新生児の頃は1人で何も出来なかった赤ちゃんも、二歳児になると自我が芽生えてきます。まだ1人では出来ないのに「○○がやりたい!」「1人で出来るもん」という自己主張ばかりが強くなってくるので、ママ達が悩み始めるのも、二歳児のしつけの時期です。
二歳児になると俗に言う「イヤイヤ期」に突入します。「イヤイヤ期」では、ママ達が何をお願いしても、「子供達が言うことを聞いてくれない!」なんて日常茶飯事。
でも、二歳児のしつけが面倒だからと言って、見過ごすことは出来ません。子供達がイヤイヤ期を乗り切って行くように、ママ達も子ども達と一緒に二歳児のしつけを乗り切っていくのです。
そこで今回は、二歳児のしつけを乗り切る、イヤイヤ期の子どもに対する節し方や、そのコツをまとめました。二歳児のしつけに悩んでいるお母さん!一人で悩まずに、ぜひこちらを確認してみませんか?
二歳児のしつけ☆
イヤイヤ期を乗り切る7つの智慧
家の子だけ?いえいえ、そんなことはありません。
新生児の時の子育てと一歳児、二歳児のしつけは、それぞれ苦労も悩みも違います。特に子供の自我が芽生えて、主張がどんどん強くなってくる二歳児のしつけは、ある意味一番大変とも言われています。
反対に、二歳児になって自分の主張も全く出て来ないで、ママの言いなりになっている方が心配なのです。
★ イヤイヤ期に突入しているのは、立派に成長している証拠!
二歳児のしつけの大前提として、我が子にイヤイヤ期を感じ始めたら、「健康的に育っているなぁ~!」と喜んでしまいましょう!
むしろ、二歳児のしつけに悩むこの「イヤイヤ期」の到来は、健康的な当たり前の成長過程なのです。
★ お子さまがイヤイヤ期に突入したら、むしろ安心して下さい。
二歳の子ども達は、なぜ「イヤイヤ!」と言うの?
「これ食べる?」と聞いても、「イヤ!」。「あそこに遊びに行こうか?」と切り返しても「イヤ!」…。そんな二歳児のしつけは、イヤイヤ期への理解なしには進められません。理解出来ないままだと、正直どのようにして二歳児をしつけて行けばよいのか、訳が分からなくなってしまいます。
★ なぜ、イヤイヤ期が始まるの?
・ 自分と母親が「違う人間だ」と分かる時期!
・ 「自分の」感情が育つ時期
・ 他の人と気持ちをぶつけ合って、「自分」を意識する
・ 言葉が増え、表現力を育む時期
・ 何でも「いや!」と言う時は、単なる言葉遊び!なんてことも…。
このように、イヤイヤ期は自分を意識する自己形成期とも言える、大切な時期なのです。この時期は自分の気持ち、自分の頑張ったこと、が認められる体験の積み重ねが必要です。そこで、気難しい二歳児の子育てやしつけをもっと楽にするための秘訣があります。
★ 「自分で選ばせる」こと!
ママやパパが決めたことをしたくないと言うのなら、自分で選ばせるようにすればよいのです。服やおもちゃなどなら、2,3個用意して1つを選んでもらうと、本人も満足するケースが多いです。
このように、「自分で選んだ」ことの積み重ねが自信につながります。自分で決めたことに関しては、きっとイヤとは言わないはずです。
他者を意識するこの時期に、大切なものは…
二歳児のしつけと言っても、保育園に通っている子もいれば、まだ自宅でママと過ごしている子もいます。実は集団生活を行っていない子の方が、自分の主張が強くなる傾向があるのをご存知ですか?イヤイヤ期も加速気味となります。
ママと2人で過ごしているとどうしても甘えたくなってしまいますから、仕方ありません。そこで在宅保育での、二歳児のしつけのおススメは…。
★ お友達と接する時間を増やしてみる!
児童館や子育て支援センターに連れて行けば、子供は楽しく過ごせますし、ママ同士子育てやしつけの悩みを共有できるのでオススメです。
他者を意識するこの時期の二歳児のしつけには、同年代の子ども達の触れ合いのなかで、おもちゃの取り合いなど、ケンカの経験も大切です。ケンカを通して、お友達や周囲の人の気持ちを理解できるように、協調性を養うチャンスでもあるのです。
成長にはまだまだ、個人差があります
二歳児のしつけに一生懸命でも、イヤイヤと毎日付き合っていると、精神的に参ってくるママ達もたくさんいます。そんな時に、ついつい子育てや、二歳児のしつけに関して書いてある本を開いて、自分の子供の状況を確かめてしまう人も多いです。
★ 二歳児のしつけで悩む人ほど、育児本を読まない!
もちろん共感できる部分もあるでしょうが、育児本を読んでしまうとその内容と自分の子供を比較してしまうので、あまり良いとは言えません。
イヤイヤ期の二歳児の行動は、子供によって差がありますし、基準というものがないのです。どうしても、二歳児のしつけでは親目線で我が子を見てしまう傾向にあります。育児に疲れている時には、「敢えて」育児書を気にしない、ママのメンタルの強さも必要です。
二歳児のしつけの毎日、疲れますか?
二歳児のしつけ。あんなに困ったイヤイヤ期でも、懐かしく思う時が必ず来ます。五歳児・六歳児になってやけに物わかりが良いと、「何だか拍子抜けして、寂しい気持ちになった!」と言う先輩ママの体験談もあるほどです。そこで…。
★ 「イヤイヤ星人」と名付けて、二歳児のしつけを!
どうせイヤイヤ期は一時期のもの!と割り切って、子どもを「イヤイヤ星人」と愛情たっぷりにネーミングし、思いっきり楽しみませんか?子育てマンガの作家さんは、「良いネタみっけ!」とワクワクするそうです。
もしも子供が暴れだしても「イヤイヤ星人!来たな~!」と遊びに変えると、意外とすんなりわがままも落ち着くものです。イヤイヤ期の二歳児のしつけを楽しむ余裕を持つと、案外見える世界が変わってきます。
二歳児のしつけと思わずに接してみる
二歳児は理由もないのに、イヤだと言っているパターンがほとんどです。自分でも理由が分からないけれど、とにかく構って欲しくて注目して欲しくて反抗している!なんてことも。
そこでイヤイヤ期パニックになっている子どもの、二歳児のしつけでは、ママの方が冷静になる必要があります。そのためにも、ある質問をしてみましょう。
★ 「どうしてイヤなのか?」を聞いてみる。
もちろん答えられない場合の方が多いですが、イヤイヤ星人になっている子供をなだめるためのワードです。
パニックになっている二歳児のしつけでは、「あれ?」と一瞬考える時間があるだけで、イヤイヤパニックが収まる例が数多くあります。そのため「どうしてイヤなの?」の質問に限らず、二歳児のしつけと思わずに、対等な気持ちで素直に質問を投げかけてみるだけでも、子どもは落ち着くことが多々あるのです。
二歳児のしつけでは、ママが冷静に、穏やかに「質問する」ことがポイントです。
「自分で決めたい!」二歳児のしつけのコツ
「イヤだ。やりたくないもん」と言っている子供に、無理やりやらせても結局はうまく行きません。イヤイヤ期に突入した二歳児のしつけでは、「無理にさせない!」と決めてしまうのも、ひとつの方法です。
★ 自分で動くタイミングがくるまで、ママとパパが待ってみある。
自主性を尊重してあげると、案外落ち着いて取り組むケースがほとんどです。二歳児のしつけは、両親にとって忍耐力の鍛錬にも近いかもしれません。
一方で、無理にさせないで自主性を高めることも大事ですが、放って置き過ぎるとワガママになってしまうので注意します。イヤイヤ期に突入すると、親までもイライラしてしまいがちになります。ここはより意識して、二歳児のしつけの真っ只中では、心穏やかに保てる工夫が必要です。
★ 二歳児のしつけ真っ只中では、両親のストレス解消の工夫も必要。
・ アロマテラピーを活用してみる。
・ 鼻歌を歌って、気分を盛り上げる。
・ ともかく睡眠を充分に取る!
・ カラオケボックスに定期的に行って、ストレス発散!
・ 夫婦間で頼りながら、一人の時間を作る習慣付け。などなど。
いかがでしたか。今回は、二歳児のしつけで迷った人にぜひ読んで欲しい、二歳児のしつけの最大の難関、「イヤイヤ期」をどう乗り切るかを、あらゆる側面から解説しました。
二歳児にとってイヤイヤに反抗するのは、自我の芽生えであり、立派な自己主張の1つです。親である皆さんは子供の成長を真摯に受け止めて、反対にイヤイヤ期を楽しむくらいの余裕を持てるように、両親の自分自身へのケアも大切に過ごしてください。
もしも育児の壁にぶち当たったとしても、上記のコツさえきちんと覚えておけば、何とかなるはず。重大に受け止めず、いざとなれば周囲や行政に相談が出来ることも意識しながら、気楽に二歳児のしつけや子育てを楽しんで下さいね!
まとめ
大変な二歳児のイヤイヤ期!ストレスの少ないしつけ7つのコツ
・イヤイヤとなっても、それが当たり前!と理解しておこう!
・自分が芽生える二歳児のしつけでは、自分で選ばせるようにする
・お友達と過ごす時間を増やして、協調性を身に付ける
・二歳児のしつけに行き詰ったら、敢えて育児書は読まない
・この際、「イヤイヤ星人!」と名付けて、この時期を楽しむ
・「どうしてイヤなの?」など、子どもに質問をしてパニック解消!
・無理にさせない。自主性を尊重するには、「気長に待つ。」