お葬式の日程でみんなが悩むポイントと、7つの解決方法

お葬式の日程でみんなが悩むポイントと、7つの解決方法

人の死とは突然やってきます。来月死にますから、と宣言して亡くなる人は非常に稀です。病気や体調の不良などで多少は心の準備が出来る人もいるでしょうが、突然の出来事ということが多いと言えるでしょう。最愛の人が亡くなったというのに、悲しみにくれている時間は許されないのです。そう、お葬式の準備をしなくてはいけません。お葬式の準備をするにあたって、日程はどうするのかが大きなポイントだと思います。今回はお葬式の日程を決めるにあたってのポイントと7つの解決方法をご紹介します。

 

 お葬式の日程でみんなが悩むポイントと、
7つの解決方法

 

その1:喪主を決める

まずは葬儀の主催者を決めなくてはいけません。日程決めは葬儀の主催者である喪主を決めるところから始まります。通常は配偶者や長男など、近親者でも最も近いものが責任者として執り行うことが通常ですが、若くして亡くなった場合、その親であったり、祖父母が執り行います。また、家族など親族がいない場合は信頼がおける友人などが執り行うこともあります。
いずれにしても、まずは喪主を決定し、今後の段取りを図りましょう。

 

その2:葬儀社を決める

肝心なポイントは葬儀社を決めることです。ここが通夜、告別式を含む全ての段取りで重要になってきます。誰と組んで葬儀を執り行うのかで、今後の負担がかなり変わってきます。
一番いいのは、代々お付き合いしているような関係にある葬儀屋さん。ある程度気心も知れていますので、親身に相談に乗ってもらえるでしょう。知っている葬儀屋がない場合には近所の葬儀屋から選ぶことになります。内容やプランをよく確認した上で選択しましょう。ここでよく確認をしないと、後々トラブルの元となる場合があります。複数の葬儀屋に相見積もりをとるのも良い方法でしょう。葬儀屋が決まったら、その担当者と日程について打合せをしていくのが望ましいでしょう。

 

その3:行政手続き

お亡くなりになった後、その証明としてお医者さんより死亡診断書が発行されます。発行してもらった死亡診断書を地元の役場へと提出する必要があります。実はこれはお葬式の日程を決める重要な手続きです。死亡届が事理されることで、火葬許可証が交付されます。この火葬許可証がないと、火葬ができないので、火葬場とのスケジュール調整にも重要な役割を果たします。火葬は通常、告別式の後に行われます。火葬許可証を受けてから火葬場との調整を行い、告別式の日程の調整という段取りになります。

 

その4:菩提寺との調整

先祖代々の墓などがあり、弔うべきお寺が既に決まっている場合、菩提寺との日程調整が必要です。まずは菩提寺の住職のスケジュールの調整です。通夜、告別式共に住職にお経をあげてもらうことになります。ですので第一に住職が法要に来れる日を調整してもらう必要があります。
次に、儀式についてです。仏教も宗派によって儀式は様々です。初七日まで行ってしまうところもありますし、四十九日法要まで執り行う宗派もあります。葬式の飾りについても宗派様々です。その点も含めて住職と相談が必要でしょう。
また、神道やキリスト教の場合も、神官、もしくは牧師に確認を行いましょう。

 

その5:火葬場との調整

火葬場はひとつの街にそんなに多くは存在しません。よって、ここでは選定というよりも日程調整になります。葬儀屋さんのほうで調整してくれる場合もあります。基本的には、その3で説明した火葬許可証が交付されていることが前提となります。加えて、六曜にも注意しましょう。「友引」は友を引くとの字通り、お葬式には好まれない六曜です。そのため、友引の日は火葬場がお休みのところが多いようです。この場合、お葬式の日程を前後にずらす必要があります。
このようなことはないとは思いますが、死亡してから24時間以内には火葬は出来ませんのでご注意ください。

 

その6:基本的な日程構成

お葬式を執り行うにあたっての基本的な日程構成についてご説明します。通常、亡くなった日の翌日に通夜、翌々日が葬儀・告別式という流れになることが多いです。しかし、あまりにも突然の死で準備を整えるのに時間がかかる場合や、その5で説明した「友引」のため火葬場が休みである、お寺との日程調整がつかない場合などは日程を2、3日ずらすこともあります。

 

その7:親族、関係者に連絡をとる

お葬式の日程については親族や所属していた会社や団体、友人などにお知らせをしなくてはいけません。そのピックアップが必要になります。どの範囲でお知らせを行うのか、人数はどのくらいになるのかなど考えることになります。死は突然訪れるものですが、親族や関係者は今日明日葬儀を執り行いますといきなり言われても、遠方である場合もありますのである程度の日程的な都合は必要になります。告別式は関係者にお知らせをしてからせめて1日の間は空けたいものです。

 

ここまでお葬式の日程について悩むポイントと解決方法についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。ここで最大のポイントについてご紹介しますと、以上の7点を死亡が確認されてから一両日中に決めていかなくてはいけないという点です。大切な人が亡くなった悲しみはわかります。しかし悲しんでいる暇もなく、段取りをしていかねばなりません。このように膨大な段取りを1人で行おうとするのは無理があります。周りの家族や親戚、葬儀屋さんやご住職などを頼って、儀を滞りなく行えるようにしてください。

 

まとめ

お葬式の日程でみんなが悩むポイントと、7つの解決方法

その1:喪主を決める
その2:葬儀社を決める
その3:行政手続き
その4:菩提寺との調整
その5:火葬場との調整
その6:基本的な日程構成
その7:親族、関係者に連絡をとる


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