礼服を新調する時に、これだけは一緒に揃えたい7つの小物

礼服を新調する時に、これだけは一緒に揃えたい7つの小物

礼服を新調する時に、あなたは礼服のみを購入しますか。礼服を準備することはとても大切ですが、実際にその礼服を着用する時には、礼服だけでは役立ちません。鞄や靴などもきちんと揃えておきましょう。

でも、いったい何を一緒に揃えればよいのか思い浮かびますか。結婚式や入学式、卒業式などの慶事はあらかじめ日程が決まっているので、それに向けて準備ができます。しかし弔事はふいにやってくるものですので、特にしっかりと準備をしておきましょう。

もし、それらに不足があり、準備ができていないと、当日に、それらを買いに走ることになり、慌ててしまうことになるでしょう。そのようなことにならないためにも、ぜひ事前に購入しておいていただきたいものを、特に弔事用を中心に、リストアップしてみました。

では、「礼服を新調する時に、これだけは一緒に揃えたい7つの小物」をご紹介します。

 

礼服を新調する時に、
これだけは一緒に揃えたい7つの小物

 

ネクタイは慶事用のものは持っておこう

弔事用のネクタイは、黒無地で光沢のないものを選びましょう。結婚式などの慶事用のネクタイは、白色のものが多かったのですが、最近では光沢のある白色やシルバーグレーなどのネクタイに人気があるようです。

また子どもの入学式や卒業式などにも、白やシルバーグレーなどのネクタイを使用することができます。慶事用を併用することを考えれば、シルバーグレーのネクタイが一番便利でおすすめです。

いまでは100円ショップなどでも手に入りますが、価格的にもそれほど高いものではなく、1つあれば長く使えるものですので、できれば紳士服店などである程度の品質のものを購入されるとよいでしょう。

 

 女性は鞄も選んでおきましょう

通夜や葬儀に出席する際の持ち物は、数珠や香典、ハンカチ、財布などですので、男性はスーツの内ポケットなどにおさまる程度で、特に鞄を準備する必要はありません。しかし、女性の場合は、それらを入れる小さめの鞄が必要です。

弔事用の鞄は、黒の布地の鞄や、黒の光沢のない革の鞄で、金具などが付いてないものがよいです。毛皮や革を使ったものは控える傾向があるので、クロコダイル調など動物を連想させるものは避けましょう。

小さめの鞄では入るものが限られてしまうので、その他の手回り品をおさめるための黒の手提げバッグ(サブバッグ)も準備しておくと便利です。結婚式などの慶事用の鞄は、日程が決まってから、ドレスや靴に合わせてゆっくりと選ぶとよいでしょう。

 

靴について

男女ともに、弔事用の靴は、黒色で、光沢のないものがよいです。できるだけシンプルで、派手な装飾のないデザインのものを選びましょう。また、何度も繰り返し「結ぶ」ことを避ける意味から、できれば紐のないものが望ましいです。

さらに女性は、つま先やかかとが覆われている靴(パンプス)が基本です。サンダルやつま先のない靴、あるいはブーツなどは避けましょう。

慶事の女性靴では、色は特に問題はありませんが、やはりパンプスであることが大切です。サンダルやつま先のない靴、あるいはブーツなどはNGです。

 

上着(コート類)はなんでも良いの?

礼服を準備する季節にもよるのですが、意外と準備し忘れてしまう傾向にあるのが上着(コート類)です。慶事では、特にルールはありませんが、弔事には、黒や紺、ダークグレーなどの寒色系の上着を着用する必要があります。

毛皮や皮の上着は避けましょう。またダウンジャケットやジャンパー類などのスポーティーな上着も遠慮したほうがよいです。

必ずしも黒色である必要ではありませんが、できれば黒色のウールコートを準備しておくことが望ましいでしょう。

 

数珠は仏教徒なら持っておこう

神道やキリスト教など、仏教以外の宗教を信仰されている方は必要ありませんが、仏教徒の方はぜひ数珠をご購入ください。数珠は、108個の珠を繋いで輪にしたもので、本連数珠あるいは二輪数珠と呼ばれ、二重にして使用します。宗旨・宗派によっても形が異なります。

現在では、略式のものではありますが、珠の数を減らした、片手(かたて)数珠あるいは一輪数珠と呼ばれる数珠を使われることが多くなっています。片手数珠は、男女によって珠の大きさや素材が異なります。

女性用の数珠の珠の素材には、水晶、瑪瑙や翡翠などの天然石、珊瑚、真珠などがあります。また男性用の数珠の珠の素材には、菩提樹や黒壇などの天然木や、虎眼石などの天然石などがあります。

数珠の価格は、その珠の素材や品質などによって大きな差があり、5,000円くらいのものから数十万円のものまであります。

 

ふくさは必需品です

葬儀の香典や、結婚式のご祝儀袋を相手へお渡しする際には、ふくさに包んで持参するのがマナーです。金品を持参する際に、袋に埃や汚れがついたり、水引などが崩れたりすることなく、美しい状態で相手に届けることができるとともに、「大切に、心をこめて」という意味を持っています。

ふくさには、たくさんの色があり、慶事には赤色やえんじ色など、弔事にはグレーや紺色などを用いますが、紫色は慶事・弔事ともに使うことができるので大変便利です。

また、ふくさには、掛ふくさ、袷ふくさ、手ふくさがありますが、最近では台付ふくさ、金封ふくさなどもあります。
その価格は、概ね3,000~10,000円くらいです。

 

その他小物(ストッキング、ハンカチなど)

ついつい準備し忘れてしまう、その他の小物類として、ハンカチや女性用のストッキングなどがあります。ハンカチは、弔事用として、麻か木綿の白または黒の無地のものがよいでしょう。タオル地などはカジュアルになってしまうので、避けましょう。

また、女性用のストッキングは、弔事用に黒いストッキングをご準備ください。デザインが施されているものやラメが入っているものは、避けましょう。また冬でも、タイツはカジュアルになってしまうので、きちんとストッキングをはきましょう。

男性の靴下も黒色を着用する必要がありますので、準備しておきましょう。カフスボタンをつける場合には、黒曜石やオニキスなどで、シングルで、目立たないものがよいでしょう。

 

「礼服を新調する時に、これだけは一緒に揃えたい7つの小物」はいかがでしたか。

慶事、弔事ともに、礼服にも、小物類にもマナーがあります。そのマナーを踏まえて、しっかりと準備をしていなかったばかりに、購入が間に合わなかったり、何かで代用してしまったりすると、意外に目に付いてしまい、社会人として恥ずかしい思いをすることになりかねません。

社会人になったら、まず礼服を準備しましょう。そして、これらの小物も忘れずに一緒に揃えてくださいね。そのようなマナーを身に着けたあなたは、立派な社会人です。

 

まとめ

礼服を新調する時に、これだけは一緒に揃えたい7つの小物

・ネクタイは慶事用のものは持っておこう
・女性は鞄も選んでおきましょう
・靴について
・上着(コート類)はなんでも良いの?
・数珠は仏教徒なら持っておこう
・ふくさは必需品です
・その他小物(ストッキング、ハンカチなど)


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