レディファーストの心得☆食事で意識したいマナーとは

レディファーストの心得☆食事で意識したいマナーとは
レディーファーストと聞くと、まだまだ浸透していない日本では、女性はどのように振舞えば良いのか戸惑ってしまい、反対に男性だと「どんな気遣いをすれば良いのだろうか…。」などと、不安にもなりがちですよね。

日本には昔から既婚女性は、「奥様」と言われるように、部屋の奥を守っている、つまり家の中を守る存在でした。男性は家と女性を外敵から守るため常に先に行って、安全を確かめるといった「武士道」なるものが、今でも潜在的に受け継がれています。

同じような感覚で、欧米諸国英語圏の人達にとって、潜在的に受け継がれているのが「レディファースト」ではないでしょうか。

元々は「騎士道」と言われる規範からはじまり、貴婦人に対して奉仕する思想が、女性全般へ変化。親の背を見て子が育つように、欧米などでは小さな男の子でさえ「レディーファースト」が染み付いているとか…。

そんな風習、知れば知るほど自然な振る舞いをするには、勉強が必要だと感じますよね。そこで今回は、日本では馴染みのないレディーファースト、日本人が間違えやすい基本を、お伝えします。

 

レディファーストの心得☆
食事で意識したいマナーとは

 

レディーファーストとは

レディーファーストとは、日本にはない風習なので馴染みがありませんが、欧米では歯磨きと同じような感覚で行われているもの。

特にヨーロッパはレディーファーストにはうるさく、観光旅行に訪れている日本人カップルが、レストランに行く際に、男性が先に入ろうものなら変な顔をされることもあるほど。

【 レディファーストの必要性 】

★ レディーファーストは、「女性に配慮すること」が基本の考え方。

・ 特に海外旅行の際には、男性は注意が必要。日本でも格が高いレストランでは、レディーファーストは常識!

欧米文化でレディーファーストを知らないと、「野蛮な人」とでも思われてしまうこともある、大切なマナーのひとつです。

レディーファースト時の女性の振る舞い

女性とともにお食事へ行った時、レディーファーストの第一関門と言えば、お店のドアではないでしょうか。80年代、90年代のトレンディードラマのように、男性がドアを開けて女性に優しく入るように促すのがスマート。

【 レディーファースト、ドア 】

★ 女性は男性がドアを開くまで、美しい姿勢で待っていればOK。女性も、レディーファーストをしたくなるような、堂々とした立ち居振る舞いをしなければなりません。

・ 猫背で歩き方が優雅ではない女性には、男性だってレディーファーストをしたくなくなる、と考えて振舞ってみてください。

ドアマンがいるような時はドアマンに開けるのをお願いして、入る順番を女性、男性と続くようにするのがマナーです。

 

欧米と日本の受付の違い

さぁ、店内に入りました。ウエイターが「いらっしゃいませ」とこちらに近づいてきます。ここで欧米ならばレディーファーストで、ウエイターは男性に話しかけるのですが、日本はそうでは無いこともあります。

格が高いレストランや欧米ではウエイターにもレディーファーストは染み付いていて、お連れがいないか確認してから話しかけますが日本人には皆無。日本では、多くのケースで、女性がはじめに入った為いろんな質問をされている状態ではないでしょうか。

【 レディーファースト、受付 】

★ 格式のあるレストランの場合は、男性がウエイターに色々話をして、女性を席へ誘導してもらうのが一般的。

・ 一方の他のお店の場合、女性を先に入ってもらってから、さり気なくウエイターの質問に男性が答えるのがかっこいいかもしれません。

 

日本人の多い、座る場所の間違え

薄暗い店内を、ウエイターの案内した席につこうとしています。そこでちょっと待った!

【 レディーファースト、座る場所 】

★ 上座は女性が座る場所。男性は下座、つまり出入り口付近に近い席に座ることを心がけてください。レディーファーストはその名の通り「女性優先」

・ ある夫婦が新婚旅行で海外にいった時の話。現地のレストランで食事をしようと店の中へ。ウエイターが案内してくれたソファー席に堂々と男性が座り、反対側のイスに女性が座った体験談がありますが、これは間違え。

その時、他のお客様の視線の冷たいこと…。なんて気の利かないやつなんだとヒソヒソ話されてしまいました。

ウエイターは女性をソファーに案内したつもりだったので、ウエイターも変な顔…。日本人が気付いてないだけで、現地ではあまりいい噂は立ちません。女性は上座、男性は下座と肝に命じて覚えておくのが◎!

ちなみに女性が座るまでは男性も座ってはいけません。ウエイターがいない場合は、男性が女性のイスを引いてあげてください。欧米の女性も、多くがイスを引いてくれるまでは、待っています。

 

日本人男性が意識したい、注文の仕方

やっと席につけました「…やれやれ。」と言ったところかもしれません。けれども、これから注文を取る手順へ。

メニュー表をみて女性は何か決まったようです。そこへウエイターがやってきました。「ご注文は何になさいますか?」。ここでお互いそれぞれ食べたいメニューを、ウエイターに伝えたいところですが…、ちょっとSTOP!

【 レディーファースト、注文 】

★ ここでは男性がエスコート役なので、女性が決めたメニューと男性自身が決めたメニューをウエイターに伝えなくてはいけません。

・ 男性が下座に座っている意味がなくなってしまいます。下座に座っている人は、動きやすいポジションのはず。この食事の場では男性が女性をエスコートしていかなくてはいけません。

 

いかがでしたでしょうか、馴染みのないレディーファーストをものにするにはコツが必要。小さい時からお父さんやおじいさん達が、レディーファーストを見れば、英才教育として身につくのかもしれませんが、武士道息づく日本ではまだまだ…。

欧米のレディーファーストがなぜかっこいいのか、と言いますと、男の余裕を見せることこそがかっこいい、とされているからなのです。

せかせかした男性は、なんだかセコいような感じがするもの。どんなに急いでも向こうから来る女性が落とし物をしたら、さり気なく拾って「どうぞ」と差し出す…。まさに大人の男性。余裕こそがレディーファーストを浸透させてる大元!

日本ではあまり馴染みのないレディーファーストですが、最近余裕がない人が増えている時代に、レディーファーストはすごくいい文化。ぜひレディーファーストを自然にこなして、騎士道精神を理解してみてください。

まとめ

日本人が意識したい、レディーファースト

・ドアは男性が率先して開いて女性を先に入れる
・イスは男性が引いて女性を着席させる
・エスコートは男性なのでオーダーは男性
・会計もお店の中では男性が支払う
・階段、エスカレーターは登りは後から、下りは先
・余裕を見せる事がかっこいいにつながる
・常に女性に配慮することを心がける


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