葬儀の服装、季節ごとにピッタリなものを選ぶ7つのポイント☆

葬儀の服装、季節ごとにピッタリなものを選ぶ7つのポイント☆
急な不幸の知らせに、何を着ていけばいいのか戸惑った経験はありませんか?通夜や葬儀、告別式に参列する場合、服装や礼儀など、最低限のマナーを知っておかなければ失礼にあたる場合があります。

大切な方を失ったご遺族に対する配慮として、参列する時は、最低限のことは知っておいたほうがよいでしょう。

いつ何が起こるか分かりません。急な訃報を聞いて慌てることがないように、喪服などは日ごろから揃えておくようにしましょう。

喪服は、四季によって変わるということはなく、中に着るインナーなどで調節するのが一般的です。特に夏は涼しく、冬は暖かい服装になるように自分で工夫することが大切です。

今回は、喪服を季節ごとに着こなすポイントについてご紹介します。

 

葬儀の服装、
季節ごとにピッタリなものを選ぶ7つのポイント☆

 

夏の喪服の着こなし方

喪服を着るときは、できるだけ肌を露出しないことがマナーとされていますが、かといって、襟元まで苦しいブラウスを着て、全身黒ずくめで参列したのでは、熱中症になってしまう可能性があります。

もしも具合が悪くなってしまったら、葬儀に参列するどころではなくなりまし、それどころか、周囲に迷惑をかけてしまうでしょう。

少しばかり肌を露出した服を着ることより、倒れてしまって人に迷惑をかけてしまうほうが、よほどのマナー違反です。自分の体調管理も大切です。体に負担がかからない、無理のない服装を心がけましょう。

 

シースルージャケットとカットソーで涼しげに

喪服といえば、ワンピースにジャケットを着る装いが一般的です。夏は、ジャケットを脱いで、ワンピースだけでも結構ですが、シースルーの薄手のジャケットは普通のジャケットよりもかなり涼しいですし、中に着るインナーをカットソーにするのもひとつの方法でしょう。

カットソーのほうがワンピースよりも、胸元が苦しくありません。また、カットソーは、パンツスーツに合わせて着ることもできるので、真夏の暑い日には重宝しそうです。

 

カーディガンタイプの上着

オーガンジーという素材をご存知ですか?オーガンジーは、とても薄い素材で、軽く透けている生地のため、やわらかくて女性らしい印象になります。そのため、スカーフなどで、よくこの素材のものを見かけます。

とても上品な程よい透け感があるので、お葬式などで、オーガンジー素材のカーディガンを羽織るのもいいでしょう。中に着るブラウスはシフォンのものにすれば、2枚着ていたとしても、それほど暑くは感じません。

この格好でしたら、夏の終わりごろから秋にかけても大丈夫でしょう。もちろん、シフォンのブラウスでしたら、1枚で着ても全く問題ありませんので、暑い時は、カーディガンを脱いで調節できます。

 

暑くない素材の上下スーツ

普通の黒のスーツでも、麻混素材のものであれば、涼しい上に、汗をすばやく吸収してくれますので、とてもさわやかに着こなせます。汗取りパットがついているものを選べば、脇の汗が表地ににじみ出るのを防いでくれるので助かりますね。

スーツの袖丈にはいろいろなサイズがありますが、葬儀では、肌を見せる格好は不向きですから、七分袖か八分袖のもの選びましょう。また、前ボタンがついている場合は、必ず黒のものを選ぶようにしましょう。

 

冬の喪服の着こなし方

暖房完備の建物で行う法事もありますが、由緒正しい広いお寺で行われる法事などは、真冬の寂しさが身にしみますね。手が凍えてしまって、線香をお供えする手が震えてしまった、という経験はありませなんか?

冬の葬儀では、風邪をひいたり、具合が悪くなってしまわないように、しっかりとした防寒対策をする必要があります。マナー本には「長靴やブーツはマナー違反」と書いてあるものもありますが、そんなことはありません。

雪の降る地域では、ブーツでなければ歩けませんし、足元が冷たくては風邪をひいてしまうかもしれません。

それよりも問題なのは、ヒールのある靴を履いて、コツコツと音を立てることです。お焼香の際に、歩く度に靴の音が響いては周囲の人は嫌な気持ちになるでしょう。どんな種類の靴を履くかというよりも、かかとの音が響かない靴を履きましょう。

 

インナーで工夫を

真冬の葬儀に参列するときは、温かい長袖のインナーを着て寒さ対策をしましょう。それでも寒い場合は、背中にカイロを貼ったり、中にセーターを着ましょう。

スカートではなく、ウール素材のパンツスタイルにして、中に厚手のタイツをはくと、だいぶ暖かくなります。ストッキングではなく、暖かい素材のハイソックスにするのもいいですね。中には、腹巻をするという方もいるでしょう。

また、喪服にこだわらなくても、厚手のブラックスーツやブラックワンピースなど、地味な色合いでしたら問題ありません。

寒さを我慢して参列したために、熱を出した、風邪をひいてしまった、となると、遺族の方に心配されてしまいますので気をつけましょう。

 

コートを着ましょう

コートは荷物になるからといって、持たずに参列する方もいますが、葬儀の行われる会場によってはとても寒く、コートが必要になるかもしれません。念のため、コートは着ていくか、持って行ったほうがよいでしょう。

コートの色は、黒無地かグレーなど地味な色で、襟のあるものを着用しましょう。毛皮のものや革製品のものは、殺傷を意味しますので、葬儀に着ていくことはマナー違反になります。ジャンパーなどもカジュアルすぎますので着ていかないようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

葬儀の服装は、工夫次第によっては、夏は涼しくなりますし、冬は暖かく着こなせるということがお分かりいただけましたか?

葬儀に参列したことで、体を壊してしまっては、自分にとってもいいことは何もありませんし、周りの人にも迷惑をかけてしまいます。

自分自身で体調管理をすることも、大人としての当然のマナーです。確かに、冠婚際のマナーは守らなければなりませんが、だからといって、絶対にこうでなくてはならないという決まりはありません。

もっとも大切なことは、服装で、お悔やみの気持ちを表しているかどうかということです。そして、相手に不快な思いをさせないことが大切です。

ご遺族の気持ちに寄り添い、心から気持ちをこめて手を合わせることが、葬儀に参列する基本の心構えといえるでしょう。

 

まとめ

葬儀の服装、季節ごとにピッタリなものを選ぶ7つのポイント☆

・夏の喪服の着こなし方
・シースルージャケットとカットソーで涼しげに
・カーディガンタイプの上着
・暑くない素材の上下スーツ
・冬の喪服の着こなし方
・インナーで工夫を
・コートを着ましょう


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