結婚のお祝いメッセージを友人代表として頼まれる事は、とても嬉しいことです。この友人の結婚のお祝いメッセージ、結婚式に必ずといっていい程、プログラム内容に入っています。しかし同時に、慣れない人はとても緊張します。
「一体、どんなことを話せば良いんだろう…。」芸能人や司会業のように、場慣れしているケースはほとんどありません。気のおけない友人知人だけのカジュアルな結婚式なら、結婚のお祝いメッセージも多少融通も効きますが、一般的な披露宴での難しさは、新郎新婦の親族や仕事関係の上司も参列している、という点です。
そのためマナーある結婚のお祝いメッセージの内容でありつつ、会場にいる全員に伝わるような、感動的なメッセージを贈りたいところです。そこで本記事では、結婚のお祝いメッセージで会場のゲストが感動するような、スピーチを体験談を踏まえてご提案します。
実際の結婚式で使用された感動的な結婚のお祝いメッセージの文例を、そのポイントと共にお伝えします。結婚のお祝いメッセージを控えているならば、ぜひ本記事を参考にしてください。
結婚のお祝いメッセージ☆
スピーチで会場感動の事例集
マナーを守りつつ、素直な気持ちをストレートにぶつける
「〇〇が結婚すると聞いたとき、すごく嬉しくて、でも同時に寂しくもなったり…すごく複雑な心境でした。
でも、それでもやっぱりすごく嬉しい。
本当に心からお互いを必要をしている2人を見ていると、私も結婚したくなります。」
ただ『結婚おめでとう』というお祝いの気持ちだけを伝える結婚のお祝いメッセージよりも、本当に正直な気持ちを取り入れるスピーチはグッときます。また親友だからこその寂しい気持ちが、新郎新婦の人柄を表し会場のゲストにも好印象です。
新郎新婦としても、心からお祝いしてくれているんだなと感じて、結婚のお祝いメッセージをお願いしてよかった、と思う体験談は多いです。
新郎新婦のとぼけた一面を伝えて、ほのぼのと
「〇〇さんはサラダがとても大好き!…なのですが、なぜかキャベツとレタスをときどき間違えます。
2人の食卓に、レタスの千切りが並ぶ日が来るんじゃないかと私は今から心配しています。
もしそんな日がきても、〇〇さん、何も言わず食べてあげてくださいね!」
ユーモアのある結婚のお祝いメッセージは、会場全体を温かい空気で包みます。ちょっとしたエピソードを交えながら、新郎や新婦の可愛いところを織り交ぜることがポイントです。
★ このとき、新郎もしくは新婦を貶める言い方にならないように注意してください。
緊張で言葉が詰まってしまった、真っ白になった時
「私の大切な幼馴染である〇〇と、大好きな親友〇〇ちゃんが結婚する、これ以上幸せなことはないです。」
至極当たり前の言葉のようですが、ストレートでゲストも、温かく見守りたくなる結婚のお祝いメッセージです。
結婚のお祝いメッセージでは、それまでの新郎や新婦との思い出が走馬灯のように駆け巡り、言葉に詰まってしまうことが、実は良くあります。そんなときは、結婚のお祝いメッセージでストレートに気持ちを伝えてしまいます。
「話が詰まった。」とゲストが気付いても問題ありません。この言葉で結婚のお祝いメッセージを締めると、それだけで会場全体が感動に包まれるはずです。
★ スピーチの途中で「あっ!」と思ったら、この言葉を思い出してください。
結婚のお祝いメッセージにユーモアを織り交ぜて
「〇〇くんは自他共に認める、究極の雨男です。イベントの際は〇〇くんの偉大な力で、さんざん雨を呼んでくれ、皆で悩まされてきました。
その当時、グループの中で卒業旅行に誘うか誘わないか、一晩通して議論したという事実は内緒です。」
新郎新婦の結婚に全く関係ない結婚のお祝いメッセージの内容でも、会場にいる出席者全員が思わずクスっと笑ってしまうような話を盛り込んでもOKです。
★ 新郎新婦でさえ知らない内容を結婚のお祝いメッセージに入れると、ちょっとしたお祝いサプライズにもなりますね。
新郎新婦とのエピソードを盛り込む
「彼女を紹介するといわれ、初めて3人で食事をした時のことを今でもはっきりと覚えています。なぜか私が一番緊張していました。
一緒に並ぶ2人を目にしたとき、『この2人は将来結婚するんだろうな』となんとなく感じるほど、お似合いで仲の良い2人でした。」
もし新郎新婦の2人と共通のエピソードなどがあれば、お祝いのメッセージに盛り込みましょう。何気ないシンプルな言葉は、新郎新婦を必ず感動させますし、お似合いのカップルなどの言葉は、さりげない新郎新婦の新生活への応援にもなります。
深い付き合いのあった親友だからこそ、のスピーチ
「スピーチで何を話そう…とずっとずっと考えていましたが、〇〇ちゃんが結婚すると考えただけで、泣きそうになってしまい、結局何もスピーチを用意することができませんでした。
ただ、〇〇さんに〇〇ちゃんの事を頼もうと思って今日はやって来ました。〇〇さんどうか、〇〇ちゃんを幸せにしてあげてください。
どうぞよろしくお願いします。」
兄弟姉妹のように助け合い絆を築いてきた仲ならば、結婚のお祝いのメッセージは、素直な気持ちだけで十分です。
★ 当日、泣いてしまうだろうな…と予想できる方は、そのときの素直な気持ちをそのまま伝えることをおすすめします。
2人の関係を直接的に知らない会場のゲストでも、その言葉と新郎新婦との様子から、親友であることは察するはず。自然と会場が温かな感動に包まれます。
少し照れくさい、そんなキャラクターのあなたへ
「〇〇くんは私の数少ないおもしろい飲み仲間です。
必ず門限にはお返しすることを約束しますので、たまに〇〇くんを拝借できればと〇〇さんにお願いします。
〇〇くんが悪さをしないように、私が全力で阻止することをお約束します。」
結婚のお祝いメッセージを頼まれても、「感動的なスピーチは自分のキャラクターじゃないな。照れくさいな。」なんて人もいます。
そんな時には、この文例のようにちょっとユーモアのエッセンスがある、面白いメッセージもアリです。結婚式のお祝いメッセージは、今後の2人の未来を明るくするような楽しいものが好まれます。スピーチを頼んで良かったと、新郎新婦は感じるでしょう。
いかがでしたでしょうか。今回は実際の体験談や事例を中心に、結婚式で盛り上がったり感動したり、と効果的な結婚のお祝いメッセージをご提案しました。実際に結婚式会場で使用され、感動した!心が温まってホッコリした!というメッセージばかりです。
今回の文例でも分かるように、結婚式のお祝いメッセージは、ただマニュアル通りに言葉を並べても感動を呼びません。老若男女、あらゆる立場の人々が集まるだけに、ついつい言葉遣いやマナーばかり意識しがちですが、まずはリラックスして挑むことが一番です。
度胸があるあなたは、スピーチの途中でふと思い浮かんだ言葉や、パフォーマンスを、思い切ってやってしまいましょう!嬉しいお祝いの席でもあるので、あくまでも新郎新婦を温かく見守り、祝福する。その姿勢があれば、会場は受け入れてくれるはずです。
大切なのは、ご自身の気持ちや思いをしっかりと伝えること。ぜひ本記事でお伝えした事例集に、自分らしいオリジナルメッセージを盛り込んで、素敵なスピーチを実現してください。
まとめ
実際に披露宴会場が感動した、効果的な友人スピーチ
・正直な気持ちに感動!結婚を耳にしたときの感情を取り入れる
・新郎新婦の可愛い!と思えるエピソードを織り交ぜて
・これこそ究極!短い文で気持ちをストレートに伝える
・思わずクスっと笑ってしまうエピソードでほんわか感動
・シンプルに。初めて相手と会ったときの共通の内容を
・大切な友達を託すという想いを込めて。素直な気持ちをそのまま伝える
・オモシロ可笑しく。ふっと笑える温かいメッセージ