2歳児は、とても好奇心が旺盛の時期ですね。なんでも自分でやろうとしますが、うまくいかないと癇癪を起こしたり、泣いて暴れたり・・・とにかく手がつけられなくて困る、という経験はありませんか?
2歳児は「第一次反抗期」とも呼ばれる大変な時期。子どもが言うことを聞かないと、親もつい感情的に怒ってしまいがちです。子どもが納得できるようにはしかることができないと悩むママも多いようです。
あなたは、子どもに、「なぜ、したらいけないのか」「なぜ、しなければならないのか」を伝え、理解させるしかり方ができていますか?ただ感情をぶつけるのではなく、冷静に話さなければ、子どもは大人を怖いと思うだけで、なぜしかられているのか分からないままです。
今回は、子どもの成長のために、2歳児をしつけるためのポイントにポイントについてご紹介します。
子供の成長のために、
2歳児のしつけで気をつけたい7つのポイント
人のせいにした怒り方をしない
スーパーや公園などの公共の場で、子どもがよくないことをしたときに、「お店の人が怒るからダメ。」「あのおじさんに怒られるよ。」などと言うのは、特定の人物がいないときはしてもいいんだと子供に思わせてしまいます。
そうではなく「人の迷惑になることはしてはいけない」ということを親がきちんと教えなければいけません。
たとえば、、「商品にぶつかって、お店に迷惑をかけるから」、「他の人にぶつかって迷惑をかけるから」など、きちんと理由を説明することが大切です。
2歳児ですと、まだ公共のルールを理解することは難しいですが、小さい頃からしつけとして身につけさせることが大切です。
叱るタイミングも重要
小さいうちは、悪いことをしたらその場ですぐに怒らないと忘れてしまいます。ですから、後から怒られても何を怒られているのか理解できません。悪いことをしたら、すぐに叱ることが効果的です。
中には、子どもにも自尊心があるので、人前で叱ってはいけないと思っている方も多いようです。
しかし、子どもが人前では何をしてもいいんだ、と思ってしまって、いたずらがエスカレートしてしまうかもしれません。ですから、どんな場合でも、すぐにしかるようにしましょう。
人目が気になるときは、少しひと気の少ないところに移動するなどして叱るというのもいい方法です。
叩いてしまいそうになったら、ちょっと待って!
2歳児は、何にでも好奇心が旺盛で、なんでも自分の思い通りにしようとする時期です。ママは腹の立つ気持ちをぐっと抑えることが大切です。
目線を子供と同じ高さまで下げて、なぜこうするのか、なぜこれがいけないのかという理由を話してあげましょう。ここで大切なのは、手をあげてしまわないことです。
特に、2歳というのは、親の真似をする時期です。親が怒ったときに手を挙げてしまうと、頭にきたときは叩けばいいのだと思いんでしまう場合もあります。注意された内容よりも、痛かったことで頭がいっぱいになってしまいます。
まずは、深呼吸をするなどして、意識して気持ちを落ち着かせ、それから、子どもに何がいけなかったのかを話すようにしましょう。もしも、自分の叱り方が感情的になってしまった時は、子どもには素直に謝りましょう。
叱った後のフォローも重要
子どもを叱った後は、気まずくなりそうですが、気持ちを切り替えて、なるべく普通に接するようにしてください。そして、注意したことが改善されていたときは、とてもほめてあげましょう。
「よくできたね。すごいね。」と 褒められたことで、子どもはもう同じ失敗はしないぞ、と思うことでしょうし、もっと褒められるようにがんばる気持ちになるでしょう。
厳しく叱ってしまった日は、夜寝る前に、子どもをぎゅっと抱きしてあげましょう。それだけで、子どもは愛されているんだと思い安心します。子どもとスキンシップをとりましょう。
今が一番かわいい時と思うようにしましょう
小さな子どもを連れて歩いていると、ご年配の方に「この頃がいちばんかわいかったわ。」などと言われた経験はありませんか?
ママとしては、こんなに大変な毎日なのに、かわいいなんて思えるわけないじゃない!と怒りたくなるかもしれません。ですが、本当に、子どもの成長は早く、あっという間に大人びてしまいます。
2歳児のわがままも、子どもの自我の目覚めの現われで、成長している証拠なのです。とはいえ、やっぱり「イヤイヤ」ばかり言われると、ストレスがたまります。
そんなときは、あと少しで反抗期が終わるからもう少しの我慢だ。と自分に言い聞かせましょう。幼稚園などに通うようになったら、子どもと過ごせる時間は半減します。一緒にいられる時間を大切にしましょう。
ほめて、認めてあげましょう
2歳児は、手先の器用さを育てるいいチャンスでもありますから、スプーンやフォークを使わせたり、衣類を自分で脱ぎ着できるように挑戦させてみましょう。
はさみや包丁も、大人がお手伝いするのであれば、どんどん使わせましょう。上手にできなくても、一人でさせてみることが大切です。まずはそばで見守ってあげましょう。
そして、がんばったことを褒めてあげてください。子どもは褒められることにより嬉しくなり、もっと新しいことにも挑戦したい気持ちが芽生えます。
ときには、子どもがいつもしている当たり前のことも「早起きできてえらかったね。」「ごはんを全部食べられてすごいね」などと褒めてあげましょう。褒められると自分の存在感を実感し、それが大きな成長へとつながります。
辛くなったら我慢しないこと
思い通りに行かなく事がたくさんあるのが育児です。こんなはずではなかったと、後悔することもたくさんあるでしょう。
今は、核家族化が進み、育児の相談しようにも、育児経験のある人が周りにいないために、誰にも言えずに悩んでいるママが増えています。
同じようなママ友達がいても、やはり育児経験は乏しいでしょうから、話して楽にはなっても、アドバイスは期待できないでしょう。
最近は、インターネットや電話で育児経験の豊富な方が相談にのってくれたり、育児法のテレビや本もたくさん出版されています。上手に利用してみるといいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
子どもの叱り方にも褒め方にもコツがあることをお分かりいただけましたか?子育ての悩みは千差万別ですし、、子育てにはこれが正解というものがありません。
毎日、思うように子どもと接することができず、これでいいのかなあと不安に思いながら子育てをされているママも多いでしょう。
今回は、叱るときのポイントを主にお話しましたが、子育ての基本は、叱ることよりも、褒めて、共に喜ぶことの方が大切です。
褒めて認めてあげることで、自分に自信を持てる子どもへと成長していくことでしょう。叱ることも、ほめることも、親子の大切なコミュニケーションです。上手な褒め方と叱り方をマスターして、信頼ある親子関係を築きましょう。
まとめ
子供の成長のために、2歳児のしつけで気をつけたい7つのポイント
・人のせいにした怒り方をしない
・叱るタイミングも重要
・叩いてしまいそうになったら、ちょっと待って!
・叱った後のフォローも重要
・今が一番かわいい時と思うようにしましょう
・ほめて、認めてあげましょう
・辛くなったら我慢しないこと