要注意!葬儀の服装マナーで見落としがちなポイント

要注意!葬儀の服装マナーで見落としがちなポイント

社会人になり、大人になり、歳を取るにつれて、接する機会が増えるのがお葬式ですね。何度か参列し、服装のマナーもほぼ完璧!と思っている方も多いでしょう。そこで今回は、「意外と見落としがちになっている葬儀時の服装マナー」を紹介します。

誰しもが聞きたくない訃報時のマナーではありますが、命あるものの運命。突然の知らせに慌てない為にも、今の内に確認し、念頭に入れておきましょう。男性や女性の見落としがちなポイントはもちろん、お子さんの服装マナー、チェックポイントも記載していきます。

故人への気持ち、ご遺族への配慮、言葉では表せない悲しみの気持ちを表すのが、葬儀時の装いになりますから、礼儀正しい身だしなみで参列して下さいね。

 

要注意!
葬儀の服装マナーで見落としがちなポイント

 

サイズに気を付けよう。

まずは一番見落としがちになるサイズです。

数年前に喪服を購入し、数度着用しただけで押し入れやタンス、クローゼットに入れっぱなし…と言う方も多いでしょう。購入時と体型が変わっていない場合は問題ありませんが、少しでも体重の増減がある方は注意して下さい。体重が増えた方は、前や後ろのチャックが上がらない…と慌てて購入に走る場合もありますし、体重が減った方は、着用してからダボダボ…全くサイズが合っていない…と気付く場合もあります。

葬儀は、故人と偲ぶフォーマルな会ですから、見た目の印象は大切に、ご自身の体型に合った喪服を着用して下さいね。出来る限り、1年に1度は袖を通すようにし、サイズ、また穴が開いていないかの確認も行うように心がけましょう。

 

喪服の格式に注意しよう。

「喪服にも格式がある」とご存じの方も多いでしょう。

喪主やご遺族が着用する「正装」、親族や参列者が着用する「準礼装」と「略礼装」、この3つが喪服の格式です。ご自身の参列する立場に合った喪服を着用する事が基本マナーになります。注意が必要なのは、和服・着物で参列しようと考える場合です。

親族者や近親者の方でしたら、着用もOKとされていますが、もしもその和装が喪主やご遺族よりも格式高い場合は、失礼に当たりますから、注意しておきましょう。どうしても和装が宜しければ、略式喪服が望ましいです。

しかし最近の葬儀では、洋装が主流となっていますから、略礼服(洋装)での参列が宜しいかも知れません。

 

足元にも気を配ろう。

服装の中で一番手を抜きがちな足元をチェックしていきましょう。

靴下やストッキング、色は勿論黒を選びます。出来れば新品、何度か使用している場合は、穴が開いていないか、電線していないか、必ずチェックして下さい。では、靴に移ります。

男性の場合、黒の革靴で構いませんが、光沢が激しい物、派手なデザインの物は避けましょう。また紐を結ぶタイプの革靴も避けた方が無難です。蝶々結びをする事が、葬儀時ではご法度とされているマナーですから、紐のない革靴を選ぶと良いでしょう。

女性の場合、黒の布製のパンプスが葬儀に相応しい靴です。サンダルやミュール、ストラップがある物はNGになりますから注意して下さい。

またヒールがない物・高すぎる物は、葬儀と言う場に相応しくありませんから、3~5cm程度の太めのヒールのパンプスを履くようにしましょう。

 

化粧をチェックしてみよう。

女性のみの注意点です。

基本、葬儀時は薄化粧・ナチュラルメイクがマナーになります。ここで配慮すべきポイントは、使用する化粧品です。リキッドやクリームのファンデーションは、肌にツヤが出て、葬儀時には相応しくありません。

そのままでの参列や避け、フェイスパウダー等でツヤを抑えて参列して下さいね。眉は、強調し過ぎないように描きましょう。次は、目元です。アイシャドウ、マスカラ、アイライン、全て使用しなくて構いません。

いつもと顔が変わってしまう…と言う場合は、パールやラメ等、光沢が出る物は避け、出来る限り控え目に仕上げて下さい。最後に口紅です。葬儀時に唯一、色添えても良いパーツになりますが、派手な色は避けましょう。ご自身の唇の色より、少し濃い色合いの口紅がお勧めです。

完成したら鏡で見直し、薄化粧だけれど、礼儀正しいメイクであるか、必ずチェックして下さいね。

 

ネイルは基本、落としていきましょう。

お葬式時の常識として、ネイルは落としていくのがマナーです。

故人と近い間柄であればある程、必ず落として参列して下さい。ネイルアートやジェルネイルで、簡単には落とせない…と言う場合は、マットなベージュのネイルで上塗りと言う方法もあります。ストーンがない場合は、上塗りだけでも目立たなくなりますが、ストーンがある場合は、注意が必要です。

上塗りし過ぎて、余計目立ってしまう可能性もありますから、黒のレース手袋を着用するようにすると良いでしょう。焼香時のみ外せば、あまり目立つ心配もありません。故人を失い、悲しみに包まれる場ですから、あなたの弔意を表す上でも、控え目にして下さい。

可能であればマナーに沿うよう、落として参列した方が良いでしょう。

 

お子さんの服装もチェックしよう。

多くのご両親が悩むポイントですね。

ご自身の準備は出来たけれど、子供の服装はどうしよう…と悩まれる方も多いでしょう。まず小学生・中学生・高校生の場合、学校指定の制服がある場合は、その制服を着用させて下さい。但し、赤系のリボンやネクタイがある場合は、それを外して参列しましょう。

葬儀時の赤色は「血」を連想させる為、タブーとされているマナーです。では制服がない場合に移ります。男児・女児共、黒のブレザーに白シャツ、下は黒のパンツやスカートを着用させて下さい。

黒がない場合、紺やダークグレー等、暗色の物でも構いません。ブレザーがない場合は、カーディガンでも宜しいでしょう。夏の時期でしたら、白や黒のポロシャツでも構いません。

 

お子さんの足元にも注意しよう。

では、お子さんの足元の注意点です。

靴下は白色が相応しい服装になります。靴は、黒の革靴、ローファー等が相応しいでしょう。持っていない場合は、白や紺、黒のスニーカーでも構いませんが、やはり紐には注意して下さい。

脱ぎ履きが簡単に出来るように、ジッパー式の靴を用意しておくと良いでしょう。夏の暑い時期でも、サンダルやミュール、装飾物はNGですから注意して下さいね。では、最後に乳幼児の場合の服装を少しだけ記載します。

基本的に故人と深い間柄でない限り、小さなお子さんの参列はマナー違反になります。どうしてもと言う場合は、モノトーンの色合いの洋服を準備して下さい。白やベージュ、または黒やグレーなど、単色の色合いの物で揃えましょう。

出来る限り入口・出口に近い場所に座り、迷惑がかからないように心がけて下さいね。

 

いかがでしたか。

意外と見落としがち、忘れがちになっているポイントが沢山ありましたね。葬儀は突然やってくるものですから、いざという時に慌てない為にも、今のうちに1度チェックしておく事をお勧めします。

喪服はもちろん、靴や靴下、バッグや袱紗など、一つ一つ丁寧にマナーに沿っているか確認しながら行うと良いでしょう。

葬儀時の身だしなみ、普段は意識せずとも、抑えておきたい大人のマナーですから、しっかりとした装いで参列して下さいね。

 

まとめ

要注意!葬儀の服装マナーで見落としがちなポイント

・サイズに気を付けよう。
・喪服の格式に注意しよう。
・足元にも気を配ろう。
・化粧をチェックしてみよう。
・ネイルは基本、落としていきましょう。
・お子さんの服装もチェックしよう。
・お子さんの足元にも注意しよう。


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