供花の札名の書き方マナー、気を付けるべき7つの常識

急な弔事に慌てない為に、事前に準備しておきたい7つの事
供花に添える札名は、葬儀に来ている方々に誰から供花が送られてきているものなのかを示す役割もあります。

このお花は◯◯さんから送られたものなのね、この方は親交のあった方なのね、と慌ただしい親族だけでなく、葬儀に参列している方もその送り主が誰だかわかるものなのです。

ですが、この札名についても知って置かなければならない常識的なマナーがあるんです。最近では、この常識を知らずにいるお花屋さんもいたりしますから、自分できちんとその常識を押さえておかないと、大切な葬儀の場で、親族だけでなく、参列している方々みなさんに自分の恥を晒すことになりかねません。

大切な葬儀でそんなことになってしまわないためにも、めったにない供花の札名の書き方ではありますが、最低限の常識はしっかり理解しておきたいものですね。ではその常識を7つお教えしましょう。

 

供花の札名の書き方マナー、気を付けるべき7つの常識

 

会社代表者から送る場合

会社のお金で供花を出す場合には、一般的には◯◯株式会社または株式会社◯◯、代表取締役◯◯△△と社名も正式名称で記載します。
でも、社名が長すぎる場合や、全体的なバランスが悪くなってしまう場合には、株式会社を(株)としたり、有限会社を(有)としたり、短縮して書くこともあります。

ですが、まずは標準的な書き方としては、社名の株式会社等を短縮せずにすべてを正式名称ですべて書くものということを覚えておけば大丈夫です。

 

会社の一同で送る場合

故人が勤めていた会社の部署や社員の一同で送る場合には、「◯◯株式会社△△営業部一同」というように、社名を正式名称で書いた後に部署名も正式名称で記載します。
そして最後に「一同」と付けるようにしましょう。

全員で送るのではない場合には、個人名を記載しても構いませんが、あまり個人名が多いのは、同じ会社から送ったものであれば不自然なイメージがあるかもしれません。

書き方に困ったら、お花屋さんではなく葬儀社に相談してみましょう。

 

肩書のある人が連名で

別の会社の知人同士など、肩書のある人同士の連名で供花を送る場合の札名は、少し注意が必要です。肩書が並列であれば問題ありませんが、肩書に少しでも差がある場合には、右に肩書が上の人が来るように書いてもらいましょう。

もし違うように書かれていても気にする人はいないかもしれませんが、中には供花の札名を見て不自然だと思う人もいるかもしれません。出来る範囲で、肩書に合わせて連名の名前を書いてもらっておけば安心ですよね。

 

親族がお金を出し合って

供花を親族でお金を出し合って贈る場合には、孫であれば、孫一同、子供であれば、子供一同、というように書くようにしましょう。
親族から出す供花は、バランスを取るために出すこともあるので、どのような書き方にするかは失敗がないように葬儀社と予め打ち合わせるようにしましょう。

その他にも親族で供花を出す時の札名のパターンとしては、親族のパターンにはこの他にも「親戚一同」、「兄弟一同」、「甥姪一同」などもあるので、参考にして下さい。

 

友人の連名で送る場合

友人が連名で供花を送る場合の札名は、人数によって書き方を検討したほうがいいでしょう。

札名に書ける人数はケースバイケースですが、字が小さくなってしまっても8名程度であれば許される人数でしょう。でもそれ以上であると、読みにくくなりますし、バランスもよくないのでおすすめできません。

それ以下の人数であっても、心配であれば葬儀社からのアドバイスがあれば、「友人一同」というようなグループをまとめた書き方に変更した方がよりいいでしょう。

 

同じ部署で連名で送る

同じ会社の同じ部署の人数名が連名で供花を送る場合の札名は、「◯◯株式会社△△営業部」と部署名まで正式名称で入れてから、個人名を連名で入れるようにしましょう。

また肩書がある人が一番右に来るように個人名を書くようにも気をつけましょう。あまり多い人数になると、会社名と部署名まで正式名称で入っているので連名がしにくい場合があります。

その場合は、一同とまとめて、個人名を書いた書面を別にして付けるようにしましょう。

 

兄弟の連名で送る場合

兄弟で連名で供花の札名を書く時には、兄弟の順番で右から書くのが常識とされています。例えば男の三兄弟であったら、一番右が「長男」、真ん中が「次男」、一番左が「三男」という書き方です。

兄弟であっても、兄弟の「長男」、「次男」、「三男」という名称は書き入れる必要はないので、名前だけ書くようにします。兄弟の人数が多い場合には、葬儀社に相談して書き入れる人数を決めたり、「兄弟一同」という形で札名を書くようにすれば大丈夫です。

 

いかがでしょうか。

供花の札名の書き方はさほど難しいものではありませんでしたよね。思っていたよりも簡単だったな・・・と思われた方もいらっしゃるかと思います。

でもこの常識を知っているのと知らないのでは大違い!なのです。この常識を知っているだけで葬儀の席で恥ずかしい思いをすることを避ける事が出来るんです。

大切な葬儀の席で、恥を書かないためにも基本的なことだけは最低限、きちんと理解しておきたいですね。迷ったり、困ったりした時には独断で決めず葬儀社に相談する、ということも忘れずに覚えておきたいですね。

 

まとめ

供花の札名の書き方マナー、気を付けるべき7つの常識

・社名は出来る限り短縮しないで書く
・会社の部署で贈る時には一同を付けて
・肩書が上の人の名前を右から書いて
・親族のパターンに合わせて札名を書く
・人数が多い場合には書面を別途付ける
・部署での連名は部署名まできちんと
・兄弟の名前は年上を右から順番で


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