結納の服装について、当人・出席者が注意するべき7つのこと

結納の服装について、当人・出席者が注意するべき7つのこと結納の意味をご存知ですか?

婚約が成立したことを形としてあらわすために、両家が取り交わす儀式のことを言います。その歴史は長く、なんと1400年前から続いているようです。

ここでは、結納時の服装について、当人と出席者が注意するべき7つの点について、ご紹介します。

 

結納の服装について、
当人・出席者が注意するべき7つのこと

 

1.男性当人の結納の服装は、準礼装か略礼装が一般的

正式な結納の服装は、正装である、モーニングコートが基本ですが、現代では準礼装または略礼装が一般的な服装です。

まず、準礼装が洋服の場合、昼間の結納は、ディレクターズスーツ、夜間であれば、タキシードを着用します。和服の場合は、現代は着る人は少なくなりましたが、三つ紋付羽織・袴か色無地の五つ紋付き袴を着用します。

また、略礼装が洋服の場合は、ブラックスーツまたはダークスーツを着用。和服は、三つ紋付羽織・袴か一つ紋付き羽織・袴を着用します。

 

2. 女性当人の結納の服装は、男性の服装の格を合わせること

結納当日、男女お互いの服装が、ちぐはぐ、バラバラになってはいけません。
男性が、ダークスーツの場合、女性も格を合わせることがマナーですが、現代は、写真の写り映えや親の評価を考慮すると、女性は振袖でもOKです。

当日の服装が準礼装に決まった場合、女性は、洋服の場合はワンピース、ドレス、アンサンブルスーツ等を着用します。長袖を着るのが正装ですが、夏場は、半袖は七分袖等でも構いません。夜の場合は、セミイブニングドレスを着用します。セミイブニングドレスとは、昼のワンピースなどよりも、華やかな素材のもので、膝丈からロング丈のドレスのことです。和服の場合は、訪問着または色留袖の三つ紋付きまたは一つ紋付き。色無地紋付きを着てください。

また、略礼装が洋服の場合は、ワンピース、ツーピース、インフォーマルドレス、ツーピースで、肌を露出しないものを着るのがマナーとなっています。
夜の場合は、カクテルドレスを着用します。和服の場合は、紋付き色無地、紋付き付下を着用します。

 

3. 当人の親同士は、服装の格を合わせる

当人同士の結納時の服装時と同様に、親同士の服装のバランスも大切です。こちらも、ちぐはぐにならないように両家の親同士の服装が同格になるように、事前にしっかりと打ち合わせをしましょう。

両家の父親はスーツ同士、または礼服同士になるように注意します。ブラックスーツを着る場合は、白いワイシャツにフォーマルなネクタイをつけるのが基本となるので、気をつけましょう。

母親は、女性当人と格を合わせるようにします。洋装の場合は、フォーマルなワンピースやスーツを着用し、和装の場合は訪問着や付け下げを着用します。必ずしも、両家の母親同士が和装同士または、洋装同士になるように合わせる必要はありません。

 

4.仲人を立てる場合も、事前に打ち合わせをする

最近は、結納時に仲人を立てない人も増えてきました。でも、伝統にこだわりたい、という人は仲人を立てて、厳かな雰囲気の中で結納を行う場合もまだまだあります。仲人の服装も、当人や親同士と同様に、ちぐはぐにならないように事前に打ち合わせをしておきましょう。

仲人の服装は、男性は背広にネクタイ着用、女性は黒留袖が正装となっています。また、女性の準正装は、色留袖の場合もあります。最近は、仲人、両親ともに洋装が多いようです。

 

5. 兄弟姉妹は目立たないように

当人同士の兄弟姉妹が結納に出席する場合は、当人達の格に準じた、あまり目立たない服装にしましょう。当人の姉妹であれば、地味目のワンピースかスーツを着用します。

 

6. 格式のレベルや時間・会場によって、服装に気をつける

結納の格式のレベルや場所と時間によっても、当日の服装が変わってきます。ただし、現代では結納の席では、会場がホテル・旅館などの場合は、準礼装の着用、自宅やレストランなどでは略礼装に統一するのが一般的です。

 

7. 男性の場合、かしこまらなくても、ジャケット着用を

当人同士・親同士が【あまり堅苦しくならない】結納を希望する場合は、新郎である、男性はスーツにネクタイ、というスタイルにはこだわらなくても、構いません。ただし、けじめをつける儀式であるため、カジュアル過ぎないことがポイント。

新郎は、ネクタイはつけなくても、ある程度きちんと感が出るようにジャケットを着用しましょう。新婦の女性は、フォーマルウェアにならなくとも、お出かけスタイルになるようにしましょう。

 

いかがでしたか?
歴史が長く、厳粛な儀式と捉えらえる結納ですが、当人同士が堅苦しくならないようにしたいと望む場合、フォーマルウェアではなく、事前の打ち合わせで、当人同士・出席者が平服で統一しても良いかも知れません。当人同士の心配りで、和やかな結納になるようにしましょう。

まとめ

結納の服装について、当人・出席者が注意するべき7つのこと

1.男性当人の結納の服装は、準礼装か略礼装が一般的
2.女性当人の結納の服装は、男性の服装の格を合わせること
3.当人の親同士は、服装の格を合わせる
4.仲人を立てる場合も、事前に打ち合わせをする
5.兄弟姉妹は目立たないように
6.格式のレベルや時間・会場によって、服装に気をつける
7.男性の場合、かしこまらなくても、ジャケット着用を


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