「魔の2歳児」や「第一次反抗期」そう呼ばれることがあるのが2歳という時期。この時期の我が子に手を焼くご両親も多いことでしょう。
天使だったお子さんが小悪魔に変わり、どうしたら良いか分からなくなるママが多くなるのもこの時期です。
ママとしての試練!!と言ってしまえれば楽なのですが、それでは何の解決にもなりませんし、2歳児を持つママからしてみたら「誰か助けて~!!」と言いたくなる状況でしょう。
そこで今日は、2歳児のしつけを楽にする7つの考え方を紹介します!1歳から3歳までの子供の脳は、スポンジのように吸収していきますから、この時期はとっても大切。
「少しでも楽にどう過ごすか」をキーポイントに考え方のヒントを書いていきます。ぜひ参考にされて下さいね。ママの笑顔で、お子さんもハッピーになる毎日を過ごしましょう!
2歳児の育児に悩むママを笑顔に☆
しつけを楽にする7つの考え方
考え方1.大らかな気持ちで。
「これはイヤ、あれもイヤ」これまで大丈夫だった物を突然嫌がったりします。これは自分の意志を持ち始めた証拠です。まずはお子さんの成長を喜んで下さい!
次に、お子さんが何を求めているか、よく観察するのが大切です。状況をしっかりと見つめ、お子さんの行動を理解します。
我がままの場合、自分への興味を引きたいが為に行う事が多いです。「そんなに私が好きなのか!この可愛いやつめ~。」と思いながら、触れ合いを増やしたり、愛情を込めた言葉を伝えたりして下さい。
どうしても手が離せない時は、「もう少し待ってね!」の一言をきちんと伝えましょう。反抗の場合、自分以外の誰かが選んだ物が嫌な時があります。
その時は、「ほー、一丁前に自分で選ぶのね!成長したもんだ」とニヤリ微笑みながら、選択肢を与えてあげましょう。1つずつ渡すのではなく、2つ、3つ一緒に出し、選んで貰うのがポイントです。
大らかな気持ちで、ゆっくり少しずつ試して下さいね。
考え方2.伝わる言葉で!
2歳児は、ある程度の言葉を理解するようになりますが、周囲の状況を把握できる程ではありません。電車内で大声を出したり、靴のまま席に立ったり…そんな時は、なぜダメなのか、何がダメなのか、きちんと説明してあげましょう。
また、アイディアで切り抜けるのも良い方法です。電車に乗る前に伝えてみて下さい。「電車の中はね、たくさんの人がいて大きい声出すと、ママが悲しいし、周りの人もイヤイヤするから、コソコソ話しよっか!」
身振り手振り、表情も変えながら、ご自身の気持ちを伝えて下さい。ママが嫌がる事をしたくない!楽しい事したい!と思わせるのがコツです。
「電車のお席はね、いっぱいの人が座る場所なの。お靴のまま立つと、バイキンとか汚れがついちゃうから、お外を見る時は、ママの膝の上に乗って一緒に見てくれる?」
素直に「うん」と言ってもらえる伝え方にするのがポイントです。難しく考えず、お子さんに伝わる言葉で、あなたの気持ちを表現してみましょう。
考え方3.ルールを決める。
壁に落書きしたり、テーブルやベッドから飛び降りてみたり、水たまりで遊んでみたり…「ギャー」と悲鳴を上げたくなる事も多いでしょう。
そんな時は、お互いの為にルールを決めてください。落書きなら、「○○のお絵かき場」と称した落書きボードや空間を作ってみましょう。
そこで一緒に遊んで、「良くできたね~!これからここでお絵かきしようね!」と上手に誘導して下さい。テーブルやベッドからの飛び降りは危険も伴いますから、目を離さないようにしておきましょう。
「ママが布団とクッションをここに敷いた時は、飛び降りていいよ~!」と先手を打つのも良い方法です。
水たまりで遊ぶ時は、少しの諦めが必要です。古い洋服を準備しておき、「水遊びしたい時は、このお洋服着ようね。このお洋服、どろんこに合う~!」持ち上げるのがポイントです。
真新しい洋服を汚されるよりは、お古の洋服で手を打ちましょう。2歳児の冒険心と創造力、そして自分なりの境界線を学習している時期ですから、邪魔せず、けれどママ自身も納得できるルールを作り、色々な経験をさせてあげて下さい。
考え方4.時には毅然とした態度で!
何を試してもダメな時があるでしょう。また、お子さんが他の誰かを叩いたりすることもあるかも知れません。そんな時は、一貫性のあるしつけをして下さい。
目線を同じ高さにし、両手を優しく握り、「何が嫌なの?」「それはダメ!」と毅然とした態度で対応します。そのまま無言でも良いでしょう。但し、5分以内の短めで!
お子さんが一番信頼しているのは「あなた」です。そして社会のルールを教えるのも「あなた」です。責任重大と思われるかも知れませんが、必要な事。
あなたが正しいと思う事を、きちんとお子さんに分かる言葉で伝えてみましょう。人前であっても気にすることはありません。
どんな人間になって欲しいか、正しい事は正しいと、そして間違っている事は間違っていると、ちゃんと認識できる大人に育って欲しいと望むなら、時には必要な事だと考えましょう。
考え方5.待ってみる。
2歳児の興味の対象は、あれやこれやと次々に変わります。また泣いていたと思ったら、次の瞬間笑っているなど、感情の起伏も激しいのが特徴です。
あなたに心を許しているから、素直に感情を表現できているのだと、前向きに考えてみましょう。自宅での場合ですが、「もう無理」とご自身が感情的になっている時は、気持ちが鎮まるまで何もせず待ってみるのも時には有効です。
「あれ?思っていたより、ぐずらない」と新しい発見をするかも知れません。お子さんが落ち着いたら「どうして泣いていたの?」と原因を探ってみるのが大切です。
周囲の環境が原因かも知れませんし、もしかすると、あなたが原因かも知れません。お子さんはママの感情を敏感に感じ取りますから、あなたの負の感情を感じて、ぐずっている事もあり得えます。
そんな時は、目を閉じ、深呼吸し、ご自身の気持ちを静める事に集中してみましょう。
考え方6.ありのままで。
ぐずったり、泣きわめいたり、反抗的だったり、マイナスの面ばかりが心を支配しているかも知れません。寝ている時が一番幸せ。なんて思ったりすることもあるでしょう。
そんな時は、お子さんのありのままの姿を観察してみてください。お散歩中に花を見つけ、「ママ、これ可愛いね」って笑顔で言われたり、虫を見つけて「こんな虫見つけたよ」って興味深そうな表情をしていたり、ご飯を食べながら「これ美味しいね」と幸せそうな顔をしていたり、そんな日常の何気ない幸せを感じて下さい。
お絵かきして「ママだよ」って変な絵を見せられても、心は喜びに満ちているはずです。大人になって忘れがちな、日常の1つ1つの幸せをお子さんがいるから思い出させてくれる。
考え方7.鉄板ネタを探る!
最強の重要ポイントです。お子さんが必ず笑うネタを探してみましょう。変顔でも良いですし、変な踊りでも良いです。お尻を使ったネタでも宜しいです。
体一つで出来るネタなら何でも構いませんから、お子さんが必ず笑顔になる鉄板ネタを見つけてみましょう。これが見つかれば、「魔の2歳児」なんてへっちゃらです!
お手伝いの時にも、「このお皿一緒に片づけたら、変な踊りしようか!」と使うこともできます。ぐずっている時にも、「(変顔→子供笑う)ママ、○○ちゃんのその笑顔、大好き!」と伝える事もできます。
怒った後にも、「ごめんね。ママ言いすぎたね、仲直りのお尻ダンスしてくれる?」と使う事も出来ます。毎日、試行錯誤。「どうやったらお子さんを笑わせられるか」を考えながら過ごしてみてください。
お子さんのみならず、きっとあなたも救われる事でしょう。
いかがでしたか。
少しは気持ちが楽になったでしょうか。毎日一緒にいて、精神的に参る事も多いでしょう。ママさん、本当にお疲れ様です。たまには手抜きでもいいです。時にはご両親に預けてリフレッシュしてもいいのです。
一人で抱え込まずに、多くの方の手を借りて下さい。あなたの心次第で、お子さんも大きく変わります。大丈夫です。
ただ忘れてはいけないのは、お子さんにとって、お母さんの存在が一番だと言うこと。誰よりも側にいて欲しいし、誰よりも一緒にいて安心する存在があなただと言う事です。
この事を忘れずに、愛情たっぷりたくさん触れ合って生活して下さいね!笑顔溢れる日常でありますよう、成功を祈っています。
まとめ
2歳児の育児に悩むママを笑顔に☆しつけを楽にする7つの考え方
考え方1.大らかな気持ちで。
考え方2.伝わる言葉で!
考え方3.ルールを決める。
考え方4.時には毅然とした態度で!
考え方5.待ってみる。
考え方6.ありのままで。
考え方7.鉄板ネタを探る!