結婚式の挨拶例文集☆会場を和やかにするフレーズ解説

結婚式の挨拶例文集☆会場を和やかにするフレーズ解説

結婚式の挨拶は、何よりも「新郎新婦の結婚を祝福する気持ち」が大切です。

「はじめて結婚式の挨拶を頼まれたのだけど、どうしても自信が持てない」という方でも、その気持ちを忘れずに文章を組み立てて練習し、当日は礼儀も姿勢も正しく、明るく結婚式の挨拶をするよう心がければ、だいたいの場合は成功するはずです。

それでも緊張しそうという方は、その苦手意識を逆手にとって「会場を和やかにし、自分もリラックスできるフレーズ」を結婚式の挨拶に盛り込んでみませんか?一生懸命にお祝いの言葉を話そうという方には、多少失敗しても誰もが好意的な感情を持ってくれるのではないでしょうか。

ここでは、そんなちょっと変わった視点「結婚式の挨拶の文例」をお伝えします。

 

結婚式の挨拶例文集☆
会場を和やかにするフレーズ解説

 

結婚式の挨拶にふさわしくない話題や態度

結婚式の挨拶で忘れてはならないことは、主役は新郎新婦だということ。したがって彼らを困らせる内容や、場の空気を乱すような「結婚式の挨拶にふさわしくない話題」を盛り込んでしまうのは、あなたの品性を疑われることにつながります。

また、言葉遣いや結婚式の挨拶時の態度も気になるものです。まずは「どんなことがNGとなるのか」を知っておきましょう。

○ 結婚式の挨拶にふさわしくない話題

・ 病気や死・不吉な話題
・ 政治や宗教の話題
・ 新郎新婦の過去の恋愛話・失敗談など
・ くだけすぎた内輪ネタ・暴露話
・ 下ネタなど下品な内容
・ 自分の仕事や実績についての自慢話

○ 結婚式の挨拶にふさわしくない態度

・ ウケ狙いでギャグを連発する
・ 感情移入して大泣きする
・ 上から目線・説教じみている
・ だらだらと取り留めなく話し続ける
・ くだけすぎた話し方をする
・ 終始暗い顔でボソボソ話す

また結婚式の挨拶では、「切れる」「別れる」などの忌み言葉「たびたび」「いよいよ」などの重ね言葉も、あってはいけません。俗語・流行語・専門用語や外国語の多用もとても聞き苦しいものです。

 

和やかにするフレーズ①

ここからは、実際の「フレーズ」について、お話を進めます。

結婚式の挨拶は、上手く話せる自信がなければ原稿を手元に用意しても失礼にはあたりません。ただし、ずっと原稿に目を落としたままでただ読み上げるだけでは、印象が悪くなってしまうので、事前に練習をしておくことが欠かせません。

★ 「不慣れなので手紙を書いて参りました」

「それでも緊張してしまいそう。」というならば、結婚式の挨拶を「新婦あるいは新郎への手紙形式」にして、それを読み上げる形にしてはいかがでしょうか。

「挨拶をということでしたが、このような席が不慣れなので手紙を書いて参りました。これから読ませて頂きます」ということで手紙形式の原稿を読み上げるようにすれば、スマートな形になりますし場も和むでしょう。

 

和やかにするフレーズ②

もし挨拶をするのが初めてなら「結婚式の挨拶は今回が初めてです。お聞き苦しいところもあるかもしれませんが、どうぞお許しください」と、宣言してしまうのはいかがでしょうか。

★ 「挨拶は初めてなので…」

一礼をするのを忘れてしまったり、途中で言葉につまったりしても、会場の全員がこのことを知っていれば多少は温かく耳を傾けてくれますし、何よりあなた自身の心も楽になるでしょう。

挨拶の際にはまっすぐ前を向いて姿勢を正し、なるべく声を明るく、ゆっくり落ち着いて話すようにしましょう。あなたの「一生懸命さ」が伝われば、きっと会場の雰囲気も和やかになるのではないでしょうか。

 

和やかにするフレーズ③

結婚式の挨拶は、自己紹介→お祝いの言葉→新婦あるいは新郎とのエピソードはなむけの言葉→締めの言葉、と言った順番で進みます。

★ 「このことは☆☆さんに伝えたことはなかったのですが…」

この「新婦あるいは新郎とのエピソード」の最後に当たる部分で、日ごろから思っている「新婦のよいところや尊敬できるところ」を「告白」してしまうのはいかがでしょうか。

例えば…

「…このように、新婦の☆☆さんとは高校以来ずっと仲良くさせて頂いていました。

このことは☆☆さんに伝えたことはなかったのですが、私は彼女の、何事にも動じないしっかりした性格に心から憧れています

そして彼女が大好きです。

そんな私の大切な☆☆さんの旦那様になる□□さん、どうぞ共に笑顔の絶えない、幸せなご家庭を築いてくださいね。」

このように「はなむけの言葉」に自然に繋げていっては、いかがでしょうか。

 

和やかにするフレーズ④ 

最後にお伝えするのは、間違えて忌み言葉を使ってしまったときや、うっかり新郎新婦の名前を間違ってしまったりした時の「ピンチを切り抜けるあれこれ」のフレーズです。
できれば滞りなく結婚式の挨拶を進めたいものですが、普段とは全く違う環境でのことですから、練習を重ねてもミスをするということはままあります。

【 ピンチを切り抜けるあれこれ 】

★ 言葉に詰まったら →

「申し訳ありません、緊張のあまり言葉が出てこなくなってしまいました。

一度深呼吸をさせて頂きます」

★ 忌み言葉や重ね言葉を使ったら →

あがっているためふさわしくない言葉が出てしまいました。

申し訳ありません(と言って仕切り治す)」

★ 名前を間違ってしまったら →

(新郎の場合)「申し訳ありません、緊張のあまり父の名前(弟でも兄でも、彼でもOKです)を呼んでしまいました!」

ポイントは「緊張のあまり間違えてしまった」ということです。これでピンチを切り抜けられれば、かえって場が和むはずです。もちろん咄嗟にこれらのフレーズが出てこなければ、「申し訳ありません」と非を詫びて、笑顔で堂々と話を続ければOKです。

 

結婚式の挨拶を初めて引き受ける方々へ向け、基本のマナー和やかにするフレーズの数々は、いかがでしたでしょうか。お話のプロではない限り、結婚式の挨拶など大勢の人の前でのスピーチは、スラスラと出来ない人の方が圧倒的に多いもの。

ですから結婚式の挨拶をする側は、格好よくきれいにまとめようとするのではなく自分の言葉で失礼のないようにまとめるようにすればOK!聞く側も結婚式の挨拶をする人に対しては、温かい目で見ているはずです。

そのような背景があるからこそ、不器用でも一生懸命に伝えようとしていることがゲストに伝われば、かえって場が和やかになるのではないでしょうか。

そもそも、あなたに結婚式の挨拶の依頼があったということは、新郎新婦から信頼されているということ!自信を持って、心の込もった温かい結婚式の挨拶をしてくださいね。

 

まとめ

初めての結婚式の挨拶でも大丈夫!ゲストを笑顔にするフレーズ集

・忌み言葉や二重言葉の他、場の空気を暗くしたり乱す内容はNG!
・用意した原稿を読み進めたいなら「不慣れなので手紙を書いて参りました」
・あまりに緊張して不安な時は、「挨拶は初めてなので…」
・結末に繋げる「このことは☆☆さんに伝えたことはなかったのですが…」
・「緊張のあまり間違えてしまった!」事を伝えてピンチを切り抜ける!


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