再婚だと結婚式を挙げることに躊躇してしまう方も多いですよね。新しい人生のはじまりですし、もちろんとてもおめでたいことですが、かつて祝って貰った方々への遠慮の気持ちがあって、再婚での結婚式をためらってしまう方が多いのではないでしょうか。
それはそれでひとつの考え方ではあるのですが、もしもパートナーが本当は結婚式を挙げたいと思っていたら、いかがでしょうか。果たしてその気持ちを無視しても良いものなのか、これも悩みどころです。
もしも、心のどこかに「再婚だけど結婚式を挙げられたらいいのにな」という気持ちがあるのなら、またみんながお祝いをしてくれるような「配慮」をしながら、再婚でも結婚式が挙げられたら嬉しいですよね。
そこで今回は、再婚で結婚式を挙げる時に、みんなに祝福してもらうために、ぜひ意識して進めたい「配慮」についてお伝えします。
再婚でも結婚式を挙げたい☆
みんなに祝福される配慮とは
再婚でも結婚式をしても良い
再婚での結婚式を諦める理由には、以下のようなものがあるようです。
【 再婚での結婚式☆諦める理由 】
・ 初婚での結婚式の時と、同じゲストを招くのは気がひける
・ また結婚式を挙げたら、みんなからひんしゅくを買うかもしれない
・ 子どもがいるので、大々的に式を挙げるのもどうかと思う
・ 初婚の時とは違い、式を挙げるための親からの援助が見込めない
・ 慰謝料などの経済的負担を抱えている
しかし再婚とは言っても、結婚式とはそもそも「けじめ」をつけるための儀式、再婚同士でも、子どもがいても「結婚式のかたち」を考えれば、豪華ではなくても心に残る素晴らしい式が挙げられるはずなのです。
特に、パートナーが初婚の場合は、その親や親族が晴れ姿を見たいと思っていることが多いもの、この方たちともパートナーを通じてご縁ができたのですから、その気持ちに配慮することも必要かもしれません。
ですからこの際、「再婚=結婚式はするものではない」という思い込みは捨てて、もっと柔軟に前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
ご祝儀をどうするか
それでは、ここからは具体的に再婚の結婚式では、どのような配慮をすればいいのかをお伝えします。そこで、最も気になるのが「ご祝儀」の問題ではないでしょうか。
確かに例えば、「1年前に結婚してすぐ離婚した友達が再婚することになったのだけど、またご祝儀持参で式に行かなければならないのかと思うとモヤモヤする…」というゲスト側の感想も見受けます。
確かに、一般的な結婚式のご祝儀は安くはありません。それがまるでリセットされて、また繰り返すような感じになっては、お祝いの気持ちがあってもモヤモヤするかもしれません。
「金の切れ目は縁の切れ目」というくらいですから、お金の問題は実に根深いものなのです。
【 再婚での結婚式☆お祝儀 】
★ したがって、再婚での結婚式の「ご祝儀」は辞退するのが吉、その代わり結婚式のスタイルを変えて「会費制」とする方法はいかがでしょうか。
・ ご祝儀云々について考える必要がなくなり、結婚する側も招かれる側もお互いに気兼ねなく、結婚式に向かうことができる、という訳です。
おすすめは「1.5次会」風の結婚式にすることで、「1.5次会」とは「披露宴ほど格式ばってはいないけれど、2次会ほどカジュアルでもない」パーティーを差し、例えば海外挙式後のお披露目パーティーなどがこれにあたります。
そう考えるとレストランを利用したり、ビュッフェスタイルにしたりと、様々な可能性が考えられそうです。
子どもを連れての再婚
パートナーのどちらか、または両方に子どもがいる場合の再婚の結婚式は、まさに「新しい家族が誕生する瞬間」をゲストのみんなが目にすることになります。
ですから再婚する2人だけではなく、子どもにとっても楽しく温かい記憶になるように、積極的に結婚式に関わってもらうような演出を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【 再婚での結婚式☆子連れの場合 】
★ 例えば、フラワーボーイやフラワーボーイの役についてもらったり、子どもと一緒にケーキの入刀を行ったりするのは、ゲストにとっても微笑ましい演出となります。
・ 子どもの衣装を、パパやママとお揃いにしても楽しくなりおすすめです。
なお、注意したいケースとして、離婚後に自分は旧姓に戻っても子どもは前のパートナーの姓のまま、ということがあります。そんな再婚での結婚式の表示なら、「○○家 △△家 結婚式」ではなく「○○○太様 △△△美様 結婚式」と個人名にした方が良いかもしれません。
「子どもとともに幸せになる」決意を夫婦になるふたりが見せていけば、子どもにもきっと再婚の結婚式の重要さが伝わるはずです。
親族のみで祝う、海外での再婚結婚式
それでもゲストは呼ばず、親族のみの参列でささやかに結婚式を挙げたい、というのなら海外挙式もおすすめです。
【 再婚での結婚式☆海外挙式の場合 】
★ この場合も配慮として「交通費を負担してもらうかわりに、宿泊費は新郎新婦持ち」「ご祝儀は一切辞退する」などとしておけば、かえって気兼ねのないアットホームな挙式が実現するかもしれません。
・ この場合、帰国してから前の項で述べたような友人・知人を招いての「1.5次会(会費制)」を行うとスムーズです。
新郎新婦をお祝いしたい気持ちのある方なら、きっと参加してくれます。
いかがでしたでしょうか、なんとなく敷居が高いかのように見える再婚の結婚式も、周囲の人々の気持ちに配慮することを忘れなければ、きっと祝福されるものになることがご理解いただけたのではないでしょうか。
前にも述べましたが、初婚でも再婚でも、結婚式は縁のあった二人が新しい人生を始めるための「けじめ」をつけるための式でもあります。
特に子どもがいる場合は、新しい家族の出発点でもありますから、子どもも交えて幸せになる決意をゲストの方々に伝えるのも、きっと良いことではないでしょうか。
これだけ離婚が当たり前になってきた時代なのですから、新しい縁を得て再婚することだって当たり前なのです。
どうかそのことを忘れずに、本記事を参考にしながらスムーズに、周りの方々に再び祝福して貰えるような、再婚でも素敵な結婚式を挙げてください!
まとめ
再婚の挙式での、周りの方への配慮とは
・再婚でも結婚式はしても良い
・再婚の結婚式では「ご祝儀」は辞退することが多い
・会費制の結婚式にするとスムーズ
・子連れなら、子どもの心にも残る演出をする
・親族の参列のみで、海外挙式も多い