます。ならびにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。私は新郎○○君と高校時代、共に陸上部で短距離選手として頑張った仲です。当時から○○君は僕よりタイムが早くてなかなか追いつけなかったのですが、まさか結婚まで先を越されるとは思いもしませんでした。お似合いのカップルだなとうらやましい限りです。それでは!皆様ご唱和をお願いいたします。お二人の新しい門出を祈念したしまして、乾杯!』
新郎の叔父の場合
結婚式の乾杯挨拶を甥から頼まれたとき、思わず新郎の幼い頃の様子が目に浮かぶことでしょう。色々な思い出もたくさんあり、誰より幸せになって欲しいという気持になりますよね。披露したいエピソードも数えたらきりがないかもしれません。しかし、結婚式には色々な立場の方が出席されていますので、乾杯挨拶はあまり身内受けしないような内容でスマートに決めたいものです
『ただいまご紹介にあずかりました、新郎の叔父○○と申します。○○君○○さん、ご結婚おめでとうございます。小学生の頃の○○君はサッカーに夢中で、たまにボールの扱いを叔父の私に教えてくれたのも懐かしい思い出です。そんな○○君がこんなに素敵な女性と結婚するなんて本当に夢のようです。今日の感激がこれからの未来を支えてくれると思います。それでは皆様、ご唱和ください。お二人の前途を祝し、乾杯!』
お子様ゲストの場合
結婚式での乾杯挨拶は、一般的に上司や叔父等がされることが多いのですが、形式にこだわらずにアットホームな雰囲気を望む場合、ゲストの中のお子さまにお願いすることもあります。お願いされたら、新郎新婦のお気持ちに沿ってお引き受けすると大変喜ばれます。お子さまの可愛いらしい挨拶で、会場は一気に和み楽しくなることでしょう。結婚式での乾杯の挨拶は、お子さまらしく明るくハキハキ言えれば大丈夫!
『○○さん○○さん、ご結婚おめでとうございます!それでは、かんぱーい!』
結婚式での乾杯の挨拶は、お子さまならばこの一言で十分ですね。もし当日嫌がるようでは困りますので、場合によったら兄弟二人で登場、あるいは親御さんがフォローするなど予定をしていた方が安心です。
いかがでしたか。結婚式の乾杯挨拶☆スマートに一言で決める文例5選をお伝えしました。
結婚式での乾杯の挨拶はおめでたい席を盛り上げる大切な役目です。結婚式で乾杯の挨拶を頼まれて、自信がないからとしり込みするのは新郎新婦に失礼にあたります。よほどの理由がない限り、お引き受けして楽しい披露宴のスタートにするとよいでしょう。
結婚式での乾杯挨拶は短くすっきりとまとめて、明るく発声することが大切です。関係性によってエピソードの披露が変わってきますので、失礼のないよう十分な準備をして臨みたいものです。またスピーチの終わりに「それでは皆様ご唱和をお願いいたします。」と一言いえば、ゲストの心の準備もできますね。結婚式での乾杯挨拶で、新郎新婦の爽やかな笑顔がますます輝くようお祝いいたしましょう。
まとめ
結婚式の乾杯挨拶をスマートに決めるには
・新郎の上司の場合は仕事面からのエピソードを添えるとよい。
・新郎の恩師の場合、学生時代のとっておきのエピソードを添えるとよい。
・新郎友人の場合、友達ならではのエピソードを添えよう。
・新郎の叔父の場合、身内ウケしないように注意しよう。
・お子さまゲストが乾杯挨拶をする場合、短い一言で場は和む。