女性の礼服を購入する時に知っておきたい7つの一般常識☆

女性の礼服を購入する時に知っておきたい7つの一般常識☆

礼服と聞くと、どんな場面を想像しますか。お祝いの席でしょうか?それとも、悲しみの席でしょうか。礼服は、冠婚葬祭どちらの場面でも着用できる服装です。

ほかにも、夫婦同伴のちょっとしたパーティー、入学式や卒業式など、お子さんの行事等でも着用できる、正しい装いになります。

そう何度も着る機会のない礼服ですが、女性として、また社会人として一着は持っておきたい服のひとつですよね。今日は、そんな礼服にまつわる一般常識についてお伝えします。

「あら、あの方、ルール違反。」と後ろ指差されない為にも、いざという時の為に備えておきましょう。これから礼服の購入をお考えの方、また、今お持ちの礼服を見直したい方の為に、

慶事・弔事、どちらの場面も考慮して紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。



 

女性の礼服を購入する時に
知っておきたい7つの一般常識☆

 

正礼服について


礼服には、3種類の格式があります。最も格式高いのが正礼服です。次が準礼服、最後が略礼服となります。ここでは、正礼服(フォーマル)の種類について紹介します。

正礼服は、皇室行事の際や祝いの席、葬儀での着用が可能です。

■慶事の席・昼…中振袖、黒留袖、白無垢、アフタヌーン(ロング)ドレス他。

■慶事の席・夜…中振袖、黒留袖、白無垢、イブニングドレス他。

花婿・花嫁さんや、親族の方が着用するのが一般的ですね。日本では、ドレス系は一般的ではありませんが、社交界等の場で着用する方も多い服装でしょう。

馴染みのある代表的な正礼服ドレスと言えば、ウェデイングドレス等がここに当たります。

弔事の席・昼夜問わず…黒喪服(和装)喪家の方が着用するのが一般的です。五つ紋付の黒無地着物に、喪の帯を合わせた服装になります。弔事の際、洋装の正礼服はありません。

 

準礼服について


セミフォーマルとも呼ばれる装いです。一般的に礼服として思い浮かぶ服装が、こちらの準礼服になります。冠婚葬祭どちらの場合でも、適切な装いです。親族の方も着用する場合が多い服装になります。

■慶事の席・昼…色留袖、振袖、カクテルドレス、セミアフタヌーンドレス他。

■慶事の席・夜…色留袖、振袖、カクテルドレス、ディナードレス他。

結婚式等に列席する際、着用するドレススタイルが準礼服になります。花嫁さんの次に格があるのが準礼服ですから、きちんとした服装です。

華やかな色合いの物を選ぶと、その場の印象も明るくなり、喜んで貰える装いになるでしょう。弔事の席・昼夜問わず…色無地、三つ紋(一つ紋)、黒無地ワンピースやアンサンブル他。

最近では、洋装スタイルの喪服を着用する方が多くなっています。喪服として着物を着用する際は、帯などの小物にも気をつけましょう。

 

略礼服について


インフォーマルと呼ばれる事もあるのが略礼服です。冠婚葬祭以外に、入学式や卒業式と言ったお子さんの行事等でも着用出来ます。お祝いの場では、平服でOKとされている結婚式や二次会、カジュアルなパーティー等で着用可能です。

■慶事の席・昼…色無地、付け下げ、ワンピース、ツーピーススーツ(パンツも可)、デイタイムドレス他。

■慶事の席・夜…色無地、付け下げ、ワンピース、ツーピーススーツ(パンツも可)、ロングドレス他。

一般の列席者として参加する場合にも着用できる装いになります。夜の装いは、昼の時より華やかな印象に仕上げると良いでしょう。

悲しみの場では、急な弔事、お通夜、親族ならば三回忌以降の法事から適切とされる服装になります。弔事の席・昼夜問わず…一つ紋、色無地、スーツ、ワンピース、アンサンブル他。

黒に近い服装ならば、多少のデザインが入っていても、大丈夫な事が多い装いです。

 

色について


ここでは参加する立場によって異なる、服装の色に注目してみます。慶事・親族の場合…着用する服装は、正礼服もしくは準礼服。色は黒も可。その他の色の方がベター。

慶事・一般の場合…着用する服装は、準礼服もしくは略礼服。色は黒も可。その他の色の方がベター。白、白に近い色(ベージュ・薄ピンク等)は、避けます。※主役である新婦さんの色の為です。

ご両親の場合は別ですが、親族・一般で参加される場合、その場に花を添える華やかな色味の方が喜ばれるでしょう。黒もOKですが、その際は、バッグやアクセサリー等、身につける小物で明るい印象に仕上げて下さい。

三回忌までの弔事・喪家(親族)の場合…着用する服装は、正礼服もしくは、準礼服。色は黒のみ。弔事・一般の場合…着用する服装は、準礼服、もしくは略礼服。色は黒・濃紺・ダークグレー。

喪服の黒は、一般的な黒と違い、スーパーブラックや黒墨等と呼ばれる特殊な染料で染められています。

略礼服の場合は、それほど気にする必要はありませんが、準礼服以上の着用が必要な場合は、スーパーブラックと呼ばれる喪服(礼服)の着用を心がけて下さい。

 

素材について


忘れてはいけないのが素材です。購入時、似合う・似合わないのみで選んでしまう方も多いでしょうが、素材にも着目して下さい。

■慶事の席・昼(洋装)…シルク、ウール(秋冬)、化繊等、光らない素材。

■慶事の席・夜(洋装)…サテン、ベロア(秋冬)、オーガンジー(夏)、多少ラメ入りの生地等、光る素材。

昼間の時間帯は、光を抑えた物。夜は光沢がある物と覚えておくと宜しいでしょう。アクセサリーも同様、昼間はパール等の光らない物、夜は照明でキラキラ光る物を付けると良いです。

但し、あくまでも主役は花嫁さんですので、目立ちすぎない物を選んで下さい。弔事の席・昼夜問わず(洋装)…ウール(秋冬)、ポリエステル他。

最近は、オールシーズン対応可能な喪服も販売されていますから、予算や好みに合わせて購入して下さい。和装の場合、慶事・弔事どちらにおいても、素材については、気にする必要はありません。

 

丈について


礼服の常識として、丈にもルールがあります。極端に短い物や長い物は避け、品の良い装いを心がけましょう。

■慶事の席・昼(洋装)…スカート丈は、膝~膝下5cm程度。肩が出る袖丈は、羽織物で隠します。

■慶事の席・夜(洋装)…スカート丈は、膝~ロングまで。場所によっては、肩出しもOKとされています。

■慶事の席・和装…既婚者の場合、留袖。未婚者の場合、振袖。

昼間の時間帯は、出来る限り肌の露出を控えた装いを心がけて下さい。上品さが鍵になります。夜の時間帯は、多少の露出はOKですが、花嫁さんよりも派手な装いは避けましょう。

弔事の席・昼夜問わず(洋装)…スカート丈は膝下~。膝が見えない丈が原則です。親族の場合、ロング丈を着用する場合もあります。

袖丈も、肘が見えない五分以上の袖丈がルールです。弔事の場合、首元も襟が詰まった物を選び、出来る限り肌の露出がない装いを心がけましょう。

 

デザインについて


最後に、デザインに注目してみます。カジュアル過ぎる物や体のラインが出る物は避けるのが常識です。

■慶事の席・昼…スパンコール等のキラキラ素材は、出来る限り避けます。胸元が大きく開いた物もNGです。

■慶事の席・夜…準礼服、略礼服であれば、セクシー過ぎない限り大丈夫でしょう。

■和装の場合、帯や小物等、少し華やかなデザインの物を選ぶと、慶事の席に相応しい装いとなります。

■弔事の席・親族…三回忌以前の法事の際は、フリルやサテン等、デザインがある物は避けた方が無難です。

■弔事の席・一般…多少のデザインがあっても大丈夫ですが、華美なデザインの物は避けて下さい。

透ける素材や、サテン、リボン等のデザインがあしらわれた物は注意が必要です。派手でない限りは大丈夫ですが、着飾る必要のない場ですから、地味な装いを心がけましょう。

 

いかがでしょう、礼服と言っても、色々なマナーがありますよね。お勧めは、慶事用に一着、弔事用に一着購入する事です。そう何度も着る機会のない礼服ですが、どちらも持っていて損する洋服ではありません。

購入時の目安としては、10年後の自分が着ても似合うかどうかです。好みや流行に流されず、未来を見据えた落ち着きのあるデザインの物を選部のが良いでしょう。

年齢や若干の体型の変化にも対応できるよう、少し大き目の物を選ぶのがポイントです。また、いざという時に「入らない…どうしよう。」とならない為にも、1年に1回は袖を通しておきましょう。そして最後に、生地に穴が開いてないか等、きちんとチェックする事も忘れずに。