結婚式というフォーマルなシーン。スーツにポケットチーフをコーディネートして、オシャレに決めたいものですよね。
しかし、普段ポケットチーフを使っていない人には、「スーツとの合わせ方に不安がある」「フォーマルな席での決まりごとは無いの?」と思われるかも知れません。
日本では長くフォーマルなシーンだけでのアイテムと認知されていて、チーフには馴染みが無い、という人が多いようです。
そこで、「結婚式のチーフ使いで素敵男子に☆スーツとの合わせ方7つのコツ」を紹介します。
チーフ使いの基本から、ハリウッドスターに学ぶ上級コーディネートまで、チーフ使いで男子力をアップし、上品で洗練されたイメージを与えられるコツばかりを集めました。皆さんもこれを読めば、さりげなく“きらりと光る”チーフ使いで、結婚式で素敵男子になれますよ!
結婚式のチーフ使いで
素敵男子に☆スーツとの合わせ方7つのコツ
生地の素材の選び方
ポケットチーフの素材では、「麻(リネン)・綿・シルク(絹)」が主流です。素材による細かなルールは特にありません。
ですからお好みで選んでも良いのですが、綿は普段使いされることが多く、「特別感」に欠ける印象になるのでお勧めしません。
日中の明るい時間帯では、麻素材で軽やかな雰囲気を出すのが良いですね。一方、シルクは滑らかな肌触りと光沢感のある素材です。
上品な印象を与えますから、夜の結婚式に向いています。麻に比べてふっくらした厚みが出るので、冬スーツとの相性がとても良いですよ。
白のチーフは無難?
結婚式のようにフォーマルなシーンでは、白のチーフが基本です。特に白いリネンのチーフは、ホワイトタイ、ブラックタイ、モーニングコートと、すべての正礼装に合わせることができます。
ただ、あまりに“かっちり”した印象になるので、昼間の平服の結婚式には向きませし、ダークスーツに合わせるとどうしても浮いた印象になりがちです。
平服に白のチーフを合わせる時は真っ白ではなく、白に近い「シルバー」をおすすめします。
カラーチーフはマナー違反?
フォーマルなシーンでは、カラータイプは避けるのがマナーとされています。
しかし、近年のファッショントレンドで注目されるようになり、チーフを使うことが「特別な日」に限られなくなってきてからは、華やかさを演出できるカラーチーフも、結婚式に使われるようになっています。
そうは言っても「基本は白」です。結婚式に友人として出席する場合など、略礼装ではない時にカラーチーフは選ぶと良いですね。その際は、柄物ではなく無地を選びましょう。
チーフとネクタイやシャツの色合わせを考えよう
チーフとネクタイやシャツの色合わせ、これは悩むことが多いものです。以前はこれらの色を合わせることが多かったようです。
しかし、チーフがファッションアイテムとして馴染んできてからは、統一感にこだわらなくなっています。ネクタイやシャツとは違った色にして、チーフをアクセント要素に使うのもオシャレです。
ただ、シャツは面積が多い分、その色とチーフを合わせると洗練されて見えますが、かなり“治まりの良い”コーディネートになりますね。
カラー選びに不安がある人は、同系色でまとめると安心です。
折り方について知ろう(スリーピークス)
チーフを身につける時には、色々な折り方があります。結婚式では、「スリーピークス(3つの山頂の意味)」が主流です。これが最もフォーマルなのです。
チーフを三角形に折っていき、胸元から角を覗かせたスタイルになり、スッキリとしたスクエアの折り方よりも華やかさがあり、結婚式の雰囲気にマッチします。
スリーピークスは、タキシード・モーニングコート・燕尾服などの格式高い衣装に使う折り方です。世界中、どの式典にも通用するフォーマルさは、どのようなスーツに合わせても誠実感・好印象につながりますね。
折り方について知ろう(パフド)
華やかな結婚式のパーティーシーンに映える折り方に、「パフド」があります。チーフを折りたたまずに、フワッと入れるスタイルです。結婚式の慶事には、この華やかな折り方もおすすめです。
しわを取るためのプレスはしても、きっちりした折り目はつけないで下さい。あくまでもフワッと、ナチュラルに挿しましょう。
なお「クラッシュ」と言って、パフドの反対にチーフのふちを出してフワッと入れるスタイルもあります。どちらにしても、“フワッと感”は自分の好みです。色々と試してみたり、テレビを見ながら、芸能人やアナウンサーの胸元を参考にしてみるのも良いですね。
上級コーディネートご紹介
実際に、どのようなスタイルでチーフがコーディネートされているのかひとつ紹介します。
ハリウッド俳優がダークスーツを着ているパーティーシーンで、同伴している女性のドレスの色に、チーフの色を合わせていました。デキル男の演出ですね。
例えば、黒のジャケットに結婚式の王道カラーであるグレーのネクタイを合わせた時、挿し色になるカラーチーフを選びたいですよね。その時に、奥様など同伴の女性のドレスと色合わせしましょう。さり気ないコーディネートが、本当に素敵です。
いかがでしたでしょうか。
もともとチーフ自体がフォーマルなスタイルに用いられたアイテムですので、結婚式の男性ファッションとして、手軽にオシャレ感をアピールできる便利な小物です。
挿しているだけでもエレガントです。そんなチーフを結婚式でオシャレに使いこなしたい皆さんに、「結婚式のチーフ使いで素敵男子に☆スーツとの合わせ方7つのコツ」を紹介しました。
結婚式は人生で最も華やかなセレモニーのひとつです。チーフを挿したスーツで胸を張って出席して、大切な人の晴れの門出に華を添えてくださいね。
まとめ
結婚式のチーフ使いで素敵男子に☆スーツとの合わせ方7つのコツ
・生地の素材の選び方
・白のチーフは無難?
・カラーチーフはマナー違反?
・チーフとネクタイやシャツの色合わせを考えよう
・折り方について知ろう(スリーピークス)
・折り方について知ろう(パフド)
・上級コーディネートご紹介