結婚式の謝辞は、今や感動の結婚式の締めくくりとして欠かせない大切なプログラムですよね。忙しい中出席してくれた沢山のゲストに、感謝の気持ちを伝える大事な儀式のひとつなのではないでしょうか。
しかしながら、代表となり多くのゲストを目の前にして話さなければいけない新郎は、とても緊張するもの…。通りいっぺんのつまらない結婚式の謝辞に、なってしまうことも少なくありません。
これでは、一生に一度の結婚式の謝辞の機会がもったいないですよね。そこで今回は、結婚式の謝辞で、心からの感謝の気持ちが伝わるアイデアをお伝えします。
オリジナルの結婚式の謝辞で、みんなを感動させたいものの、どのような結婚式の謝辞にして良いのか分からないなら、ぜひ一読してみてください。
結婚式の謝辞は感動的に締めくくる☆
おすすめの例文集
定番!フォーマルな結婚式の謝辞
まずは、ごく一般的なフォーマルな結婚式の謝辞からお伝えします。
【 定番の結婚式の謝辞 】
「本日はお忙しい中、私達のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
今日というよき日に、みなさまに心のこもったお励ましやお祝いのお言葉を頂戴いたしましたこと、心より感謝申し上げます。
今まで育ててくださったお父さん、お母さん、新婦◯◯さんのお父さん、お母さん。
このよき日を迎えられたのは、溢れんばかりの愛情で育てていただいたおかげです。
今まで本当にありがとうございました。
まだまだ至らぬところが多い二人ではありますが、力を合わせて素敵な家庭を築いてまいります。
これからも、今までと変わらず、ご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました!」
ラフな結婚式の謝辞
以上が基本的な結婚式の謝辞でしたが、最近ではレストランウエディングなど、カジュアルな挙式スタイルも少なくありません。そんな気のおけないアットホームな雰囲気の挙式スタイルなら、少し温かみのある結婚式の謝辞はいかがでしょうか。
【 ラフな挙式での、結婚式の謝辞 】
「みなさま、今日は僕たちふたりの結婚披露宴にご出席いただき、本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
この日のために時間と手間を割いて、結婚式の余興の練習をしてくれた大学の仲間たち、本当にありがとう。一生忘れられない、感動的なパフォーマンスでした。
また、いつも新婦の相談に乗ってくれている新婦の幼なじみのみなさん。みなさんの存在が、彼女の支えになっています。本当にありがとう。これからは、僕も仲間にいれてください。
今日から僕たちは新しい家庭を築いていきます。
このよき日をみんなとお祝いすることができて、本当に嬉しいです。
一生忘れません!
これからも、僕たちふたりのことをよろしくお願いいたします。」
女手一つで育ててくれた母へ
結婚式と言うシーンを借りて、肉親へ今までの感謝を伝えたい方々も多いはず。特に女で一つで育ててくれれた母など、日頃では言いにくいなら、ゲストの力も借りて、心からの感謝を伝えたいもの。
【 母へ贈る、結婚式の謝辞 】
「本日はお足元の悪いなか、私達の結婚式にお越しいただき、誠にありがとうございます。
今日はこの場を借りて、女手一つで育ててくれた僕の母に感謝の気持ちを伝えます。
お母さん、些細なことで喧嘩をしたり、時には抱き合って喜んだり、僕たちは親子というか生きていく上での同士でしたね。
これからは、僕と新婦の◯◯で守っていくので安心してください。
今まで本当にありがとうございました。ずっと元気なお母さんでいてください。」
遠方から来てくれたゲストへ
結婚式の謝辞では、この日に向けて遠くから来てくれたゲストへの感謝の言葉も、忘れてはいけないポイント。特に多くの方々が遠くから来てくれていたなら、コチラはいかがでしょうか。
【 遠方からのゲストへの結婚式の謝辞 】
「本日は私たちのために、ご遠方よりご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。
久しぶりにお会いできる方も多く、本当に嬉しく思います。
僕は昔、やんちゃだった時代がありました。そこから故郷を離れて、上京して今まで懸命に働いてきました。
今日は、昔さんざん迷惑を掛けたのにも関わらず、僕を見捨てなかった大好きな人達がたくさん来てくれています。
みなさんの前で、妻を自分の人生をかけて幸せにすることを誓います。」
2人のなれそめを加えた結婚式の謝辞
ゲストに人気がある結婚式の謝辞は、2人のストーリーを簡単に紹介するもの…。例えば、このような流れで進めてみると、興味を引く結婚式の謝辞に仕上がり、おすすめ。
【 エピソードを盛り込む、結婚式の謝辞 】
「本日は私達の結婚式にご臨席いただき、誠にありがとうございます。
私達は出会って10年という節目の年に、結婚することができました。
高校の同級生だった私達は、生活環境の変化と共にすれ違いが生じて、うまくいかなくなった時もありました。
けれども、お互いの人生にお互いが必要だということを再確認して、一緒に歩み続けることに決めました。
僕たちの愛のキューピッドとなってくれた友人の○○君、本当にありがとう。
二人で幸せな家庭を築いていきます。」
育ててくれた妻の両親への結婚式の謝辞
最近では自分の親ではなく、大切な結婚相手を育ててくれたことへのお礼を伝える結婚式の謝辞も増えてきました。
【 相手の両親へ送る、結婚式の謝辞 】
「◯◯さんのお父さん、お母さん。未熟な僕を受け入れて、本当の息子のように接してくれて本当にありがとうございます。
僕はお二人のような夫婦になりたいと思っております。
頼りになるお父さんと隣でニコニコと笑っているお母さん。僕は、お二人が心から大好きです。
まだまだ頼りない僕かもしれませんが、これからはお父さんの代わりに○○さんを守っていきます。
彼女がいつまでもニコニコと笑っていられるように、一生懸命働き、そして家族を全力で守っていきます。
だから、心配しないで下さい。
今日ここに集まって頂いた、たくさんの皆様の前で誓います。」
授かり婚での、結婚式の謝辞
授かり婚の場合には、ゲストにお伝えすることが必要…、と言う考え方もありますが、それ以上に報告したい気持ちになるもの。このように伝えてみてください。
【 授かり婚での結婚式の謝辞 】
「みなさま、本日は私達の結婚式にご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。
今、○○のお腹には、新しい生命が宿っております。現在5ヶ月の安定期に入りました。今は父親になれる喜びと不安が、入り交じっています。
これからはよき父、よき母になれるように二人で努力し、明るく愛情あふれる家庭を築いていきたいと思います。生まれてくる赤ちゃんが、本当に楽しみです。
未熟ものの二人ではございますが、更なるご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
いかがでしたでしょうか、今回は、そのまま使うことができる結婚式の謝辞の例文をシチュエーション別にまとめてみました。
出席者に感動を与える結婚式の謝辞を考えるなら、具体的なエピソードをたくさん詰め込むことがポイント。そうすることで、あなたが歩んできた道をイメージしやすくなるため、より、感動も大きくなるのです。
ありきたりな結婚式の謝辞では新郎・新婦本人たちも、ゲストも消化不良で結婚式のエンディングを迎えてしまうことに…。そうならないためにも、悔いのないよう、じっくり考えるのが一番!
今回お伝えした例文から一部をピックアップしたり、アレンジしながら、オリジナルに仕上げてみてはいかがでしょうか。気持ちがたくさんの人に伝わる、素敵な結婚式の謝辞で、気持ちよく締めくくりましょう!
まとめ
気持ちが伝わる結婚式の謝辞の例文
・スタンダードな謝辞も覚えておく
・TPOに合わせた、ラフな謝辞もアリ
・母親に、謝辞で感謝を伝える方法
・遠方からのゲストが多いなら、一言添える
・2人のストーリーはゲストにも人気
・相手の両親への感謝で、大切な想いが伝わる
・授かり婚の謝辞なら、赤ちゃんのエピソード