葬儀の服装、子供に着せるものを上手に選ぶ7つのポイント


急な訃報が入ると、ショックで慌ててしまい、何を着て参列しようかと悩んでしまう方が多いと思います。

おとなの服装はもちろんのこと、特に子どもを連れて参列する場合には、子どもの服装にも気を配らなくてはならずいろいろと大変ですよね。

子供用の喪服というのはありませんので、親族に失礼に当たらないような、最低限のマナーある服装で参列させることが必要です。

できることなら、葬儀用に新しい服を用意するのではなく、持っている服で対応したいものですね。

今回は、葬儀の服装で、子供に着せるものを上手に選ぶ7つのポイントについてご紹介します。

 

葬儀の服装、
子供に着せるものを上手に選ぶ7つのポイント

 

制服でOK

幼稚園や学校に通っていて制服がある場合は、それが正礼装になりますので、葬儀にも参列することができます。

ネクタイもブレザーもきちんと、すべて着させるようにしましょう。制服やネクタイに赤などの色が多少入っている場合は構いませんが、幼稚園の制服の中には、赤のチェック柄など、派手な印象のものあります。

周囲の人に制服とは思われないかもしれませんので、その場合は、黒系の地味な私服で参列したほうが無難でしょう。

制服を着て参列するときは、前もってスカートやズボンにアイロンを掛けてシワをとるように身なりを整えましょう。

 

私服の場合、派手な色は避けましょう

制服がない場合は、私服になります。子どもの場合は、全身黒色というのは難しいですので、黒や紺、グレー、白でまとめるようにしましょう。

服装の色は、派手な原色系の色を避けて選びましょう。男の子は、黒、紺、グレーなどの、ブレザーとズボン、白いシャツを着用します。

女の子は、白いブラウスと、黒、紺、グレーなどのブレザーとスカートまたはワンピースがよいでしょう。暑でもあまり露出の多い服装はさけるようにします。冬の会場は寒いので肌着の重ね着やカイロを利用します。

 

カジュアルすぎるデザインや柄物は避けましょう

パーカーやジーパンのようなデザインの服装は、カジュアルすぎて葬儀にはふさわしくありません。

素材も、フリースやナイロン製のものはどうしてもカジュアルな印象になるので、綿やウール素材のパンツやスカートを履かせましょう。

また、色やデザインがシンプルでも、キャラクターのデザインやボーダー柄のが服装はふさわしくありません。なるべく無地のものや、柄入りのものは、ワンポイントの目立たない小さめのものに留めましょう。

 

赤ちゃんの場合

赤ちゃんの服装で黒を探すのは、なかなか難しいですね。ですが、赤ちゃんや小さな子供の場合は、白も大丈夫ですので、白または黒を基本に考えて洋服を用意します。

もしも手に入るようであれば、グレーなどのモノトーンのものを選びましょう。難しければ、薄い水色や、ベージュなどの白に近い色でもOKです。

また、赤ちゃんの場合には、泣き出してしまう可能性もありますので、その場合はすぐに席を外せるように、出口に近い場所で参列するようにしましょう。

 

着慣れた服を着せましょう

小さい子供の場合、慣れない服を着て、窮屈だったり着心地が悪いと、機嫌が悪くなってしまうことがります。なるべく、普段から着慣れている服を着せてあげることをおすすめします。

小さな子どもの場合は、周囲の人も、喪服や黒服がないことはわかっているので、ある程度は大目に見てくれるでしょう。

そのため、故人とのお別れの場にふさわしいように、子どもの服装に親が配慮しているということが伝わるような服装であれば、特に問題はないでしょう。

 

靴もお忘れなく

着せていく洋服に気を取られていまい、意外と忘れがちなのが、靴です。制服の靴があれば、それを履かせるのがマナーですが、ない場合には、黒かグレー、白の靴を履かせるようにしましょう。

革製品のものが一番葬儀にふさわしいですが、持っていない場合は、スニーカーであっても大丈夫です。必ずソックスを履きましょう。夏でも、できるだけ肌の露出を避けるのがマナーですので。

素足にサンダルやミュールははNGです。小さい子供用の靴の中に、音の鳴るものがありますが控えましょう。

 

女の子の髪型

女の子の場合は、髪型もご注意下さい。大人の女性と同じように、きちんとまとめ、控えめな装いにしましょう。

赤いゴムやピンクのゴムは避け、黒で結びます。髪留めを用いるときは、光沢や飾りのないものを選びましょう。髪が長い場合には、後ろに1つでまとめることが望ましいです。

 

いかがでしたでしょうか。

葬儀で、子どもに着せるものを上手に選ぶポイントをお分かりいただけましか。子供をつれての参列は、それだけで気を使います。

葬儀の服装は、日頃から準備しておくのは良くないとされているため、急な葬儀の報せにどうしていいのか分からず、パニックになりがちです。

しかし基本的には、地味な服装にすること心がければ問題ないでしょう。

基本的には、大人の基本的な服装マナーと内容は一緒ですので、子どもの服装を考える前に、まず自分の葬儀の服装を用意し、それから子供の準備をしたほうが簡単です。

 

まとめ

葬儀の服装、子供に着せるものを上手に選ぶ7つのポイント

・制服でOK
・私服の場合、派手な色は避けましょう
・カジュアルすぎないデザインや柄物は避けましょう
・赤ちゃんの場合
・着慣れた服を着せましょう
・靴もお忘れなく
・女の子の髪型


連記事