礼儀ある会話とは☆慶事の席での振る舞いタブー集

礼儀ある会話とは☆慶事の席での振る舞いタブー集

結婚式などの慶事では、大人としての礼儀やルールがあります。特に幅広い年齢層が出席し、挙式や食事をしながらの披露宴では、立ち振る舞いにタブーも多いでしょう。普段の生活ではあまり必要性を感じないかもしれませんが、ちょっとした知識を持っているだけで恥をかかずに済むことがあります。

服装やヘアスタイルが完璧でも、肝心の立ち振る舞いがマナーに反していたら台無しです。自分でも気付かないうちに、周りに不快な思いをさせてしまわないよう、最低限のマナーを身につける必要がありますね。

また、礼儀作法は当日のみならず、招待状を受け取った時から様々な心遣いとマナーが見え隠れします。出欠の返信は2、3日以内にはお返しするのも礼儀のひとつですし、黒のペン、できれば筆やインクペンを利用すると、礼儀があり美しい返信になるでしょう。

そこで今回は、ゲストとして恥ずかしくない基本的なマナーと、いまさら人に聞けない慶事の席でのタブーをお伝えします。

 

礼儀ある会話とは☆
慶事の席での振る舞いタブー集

 

挙式での立ち振る舞いのタブーとは?

結婚式のお呼ばれでは、親しい友人や親族ならば挙式に参列することになるでしょう。厳粛な雰囲気のなか、行われる挙式では守らなくてはならない礼儀があります。招待してくれた新郎新婦に、恥ずかしくない振る舞いで参列したいものです。

まず服装ですが、教会式でも神前式でも、神聖な場では肌の露出を押さえるのが礼儀です。ノーズリーブやキャミソールタイプのドレスの場合は必ずボレロやストールを羽織りましょう。

・挙式中は写真撮影が禁止されているところも多くあります。

どの程度であれば撮影が可能か、事前に聞いておくようにしたほうが無難ですが、撮影が可能な場合でも祭壇の後に回り込んで撮影するのはNGです。新郎新婦の晴れの日を写真に納めたい気持ちはわかりますが、プロのカメラマンも撮影していますので、厳粛な雰囲気を壊さないような立ち振る舞いを心がけましょう。

 

披露宴の受付でのマナーとは

披露宴ではまず受け付けを済ませるのが礼儀です。受付についたら「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べ、芳名帳に記入を済ませてから御祝儀袋をふくさから取り出します。

渡す時には必ず御祝儀袋の正面を相手に向けて、両手で差し出します。ふくさに包まず、セロファンの袋に入れたまま持参し、受付でポケットやカバンから取り出すのはマナー違反です。弔事と違い、前もって用意することができるものですので、礼儀として必ずふくさに包んで持参するようにしましょう。

・豪華な御祝儀袋に少ないご祝儀もマナー違反です。


御祝儀袋を選ぶ際の基準は、贈る金額とのバランスが大切になります。
中に入れる金額が高くなるほど、御祝儀袋は豪華にするのが礼儀です。市販の御祝儀袋には1〜3万円用などと書かれているものもありますので、参考にして選ぶようにしましょう。

 

披露宴の席につくまでのマナーとは?

会場の準備が整ったら、係員の誘導に従って会場に入場します。入り口付近に新郎新婦の親族が出迎えている場合がほとんどです。お迎えの親族に、一言お祝いの言葉を述べてから入場します。

係員の誘導されたら名札を確認し、着席しますが、女性の場合係の人に介添えしてもらうほうがよいでしょう。

・着席する場合は椅子の左側から座り、バッグは椅子の背かヒザの上におきます。

また着席する時には両隣の人や同じテーブルの人に軽く会釈をしてから座り、軽く自己紹介をします。新郎新婦どちらのどういう関係かを説明し、名前を言いましょう。たとえ初対面の人でも新郎新婦を祝い気持ちは一緒です。

一緒に出席した友人ばかりと話をして、内輪だけで盛り上がるのは披露宴ではタブーです。
同じテーブルの人達と一緒に新郎新婦をお祝いしましょう。

 

お酒のマナーには十分気をつけよう

披露宴や二次会はお祝いの席ですので、もちろんお酒を飲んでもかまいません。しかし、酔っぱらうほど飲んでしまってはいけません。会場によっては一定の量を超えてしまうと追加料金がかかってしまったり、メニューにない飲み物を頼んでしまうと新郎新婦の負担になってしまうこともあります。

・お酌は本来招待した側がするものです。むやみにテーブルを回り、お酌をするのも控えたほうがよいでしょう。

進んでお酌をする必要はありませんが、両隣の人に注いであげるくらいの心遣いは大人として大切なマナーです。親族の方がお酌をしにきてくれた場合はお祝いの席ですので、お祝いの言葉を述べて頂くようにしますが、お酒が飲めない人は無理に飲む必要はありません。

お酒が飲めないことを告げて、ジュースやお茶を頂くようにしましょう。スタッフにドリンクを注いでもらう時はグラスを持ち上げず、グラスに手を添える必要もありません。

・サービス係にお酒を断る時はグラスの口に手をかざして断わるようにしましょう。

 

必要最低限の食事のマナーを守ろう

披露宴での食事は、フレンチやイタリアンなどフォークやナイフを使った料理がほとんどですが、そんなに礼儀作法を堅苦しく考える必要はありません。

・用意してあるフォークやナイフは外側から使っていきます。

とは言え、間違えてもスタッフが用意してくれるので、安心して使いましょう。和食の時は箸の使い方には気をつけましょう。食事は披露宴に出席してくれた新郎新婦からの感謝の気持ちです。楽しんで食事をすることが一番の礼儀ですが、周りの人に不快感を与えないことも礼儀の基本です。

・音を立てて食事をする。
・話に夢中になって、食事に手をつけないなどは、マナー違反です。

二次会では自由に移動でき、和気あいあいと楽しめる立食スタイルも多くなりますが、やはり食事の礼儀には気をつけたいものです。お皿には自分が食べられる分だけをとるのが原則です。料理はなるべく盛りつけを崩さないように、見た目もきれいに盛りつけるように心がけましょう。

 

楽しくてもはしゃぎすぎないように

披露宴や二次会では、美味しい食事とお酒が振る舞われるため、楽しく盛り上がるのは当然のことです。お祝いの席ですので、楽しく振る舞うことはよいことですが、羽目を外してはしゃぎすぎるのは礼儀に反していますね。呑み過ぎて大きな声で騒いだりするのはタブーです。

また披露宴は基本的に大人が中心になる場ですが、中には子供同伴で出席する人もいるでしょう。万が一、子供が騒いだり泣いたりする時には、同伴したゲストが会場の外に連れ出す気遣いも、礼儀のひとつです。

周囲の人や会場のスタッフに協力を仰いで、出席したみんなが気持ちよく過ごせる雰囲気を作っていきましょう。

 

遅刻は厳禁!当日の欠席もタブー

お祝いの席に遅れて参加することは、新郎新婦だけではなく他のゲストの方々にも失礼にあたります。また時間にルーズな人が友だちと思われ、新郎新婦の評判も悪くなってしまいます。大人のマナーとして遅刻は厳禁です。

公共の交通機関を利用する場合は、遅延することも考えて早めに会場に到着するように心がけます。

・万が一、遅刻しそうになったら、会場に連絡を入れるようにしましょう。
(新郎新婦に連絡を取る人も見受けられますが、挙式を控えている主役です。)

またお祝いの席を当日キャンセルするのもタブーです。体調が悪くなってしまったり、急な用事で欠席せざるおえない時は早めに連絡をします。その場合は後日、欠席してしまったことに対するお詫びの言葉と御祝儀やお祝いの品を贈ることが大人としての礼儀です。

 

いかがでしょうか。最低限の礼儀を守れば、新郎新婦もゲストも気持ちのよい、心に残る披露宴や二次会になります。礼儀作法が堅苦しく感じますが、基本は新郎新婦が主役であることを忘れないこと。周囲に失礼にならない振る舞いをすること。この2つを抑えておけば難しいことではありません。

最近では服装の礼儀はそれほどうるさくない傾向がありますが、幅広い年代のゲストが集まる披露宴では、服装や立ち振る舞いが、新郎新婦の人柄を表してしまうことがあります。服装や髪型だけではなく、心のドレスアップも忘れないようにしましょう。

年代を問わず、もっとも大切なのが笑顔で楽しむことです。
結婚式や披露宴は新郎新婦にとって一生に一度の晴れの席ですので、基本的なマナーが守れていても祝福の笑顔がなければ台無しです。最高の笑顔で新郎新婦をお祝いしてあげましょう。

 

まとめ

結婚式にお呼ばれされた時の、礼儀ある振る舞いとは

・挙式中の写真撮影は、許可を取り控えめに
・披露宴の受付でのマナーとは
・お祝儀はふくさに包み、金額に見合った袋を選ぶ
・お酌はテーブル内程度に抑え、お酒はムリせずに
・音を立てて飲まないなど、基本的な礼儀を押さえて
・羽目を外さず、節度ある楽しさを。
・遅刻や欠席は極力避けて、万が一なら会場に連絡を


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