初めての会食で緊張しない為に押さえておきたい7つの和食マナー

和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録され、世界でも和食への関心が高まっています。普段何気なく食べている和食ですが、あなたはマナーに自信がありますか? 「えっ、和食にマナーなんてあるの?」というあなた!自分でも気づかないうちにマナー違反をしているかもしれません。 会社の接待や改まった会食の場などで恥をかかないためにも、正しい和食マナーを知っておきましょう!
和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録され、世界でも和食への関心が高まっています。普段何気なく食べている和食ですが、あなたはマナーに自信がありますか?

「えっ、和食にマナーなんてあるの?」というあなた!自分でも気づかないうちにマナー違反をしているかもしれません。

会社の接待や改まった会食の場などで恥をかかないためにも、正しい和食マナーを知っておきましょう!

 

初めての会食で緊張しない為に
押さえておきたい7つの和食マナー

 

その1: ふさわしい立ち居振る舞い

和食には、場にふさわしい立ち居振る舞いの作法があります。和室であれば、畳の縁や敷居、座布団を踏まないように注意しながら静かに歩きます。

正座が苦手な人は、両足の親指を軽く重ね、背筋を伸ばすとしびれにくくなります。足を崩すのは乾杯が終わった後にしましょう。靴を脱ぐので素足は避け、靴下、ストッキング等をきちんと着用しましょう。

正座をするので、女性は少し長めのスカートを選ぶとよいでしょう。

 

その2: お箸の使い方

お箸の使い方が間違っていると、その人自身の品位を疑われかねません。日本人にとって箸使いはそれだけ重要なことなのです。正しい持ち方はもちろん、扱い方にも細かいルールがあります。

お箸はテーブルなどに直置きせず、必ず箸置きを使います。もし箸置きがなければ、箸袋を折って代用しましょう。食べ終わったら、懐紙を使って箸先の汚れをきれいに拭き取ってから元に戻します。

割り箸の場合は、横向きにして体と平行に持ち、テーブルよりやや下の位置で扇を広げるように静かに開きます。ささくれがあってもこすり合わせるのはマナー違反。目立たないように取り除きましょう。

食べ終わったら箸袋の中におさめ、箸袋の端を折り曲げておきます。美しく食事を終えるのも和食の大切なマナーです。

また、お箸の下に手を添える手皿はマナー違反です。他にも刺し箸、持ち箸、迷い箸などタブーな箸使いもありますので、癖でやっていないか確認しておきましょう。

 

その3:器の扱い方

盛り付けや見た目にもこだわる和食にとって、器も料理の大切な要素です。扱いには十分注意しましょう。器を寄せたり持ち上げる時は、お箸は一旦置いて両手で持ち上げます。

お椀や茶碗、小鉢、小皿などの器は持ち上げて食べますが、大皿や刺身、天ぷら、焼き魚の皿は持ち上げません。自分の口を器の方に近づける犬食いは、特に嫌われますのでやめましょう。

貴重な器にキズを付ける可能性がありますので、食べ終わった皿を重ねるのもマナー違反とされています。

 

その4: お刺身・盛り合わせ料理の食べ方

見た目も美しく盛り付けた料理は、職人のこだわりが表れています。せっかくの盛り付けを崩さないよう、お刺身や小鉢は左端もしくは手前から食べるのがマナーです。

お刺身を食べる時、しょう油にわさびを溶かしている人をよく目にします。しかし、わさびは香りを楽しむためにお刺身にのせるのが正しい食べ方です。

わさびを内側にして刺身を折り、ごく少量のしょう油を付けて食べましょう。しょう油がたれないよう、小皿を持って口元に運びます。また、食べる順番は淡白な味のものから食べるのがよいと言われます。

 

その5:汁物の食べ方

汁物のお椀は、冷めると蓋が開けにくくなるので早めに食べましょう。蓋が開けにくい場合は、左手でお椀の縁を押しながら開けると取りやすくなります。しずくは外に落ちないよう、器の中に静かに落とします。

取った蓋は両手で持ち、お盆やお膳の外に裏返して置きます。汁物をいただく時は、お箸を遊ばせず、お椀の中に入れたまま汁と具を交互に食べます。食べ終えたら蓋を元に戻しますが、裏返して置くのはマナー違反です。

 

その6: 魚の食べ方

尾頭付きの魚の場合、ひれを取ったら頭に近い背側から食べ始めます。表を食べ終えたら、ひっくり返さずに頭を押さえ、お箸で尾の方から中骨を外します。

中骨は頭のところで織り、皿の向こう側へ置きましょう。全て食べ終えたら、頭や骨を一箇所にまとめます。

切身魚の場合は、左端から一口ずつ切って食べます。皮部分は残しても構いませんが、食べ残しや骨は皿の隅にまとめましょう。はじかみはお口直しとして最後に食べます。

食べ残しや骨の上に懐紙をかぶせる気遣いがあれば、マナーとしては完璧です。

 

その7: 懐紙の使い方

懐紙は、二つに折りたたんで懐に入れておく和紙のこと。改まった席では懐紙を用意するのができる大人のマナーです。

受け皿として使う、お箸や器の汚れを拭く、ナプキン代わりに使う、小骨などを出す時に口元を隠す、食べ残しを隠す・・・など様々な場面で活躍してくれます。

懐紙をスマートに使いこなせば、ワンランク上のマナーを演出できること間違いなし!ぜひ用意しておきたいアイテムです。ただし、使用後の懐紙は自分で持ち帰るのが礼儀とされています。

 

以上、初めての会食で緊張しない為に押さえておきたい和食のマナー7つについてまとめました。普段何気なく食べている和食ですが、意外と知らないマナーも多かったのではないでしょうか?

接待や改まった会食の場で使われることも多い和食。そんな大事な場面でマナー知らずと思われては台無しです。正しいマナー知識を持ち、余裕を持って会食に臨みたいものですね。

 

まとめ

初めての会食で緊張しない為に押さえておきたい7つの和食マナー

その1: ふさわしい立ち居振る舞い
その2: お箸の使い方
その3: 器の扱い方
その4: お刺身・盛り合わせ料理の食べ方
その5: 汁物の食べ方
その6: 魚の食べ方
その7: 懐紙の使い方


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