結婚式の受付のプロがダメ出し!マナー違反の祝儀袋7つの例


結婚式には様々な習慣やマナーがあります。お祝いを贈るための祝儀袋の準備にも習慣やマナーがあり知らないと相手に失礼になることも。祝儀袋の選び方から書き方、贈り方まで知っているようで意外と知らない祝儀袋のマナーをご紹介していきます。

結婚式は新郎新婦の晴れの日を参列する方々と共にお祝いする大切な日です。皆さんと共に喜びを分かち合い素敵な時間を過ごすためにはマナーを知っていることは欠かせません。本記事を参考にしていただき祝儀袋のマナーを身につけましょう。

 

結婚式の受付のプロがダメ出し!
マナー違反の祝儀袋7つの例

 

その1:水引の形を間違える

慶事の祝儀袋には実は2種類ののし袋があります。のし袋の水引の形によって意味がわかれています。結婚式用の祝儀袋は水引が結びきりという形に結ばれています。これは二度とほどけない事を意味し繰り返し何度も起こってもらっては困る結婚式に使われます。

同じ慶事の祝儀袋でも水引が蝶結びになっているものがあります。お祝いを贈る祝儀袋ではありますが結婚式に使用すると大変失礼になってしまいます。蝶結びの水引は繰り返し結んだりほどいたり出来ますので繰り返し起きて欲しいお祝いごとに使用します。

 

その2:立場に合わないのし袋を使用する

結婚式のご祝儀には立場に合わせた目安の金額というものが決まっています。多すぎるのも少なすぎるのも相手に心配をかけたり失礼になったりします。ご祝儀の相場は地域によってもまた立場によっても違ってきますので分からない場合は親しい人に聞いてみましょう。

金額の相場がわかれば祝儀袋を用意します。ここで大切なことは祝儀袋にも格があるということです。金額に合わない祝儀袋を使用しないこともマナーの一つです。祝儀袋を購入する際にパッケージに目安の金額が書いてありますので金額に合わせて選びましょう。

 

その3:のし袋の表書き用の文具を間違える

のし袋には贈り主の氏名や「寿」「御祝」「御結婚御祝」などの表書きをします。表書きをする際には大切なポイントがあります。表書き用に使用する文具選びです。結婚祝いの場合は筆か筆ペンを使用し濃い黒で書きます。

手軽だということで万年筆やボールペンで書くのはマナー違反になります。また筆ペンでも濃く書けるものと薄墨のものがありますし、かすれ時になってしまう古い筆ペンはやめましょう。これは弔辞の場合、あまりの悲しさで墨をする際涙がこぼれ落ちて墨が薄くなってしまったり、墨をする時間も惜しんで駆けつけたという意味で薄墨がよいとされているからです。

結婚式には新しい筆ペンを用意し使用することをお勧めします。

 

その4:贈り主の書き方はバランスよく書く

慣れない筆ペン等で贈り主の名前を書く際はバランス良く丁寧に書く事が大切です。個人で贈る際は自分の氏名を書きます。書く場所に合わせて水引にかからないように気を付け下の余白とのバランスを考えながら書きましょう。

会社名を入れる際は自分の氏名を真ん中に書きその右上から氏名より少し小さめの字で書き入れます。連名で贈る際は格上、年長の方から、同格の場合は五十音順に水引下中央から左へ3名まで記入できます。

 

その5:表書きの印刷されたのし袋の名前書きの濃さが揃っていない

以外に見落とされている点に表書きが印刷されている祝儀袋を使用するときの贈り主の名前の書き方です。

字が苦手な方は既に表書きの書いてある祝儀袋を購入される方も多いと思いますが、その際は表書きの字の濃さになるべく合わせて贈り主の名前を書くようにします。自分で表書きをすれば防げることではありますが、表書きが印刷されている祝儀袋も多くなっていますので気をつけましょう。

 

その6:祝儀袋の裏側を下向きに重ねる

祝儀袋の包み方にもルールがあります。祝儀袋を購入した際にはきちんと重ねてあっても水引をとり袋を広げてお金を包んだあとに包み方を間違えてしまう方がありますので注意が必要です。

祝儀袋の裏側は慶びや幸福を受けますようにという意味を込めて下側を上に重ねて水引をかけます。逆に重ねてしまうと弔辞の不祝儀の意味になってしまい大変失礼になりますので贈る前に必ず確認するようにしてください。

 

その7:ふくさの使い方を間違える

せっかく祝儀袋の選び方や書き方を学び注意を払っても渡す際のマナーを間違えてしまったら意味がありません。渡し方にも作法があります。

祝儀袋はそのままバッグに入れて持ち歩きません。折れてしまったり、汚れてしまうからです。ご祝儀袋はふくさに包んで持参しましょう。ふくさを選ぶ際は慶事用か慶事、弔辞両方使えるものを選びます。ふくさの中には弔辞用の柄が入ったものもありますので気をつけましょう。

ふくさは包み方にもマナーがあります。慶事と弔辞で包み方が違うからです。慶事は右開き、弔辞は左開きというルールを覚えておきましょう。

 

如何でしたかでしょうか。

結婚式の祝儀袋一つにも様々なマナーがありました。マナーは一度覚えてしまえば色々な席で応用できます。祝儀袋も2種類あることや不祝儀袋のマナーも合わせて学び周りの方々への心配りを忘れずに大切な時間を過ごせるようになりたいものです。

 

まとめ

結婚式の受付のプロがダメ出し!マナー違反の祝儀袋7つの例

その1:水引の形を間違える
その2:立場に合わないのし袋を使用する
その3:のし袋の表書き用の文具を間違える
その4:贈り主の書き方はバランスよく書く
その5:表書きの印刷されたのし袋の名前書きの濃さが揃っていない
その6:祝儀袋の裏側を下向きに重ねる
その7:ふくさの使い方を間違える


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