一戸建ての近所付き合い、いよいよ新生活が始める…多くの方にとっては喜ばしいものの、やはり誰もが気になる部分ですよね。インテリアやお庭の演出など、夢をたくさん持って望む一戸建ての近所付き合い、スムーズに始めたいもの!
新しい場所で生活を始めるに当たっては、その場所に自ら馴染んでいくための努力は不可欠。一戸建てに住む時が、近所付き合いの始まりでもあります。
ちょっとしたことで陰口を叩かれたり、時にはハッキリとクレームをつけられたりと、トラブルが発生することもある一戸建ての近所付き合いですから、事前に、どうすれば上手く付き合えるのか、理解しておきたいですよね。
そこで今回は、一戸建ての近所付き合いを和やかに行っていくコツを、7つの項目に分けてお伝えします。
一戸建ての近所付き合い☆
住んでみて分かった、7つのコツ
まずは「引っ越しの挨拶」を抜かりなく
最近、集合住宅では引っ越しの挨拶をあえてしない、という方も増えているようですが、一戸建ての近所付き合いでは、必ずするべき。
コミュニティが出来上がっている場所に新しく「入っていく」訳ですから、ここで挨拶をしておかないとかなりの悪い印象を周囲に与えてしまいます。
【 一戸建ての近所付き合い☆挨拶 】
★ 引っ越しの挨拶は昔から言われている「向こう三軒両隣(自宅の向かい側の三軒と左右の二軒の家)」に対して行うのが一般的。
・ その際には自治会長や班長などのお住まいをお隣の方などに聞いておき、後日そちらにも挨拶に出向けば安心です。
なお、引っ越しの挨拶においては、①早朝・深夜・食事時を避ける、②なるべく家族全員で出向く、③「挨拶の品」にはのし紙を掛ける(名前を覚えてもらうため)、…このことに注意して行くと、より好印象なので意識してみてください。
顔を合わせたら自分から挨拶
一戸建ての近所付き合いでは、普段の挨拶も非常に重要。道を歩いている時はもちろん、ポストまで新聞などを取りに行ったり、草むしりなどのちょっとした「外出」でも、ご近所の方と顔を合わせたら、自分から挨拶をするように心がけたいもの。
【 一戸建ての近所付き合い☆日ごろの挨拶 】
★ その挨拶も「暗い表情」や「ボソボソと小さな声」というのはNG!
・ いつも笑顔で明るく挨拶をしていれば、たいていの方にとっては良い印象に受け止められるはずです。
「トラブルの元」を作らない
時折「ご近所トラブル」による事件が報道されることがありますね。原因は騒音やにおい、ゴミ出しルール違反やペットに関わることなどいろいろ。
集合住宅でももちろんこのようなトラブルは後を絶ちませんが、一戸建ての近所付き合いでもよくあること!このようなトラブルを防ぐためには、「トラブルの元」を作らないように心がけるしかありません。以下に気をつけるべき事柄を挙げます。
【 一戸建ての近所付き合い☆気をつけること 】
・ 騒音→大声・歌声・テレビやラジオなどの音声・楽器演奏など
・ におい→ゴミ・ペット・庭でのバーベキューなど
・ 放し飼いのペット(近所の庭を荒らしたり、糞尿をしてしまう)
・ 隣の敷地内に植木がはみ出る(葉が敷地内に落ちることもある)
・ 道路に長時間駐車すること
他にも家と家との距離が近ければ、風鈴の音やベランダでのたばこ、庭での花火なども問題になる可能性が…。
また、もしも小さい子どもがいるなら引っ越しの挨拶の際にあらかじめその旨を伝えておく、ゴミ出しのルールなどわからないことがあれば聞いておく、ということも有効。
「これくらいは許容範囲だろう」と甘く見ず、想像力を働かせることが「トラブルの元」を回避して、一戸建ての近所付き合いが円滑になるポイントです。
頂き物があったら「お返し」
一戸建てに住むと、ご近所から旅行のお土産や、地域によっては野菜や果物などの差し入れがあるかもしれません。
【 一戸建ての近所付き合い☆頂き物 】
★ この時、すぐにお返しをしてしまうのは、かえって相手方に気を遣わせてしまうので注意!
・ 自分たちが旅行をしたり実家に帰省をした時など、自然にお返しをするのがベストです。忘れないように、ノートや手帳に記録をつけておくと便利!
なお、高価なお返しをするのもNG。一戸建ての近所付き合いは狭い世界。嫌味に受け止められないよう、気をつけることが大切なのです。
自治会や町内会での仕事はきっちり
一戸建てに暮らしてしばらく経つと、地域の自治会や町内会においての「何らかの仕事」を担当することになるかもしれません。その仕事への取り組み方がいい加減だと、一気に評判を下げてしまうことに…。
【 一戸建ての近所付き合い☆自治会・町内会 】
★ 収入に何ら繋がらなくても、自治会や町内会での仕事は、その地域の人たちが安心して暮らすための立派な仕事。
・ 面倒でも気持ちよく、与えられた仕事を誠実にこなせば信用して貰えますし、円滑な一戸建ての近所付き合いを行っていく、大きなポイントとなるのです。
余計なことは言わない・聞かない
世の中には、人の噂話や悪口ばかりが会話に上る方たちもいるもの。そんな方たちが複数ご近所に住んでいる時、対応を間違えるとたちまち話題の中心に!時には、あからさまに意地悪が始まってしまうこともあるので、なるべく気をつけておくと安心。
【 一戸建ての近所付き合い☆噂話 】
★ 一番良いのは「ほどほどには話すけれど、余計なことは言わない・聞かない」こと!
・ 「余計なこと」とは、「お金のことや仕事のこと」「自慢話や愚痴」などなど。つまり「ネタを与えない」と言うのがポイント!
最後に、悪口の輪には決して入らないよう、あくまでもほどほどのつきあいを心がけるのが、一戸建ての近所付き合いの極意かもしれません。
一戸建ての近所付き合いは、深入りしない
ここまでいろいろとお話をしましたが、できればご近所とは親しく付き合えた方が何かと安心、と考える方も多いはず。しかし、親しくなりすぎて、お互いの生活にまで深く介入することになるのは考えもの。
【 一戸建ての近所付き合い☆距離感 】
★ 思わぬトラブルの原因になることもあり得るので、「差支えのない程度のオープンさ」、「適度な距離をとること」を心がけることが大切。
・ 「つかず離れず」といったスタンスが、一戸建ての近所付き合いとしては最も自然。お互いにストレスを感じることなく、生活していくポイントではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今回は一戸建ての近所付き合いのコツをいくつかお伝えしました。一戸建ては、いわばその地域に根ざして生活することの象徴。
人との付き合いを億劫に感じる方でも、やはりある程度の近所付き合いをしておかないと、いざという時に孤立してしまう可能性を考えると、最低限のポイントは押さえておかなくてはなりません。
近所と良好な関係を築いておけば、地震や豪雨など、思わぬ災害に見舞われた時にお互い助け合うことができるというもの。またトラブルメーカーの「困ったご近所さん」がいて、悩まされている時には、共に解決策を考えたり、第三者に訴えることができるかもしれません。
普段は空気のような存在でも、いざという時に力を発揮してくれるのがそういった「人と人とのつながり」なのです。ぜひ、新生活をより良いものにするためにも、一戸建ての近所付き合いを賢くスマートにこなしてみてください。
まとめ
一戸建ての近所付き合いのコツ
・引っ越しの挨拶はきっちり
・ご近所の方には、進んで自分から挨拶
・トラブルの元を、自ら作らないよう気をつける
・頂き物への「お返し」は、気を遣いすぎない
・自治会や町内会の仕事は誠実に取り組む
・余計なことは言わない・聞かない
・ご近所には深入りしない