送別会のプレゼント☆贈る相手別!品物選び5つの鉄則

送別会のプレゼント☆贈る相手別!品物選び5つの鉄則
送別会のプレゼントは形ばかりの品物よりも、相手が喜んでくれるような品物を心を込めて選びたいもの。何しろ、送別会とは送り出す方との別れを惜しむとともに、その方の新しい人生が幸せであるよう祝福する、という意味もあるのですから。

とはいえ、その方の好みや趣味がわかればそれに沿ったものを贈れば間違いがないのですが、そこまでわからない時は品物選びに迷ってしまいますよね。またマナー上、このような会では「贈るのはNG」とされる品物もあります。このことを知らないと、うっかり失礼なプレゼントを贈ってしまうこともあり得るので、注意が必要です。

そこで今回は、送別会のプレゼントの品物を選ぶ時の「鉄則」を、特にマナーの面から贈る方別に分けて、お伝えします。

 

送別会のプレゼント☆
贈る相手別!品物選び5つの鉄則

 

送別会のプレゼントでは避けるべき「品物」の鉄則

送別会は送り出す方の今後の人生を祝福する会でもあります。そのため、送別会でのプレゼントは「縁起が悪い」と呼ばれる品物を避けるのがマナーとなります。

まずは「贈る相手」がどのような方でも当てはまる「縁起が悪い」品物についてご覧ください。目上の方や女性などによっても、NGとされる品物が他にも加わりますが、それらについての細かいお話は後の項目でお伝えいたします。

《日本茶》

弔事に使われることが多いため、縁起が悪いとされます。ただし紅茶や中国茶、コーヒーなどならOKです。

《白いハンカチ》

ハンカチは日本語で「手巾(てぎれ)」と呼ぶことから「手切れ=縁が切れること」を連想させます。さらに色が白いと「故人の遺体に被せる布」を連想させるため、縁起が悪いとされています。

《ハサミ・爪切り・ペーパーナイフなどの刃物》

「縁を断ち切る」という意味に繋がります。

《櫛》

語感が「苦」と「死」を連想させるため、送別会やお祝い事には向きません。

《個数が4個・9個のセット》

上記の櫛と同じ理由で、縁起が悪いとされるので避けます。セットなら3個・5個・7個が「吉数」とされます。「八=末広がり」を連想させる8個でもOKです。

なお、送別会のプレゼントでは以下のことにも注意して、品物を選びます。ポイントは「贈られる相手の立場を考えること」です。

《高価なものを避ける》

あまりに高価なものは、贈られた相手が負担を感じてしまいます。具体的な送別会のプレゼント予算は、一般的に3,000~5,000円とされます。

もし、送り出す方と深いおつきあいがあるなら最高で10,000円ほどとし、大人数でプレゼントを贈るならひとりあたり1,000円未満ほどで考えます。

《持ち運びしづらいものを避ける》

持って帰るのが大変な「かさばるもの」「重いもの」「持ちづらいもの」は避けます。

《貰ったあと、対応に困りそうなものを避ける》

「ウケ狙い」や「あまりにも好みとかけ離れているもの」は、贈られた相手が対応に困ってしまいます。

 

目上の方に贈ってはならないプレゼントの「鉄則」

目上に当たる方への送別会のプレゼントでは、さらに「NG」となる品物があります。中には一見「プレゼント向き」に思えるものもあるので、是非とも注意して品物を選びましょう。

《靴・靴下・ルームシューズなどの履物・マットなど》

「足で踏みつける」ことを連想させるため、特に目上の方には失礼とされています。

《下着》

プライベートなものである上に「下」の字が入るため、格下の者からのプレゼントとしては大変失礼とされています。

《時計・万年筆・かばんなどのビジネスグッズ》

「さらに勤勉であるように」ということを連想させるため、目上の方へのプレゼントには向きません。特に、定年退職する方にビジネスグッズを贈るのは、場合によっては嫌味にも捉え兼ねないことを覚えておいてくださいね。

《ベルト》

おなかで締める様子が「腹をくくる」→「気を抜かないように」という意味に転じるため、目上の方には失礼とされています。

ただし、もしもこれらのものでも上司の趣味や好みに合っているなら、失礼にはあたりません。できうる限り上司の好みをリサーチできれば、送別会のプレゼントの品物の選択肢が広がります。

なお、かつては目上の方に贈るのは失礼とされてきた「現金・商品券」は、最近では許容されるようになっています。ただしそれのみを贈るのではなく、色紙や花束を添えるなど工夫をすると、より気持ちが伝わります。

 

昇進・栄転される方へ贈ってはならないプレゼントの「鉄則」

昇進や栄転をされる方は「仕事ができる方」ということで、デスク周りで使うものやステージョナリー、革小物やPC関連のグッズを贈っても良いとされます。すなわち、前の項でNGとお伝えした「ビジネスグッズ」もOKとなりますが、送り出す方が年配の上司だったら配慮をして品物を選んだ方が良いでしょう。

なお、マナーとしては陶器やガラス製の「割れるもの」「壊れやすいもの」は「縁が壊れる」という意味に繋がるため、避けます

 

女性へ贈ってはならないプレゼントの「鉄則」

送別会のプレゼントを贈る相手が女性なら、目上の方でもそうではなくても、品物選びには一定の配慮が必要です。以下の品物はNGとなります。

《下着》

既に述べた通り、目上の方には大変失礼となるばかりか、贈り主が男性ではセクハラと捉えられる場合があります。

《ダイエットグッズ・ヘルスメーター・拡大鏡など》

「体型・外観に関するもの」「年齢に関するもの」は女性が最も気にする部分ですので、送別会のプレゼントには向きません。何よりも贈る相手に不快な思いをさせる可能性大です。

《エプロン》

「もっと働きなさい」という意味に繋がるので、特に目上の方へのプレゼントには向きません。

 

転居する方へ贈ってはならないプレゼントの「鉄則」

異動や転勤などで、転居する方への送別会のプレゼントに向かない品物もあります。以下に挙げる品物は特に「縁起が悪い」ので避けましょう。

《キャンドル・ライター・灰皿など「火」に繋がるもの》

「火事」を連想させるため、特に新築の家に転居する方へのプレゼントにはNGとされます。

《赤いもの》

こちらも「火」→「火事」を連想させます。真っ赤なバラの花束などもNGです。

 

いかがでしょう。いろいろとお話しましたが、要は贈る相手に対し「失礼にならないもの」「迷惑にならないもの」を贈ればOKと言えるでしょう。特に年配の方や礼儀をわきまえている方が相手の場合は、マナー違反をしないように注意をした方が安心です。

しかし、プレゼントは好きなものを贈られるのが一番嬉しいものですよね。相手の好みや趣味を押さえておけば、NGなものとして取り上げたものでも喜んで受け取ってくれるはずですので、なるべく事前リサーチができるとさらに品物選びがしやすくなるでしょう。

ここでお話した内容は送別会のプレゼントのみならず、他の様々な場面でプレゼントを贈る際にもきっと役立ちます。喜ばれる送別会のプレゼントが見つかりますように!

まとめ

送別会のプレゼントを選ぶ際の鉄則は

・贈る方がどのような方でも避けるべき品物があることを覚えておこう
・目上の方に贈ってはならないプレゼント→イメージが「見下し」に繋がるもの
・昇進・栄転される方へ贈ってはならないプレゼント→「割れるもの」「壊れやすいもの」
・女性に贈ってはならないプレゼント→「デリカシーがない」と感じさせるもの
・転居する方に贈ってはならないプレゼント→「火」を連想させるもの


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