敬老の日に、祖父母、両親にどのようなプレゼントを渡そうかと悩んでいる方は多いですよね。日本は祝日が非常に多く、そういえば今日は何の祝日だったかな、と当日にならないと分からない、なんていう方もいたりします。そんな日本の祝日の中で、敬老の日がどのような祝日なのかは知っていても、親元を離れて暮らしていたりすると、なかなか会うことができなかったりなど、様々な理由でついつい感謝が気持ちだけになってしまう事はよくあるものです。
そんな時、その感謝の気持ちをメッセージカードで形に残すのはいかがですか。メッセージカードを贈ることで、普段なかなか伝えられない気持ちを伝えることもできますし、特にお子さんがいらっしゃる方は、一緒にメッセージカードを作るととても喜ばれます。そこで今回は敬老の日に喜ばれるメッセージ文を書き方を含めてお伝えします。
敬老の日に送りたい!
喜ばれるメッセージ文例5選
敬老の日とは
敬老の日は9月の第三月曜日に制定されている国民の休日の1つです。元々は1947年、兵庫県の多可町八千代区で「高齢者を大切にし、高齢者の知恵を借りて村づくりをしよう」と、農閑期でもあり、まだ温かさが残る9月の15日に敬老会を開催した事が始まりと言われ、後にこの敬老会を「としよりの日」とし、村独自の祝日にし、それが拡大し、国の祝日に採用された事が今の敬老の日の始まりです。他の国でも似たような高齢者の日がありますが、日本の敬老の日は比較的歴史が古く、民間主導で行われた事に大きな特徴があります。
その中で1958年に「としよりの日」の特殊はがきが発行されている事から、敬老の日にメッセージカードを送るという文化自体は長く続いてきています。今後さらに通信が発展しても、手元に残しておくことができ、家族の絆をより深くする事のできるメッセージカードは、なくなることのない最高のプレゼントと言えるでしょう。
敬老の日に送るメッセージカード文例5選
敬老の日に送るメッセージは年長者を祝う事を意味していますので、「おめでとう」「元気で」「ありがとう」の言葉を入れて文を書くのが基本です。敬老の日のメッセージというと、離れた実家に暮らす両親に送るというイメージがありますが、もちろんそれだけではありません。そこで、様々な状況を踏まえて、敬老の日のメッセージ文例をお伝えしましょう。
・基本形
「お父さん、お母さん敬老の日おめでとうございます。いつもお世話になりありがとうございます。いつまでも元気でいてください。感謝の気持ちを込めてお祝いさせて頂きます。」
基本的にありがとう、おめでとう、元気での3つの言葉を入れると間違いのない文を作ることが出来ます。
・お子さんと一緒に
「おじいちゃん、おばあちゃん敬老の日おめでとう。この前一緒に遊んでくれてありがとう。また今度遊びに行きます。いつまでも元気でいてね」
お子さんが手書きをすると大変喜ばれます。子どもと会う、元気に、というキーワードを入れると、まだまだ元気でいようと思ってもらうことができるでしょう。
・まだ働かれている場合
「敬老の日というにはまだまだ早いですが、日頃の感謝をこめてお祝いしますね。いつまでも若々しく健康に過ごしてください。」
俺はまだまだ元気だ、老人じゃないぞ、と思っている方が多いので、一般的な敬老の日のメッセージ調ではなく少し砕けた方が良い印象を与えます。
・施設に入られている場合
「いつも優しい笑顔が素敵なおじいちゃんでいてくれてありがとうございます。感謝の気持ちを込めてお祝い致します。」
今どのような状態かによっても、いつまでも長生きしてほしい、お世話になっています、等の言葉でも気分を害される方もいらっしゃいます。ですので、当たり障りのない短文にしましょう。
・親族以外に送る場合
「敬老の日を迎えられ、心よりお祝い申し上げます。これからもご壮健に活躍されるようお祈りしております。」
家族以外に送る事がある方もいらっしゃいますよね。特に高齢者施設などで働かれている方は機会があるでしょう。どのような方に送るのかによって最後の1文を、ご長寿祈念します等に変えると尚良いです。
以上の5つをベースにそのままお送りしても良いですし、ご自分でアレンジを加えてお送りしても良いでしょう。また、花やプレゼントと一緒に送ると良いですね。特にお子さんがいらっしゃる方でしたら、お子さんと何か手作りをしてカードと一緒に送るととても喜んでくれることでしょう。
ワシはまだ老人じゃない!何歳から敬老の日を祝えばよいの?
敬老の日を祝おうと、親、若しくは祖父母にメッセージカードを渡そうとして「まだ老人じゃない」と嫌がられた経験のある方もいらっしゃいますよね。では何歳から敬老の日を祝えば良いのでしょうか。
・還暦を迎えてから
一般的に老人となる歳ですが、今の時代、まだまだ現役の方も多いです。そういった方へメッセージカードを渡す際、「もうそういう歳なんだよ」というと元気をなくしてしまう恐れがありますので、「これからも元気に過ごしてもらいたいから」と言って敬老の日をお祝いすると良いでしょう。
・孫が生まれてから
孫が生まれると自分はおじいちゃん、おばあちゃんだと思う方が多いです。とはいうものの、40代後半の方も祖父母になる場合があります。その場合は敬老の日のプレゼントとは言わずに「これはあなたの孫からですよ」とメッセージカードとプレゼントを渡すとそれだけでうれしいものです。
・年金をもらう70歳から
今は60歳以上の方でも働いていますし、そんな働かれている方に敬老の日をお祝いするのも気が引けるという場合、年金をもらう年になってからというのも一つです。ただ、まだまだ元気という方もいますから、「体を壊さないように、これからもずっと元気でね」と渡すと良いでしょう。
確実なのはお孫さんがいて、尚且つ現役を退かれている方と言えるかもしれませんね。
いかがでしたか。敬老の日は元々は高齢者の方の知恵を借りようとした事が始まりで、今では普段お世話になっている年配者への日頃の感謝と、今までの社会への貢献をお祝いするという意味があります。
一方で、よく高齢者施設で季節の催しが行われているのは、昔を懐かしんだり、思い出作りということ以外にも、時間と季節の流れをきちんと認識し、脳の機能を衰えさせないためもあるとのこと。そうした意味合いからも、敬老の日はきちんとお祝いしたいものですよね。
敬老の日に心のこもった、形に残るメッセージカードが届けば、また来年もメッセージカードが欲しいなと思ってもらえるでしょうし、元気の源になることは間違いないです。是非、敬老の日に日頃の感謝を込めてメッセージを贈りましょう。
まとめ
敬老の日に送りたいメッセージとは
・敬老の日は9月の第3月曜日の祝日
・メッセージカードには敬老の日おめでとう、いつもありがとうというお祝いと感謝の気持ちを書きましょう。
・お孫さんがいらっしゃる方、還暦を迎えていて現役を退かれている方に敬老の日をお祝いしましょう。