ビジネスマナーを苦労して身に付けたとしたら、ぜひ役立てたいですよね。大抵は取引先との関係を築くために頑張っているのですが、意外にも社内でも役立つのが、ビジネスマナー。
ビジネスマナーをしっかり身に着けていると、まず、社内での評価を高める結果に…。意外に上司はよく見ているので、しかるべきビジネスマナーが守られるなら、一目置かれて仕事をしやすくなる、と言うもの。
もちろん、ご機嫌取りの行動はかえって嫌がられますが、自然なビジネスマナーであれば、上司からも部下からも、一目置かれる存在になっているのもメリットのひとつ。
ただしそれには、下心もなく嫌味のない、スマートなビジネスマナーを実践することは不可欠。そもそも、ビジネスマナーは相手への気遣いから生まれるもの。その根底の精神を忘れず、さわやかな職場の人間関係を築きたいですよね。
そこで今回は、上司や部下に一目置かれ、味方になってもらえるような、ビジネスマナーの裏ワザをお伝えします。
ビジネスマナーの裏ワザ☆
上司や部下を味方にするコツ
挨拶で先を越す
まずは先手必勝!どんな人間関係でも同じで、挨拶は基本中の基本。ビジネスマナーも例外ではありません。相手に「先を越された」と思われるくらいが成功!
【 ビジネスマナー☆挨拶は基本 】
★ 特に上司に対してはこの姿勢が大切。この姿勢で接し続けると、知らず知らずのうちに相手との距離は縮まっていくものです。
・ そして部下にも同じようにしてあげてください。そういうお手本は部下の成長につながります。
そして挨拶で先を越すためには、タイミングを逃さないことが大切。普通の感覚より早くなければ先を越すことはできません。自分の視界にだれかが入ったらすかさず挨拶!という癖がポイント。
まだ遠いな…という引きの感覚は捨ててください。もちろん、常識的な大きさの声で挨拶しますので、相手に聞こえないかもしれませんが、挨拶しているんだということが相手に伝わるようであればOKです。
上司の立場を理解する
上司との関係を難しく感じる方はとても沢山!偉そうにしているとか、褒めてくれないとか、命令ばかりしてくるとか、快く思わないことも多いかもしれません。
【 ビジネスマナー☆上司の立場 】
★ でも、上司も好きでそうしているわけではない、ということを理解。あえて嫌われ役に徹している上司もなかにはいることも…。
・ そして、こちらも仕事!仲良しこよしのサークルに通っているわけではない、と考えると、上司に対して気分よく、ビジネスマナーのスキルを使って、接しやすくなります。
礼儀を尽くして接すれば、上司も無下にキツイ当たり方をしてくることはありません。
お土産で心をゲットする
お土産は時にご機嫌取りの行動のように見られるかもしれませんが、決してそうではありません。ビジネスマナーの一つとして確立されるほど、基本的な気遣いの表わし方。
【 ビジネスマナー☆お土産 】
★ 休みをもらって旅行に行った時などは、お土産を持参するのもマナーのひとつ。そういう物の力も借りて、感謝をしっかり伝えると、心の距離が縮まります。
・ こちらがいつも気遣いを表わしていると、相手も気遣いを表わしたいと思ってくれるのが心情。結果として、お互いの関係が良くなり、何かと味方になってもらうことを期待できます。
ただ、最初に書いた通りご機嫌取りは嫌がられますので、結果についてはあまり期待はせず、純粋に上司への気遣いを表わすことに努めてください。
そして当然、部下たちともお土産により心の距離を縮めることに。純粋に気遣いを表わしていれば、部下は徐々に「この人のために頑張ろう」という気持ちを持ってくれます。
嫌な人でも避けない
人はだれでも、そりの合う合わないがあります。合うからいい、合わないからダメ、というようなことはありません。どちらも必ずあるのです。でも、それが上司となると苦痛な毎日に…。
【 ビジネスマナー☆そりが合う合わない 】
★ ただ、合わない人だからいつも避ける、というのは良くありませんし、仕事になりません。ビジネスマナーを身に着けるチャンスだと考えてみてはいかがでしょうか。
・ 合わない上司は、反面教師。その上司からは「こうなってはいけない」ということを学んでください。
結果として、自分のビジネスマナーは研ぎ澄まされ、良い上司になる道が開かれるかもしれません。
尊敬できるところを見つける
ビジネスマナーでは、相手を立てることがほとんど。相手を不快にさせない気遣いこそが、ビジネスマナーの神髄!相手のどんなところを尊敬できるかがはっきりしているなら、ビジネスにおいては有利。
確かに人間関係というのは、悪いところばかり見えてしまうものです。しかし、そうだからこそ良い点を見つけることができれば有利になれるということです。
【 ビジネスマナー☆尊敬を伝える 】
★ どんな人にも尊敬できるところは必ずあるので、それを見つけ、素直に伝えるのもビジネスマナーの裏技!いつも同じことを言ってしまうかもしれませんが、本当の気持ちですから相手を不快に思わせることはありません。
・ こちらが尊敬して相手を立てると、不思議なもので、相手もこちらを立てようとしてくれる循環が!上司とのそういう信頼関係ができると、仕事はグンとしやすくなります。
また、部下も同様。良いところを見つけて褒めるなら、やる気がアップしてくるのです。
いかがでしたでしょうか、社内でもビジネスマナーを駆使するなら上司や部下との良い関係を築くことができるはず。同じ会社で仕事をするのですから、足を引っ張りあったりせず、味方として安心できる関係を築くことは思う以上に大切。
ビジネスにおいて良い人間関係を築くには、やはり気遣いが欠かせません。そのために確立されてきたビジネスマナーを、仕事がうまくいくようにだけでなく、仕事に打ち込める環境づくりにも役立ててください。
そして、ビジネスマナーを実践するのは、自分であることを意識するのもコツ!相手に期待しないように注意するのもポイントです。相手に求めた時点で、歯車が狂うことも少なくありません。
なぜなら、相手もそう期待してくるから…。そしてその弊害はまわりまわって、自分にくるもの。では、社会に出て身に着けているビジネスマナーを社内でも実践し、上司や部下を味方にして行きましょう!
まとめ
上司や部下との絆を深めるビジネスマナー
・遠くても見えたら挨拶する癖を付ける
・上司は命令するのが仕事だ、と理解を示す
・機会があるごとにお土産を買っていく
・そりの合わない上司からでも反面教師として学ぶ
・尊敬できるところを探して、伝える