ペットのための小さなお葬式をする人が増えている理由

ペットのための小さなお葬式をする人が増えている理由

現在、ペットの為の小さなお葬式がする人が増えてきています。しかし、単純にその数が増えているというだけではなく、ペットの為の小規模なお葬式とはいっても、「一人の人間の死を悼むのと同様に手厚く弔うお葬式」が増えてきているのです。

その背景には、現代ならではの様々な事情があるようです。

ここでは、ペットを我が子・家族同然に思う人々の気持ちとともに、現代のペットの葬儀の種類や価格帯の相場、悪徳業者や行き場を失うペット達の現状についてもご紹介したいと思います。それでは「ペットのための小さなお葬式をする人が増えている理由」を紐解いてゆきましょう。



 

ペットのための
小さなお葬式をする人が増えている理由

 

ペットが多く飼われるようになった理由とは


いわゆる「少子高齢化」がその理由の一つというのは言うまでもありません。

核家族世帯が増えるにつれ、高齢者のみの世帯、単身者世帯も同時に増えています。注目すべきは、やはり、高齢者のみの世帯、単身者世帯でのペットを飼っている比率が伸びてきているという点です。その理由のトップは「かわいいから」でしたが、それに続き「淋しいから」「人といるより安らげる」「自分が必要とされていると感じられるから」・・・など、本来は人間同士で共有出来る思いを、今はペットに求めている人が多いようです。

動物は人間のように本音と建て前もなく、裏切ることもなく、生涯、一心に自分を必要としてくれる存在だから・・・ということでしょうか。

 

現代は子供よりペットの数が多いって本当?


実は、現在の日本では、子供(15才未満)の数よりもペットの数のほうが多いというデータがあります。

総務省統計局のデータによると子供の数は、約1665万人(平成24年度)となっていますが、それに対しペットの数は、約2128万2000匹      となっています。(※犬・猫のみ。平成24年度・一般社団法人ペットフード協会調べ)

ペット数に関しては、犬・猫以外のものも合わせると圧倒的にペットのほうが多いという事が分かります。前述の通り、高齢者世帯・単身者世帯の増加に伴い、我が子におくるように、その愛情をペットに注いでいる現代人が増えてきているからともいえるでしょう。

 

ペットの為のお葬式は必然でしょう


ペットの数が増えるにつれ、ペットの為のお葬式をする人が増えるのは至極尤もなことです。愛情が「ペット」を超えた「大切な存在」になれば当然でしょう。

昔は自宅の庭や河原などに埋める事が多かったようですが、現代は「お通夜→葬儀→火葬→収骨→49日法要→納骨(散骨)」まで執り行う事が出来るそうです。

ペットのお葬式でも49日法要が入るようになった理由は、逝去後49日間は「まだ自分と死後の世界の間にいる」「完全に自分の元から旅立ってしまった訳ではない」と思うことができ、そう思えることで徐々にペットの死を受け入れていくことが出来るようになり、その為に必要な時間だからなのだそうです。

 

ペット葬の種類を知っておきましょう


ペット葬には大きく分けて4つの火葬方法があります。

・合同火葬→他のペット達と一緒に火葬。遺骨は合同納骨堂などに収められることが多い
・個別火葬(一任火葬)→合同ではなく単体での火葬。納骨か返骨か選択できる
・立会火葬→火葬過程に家族が立ち会えるもの。納骨か返骨かも選択できる
・訪問火葬→動物用移動火葬車が自宅近くに来て火葬を行う方法。納骨か返骨かも選択可

また、ペット用の霊園での埋葬方法には個別霊園と共同霊園がある他、合同納骨堂に納骨する方法や自然葬(樹木葬や海洋葬)など、要望に応じて様々な方法が用意されています。

 

ペット葬の価格を知っておきましょう


ペットの火葬料金についてご説明しましょう。どちらでも、火葬の種類とペットの体重(大きさ)によって火葬料金が違ってきます。ここでは合同火葬と個別火葬の火葬料金をご紹介します。(ちなみに読経料や火葬後の納骨料などは別途)

・小動物(小鳥・ハムスターなど):合同火葬10000円~、個別火葬 17000円~
・中型動物(小型犬など):合同火葬20000円~、個別火葬25000円~
・大型動物(大型犬など):合同火葬40000円~、個別火葬45000円~

人間のご葬儀にもいえることですが、いざ、その時になると複数の葬儀社を比較できる余裕もない為、辛いことですが、予め考えておくのも必要なことなのかもしれません。

 

悪徳業者に注意にしましょう


そして、気を付けたいのはペット葬業界にもはびこる悪徳業者の存在です。現在、好調のペット産業に目を付け、異業種からも多くの業者が流れ込んできています。

一部には営利のみを先行させるところもあるので本当に注意したいものです。一人暮らしの高齢者などがペットの死で悲嘆にくれているところに、最初は安い見積りを出し、あとで様々なオプションをつけ、最終的に高額な請求書を突きつける、というものです。

そんな業者に言いくるめられたり、大声で恫喝されたり・・・聞くに堪えない被害例もあります。大切なペットの最期をこのような業者には絶対に預けたくないものです。もし、親御さんなどが一人暮らしでペットを飼われていたら、ちょっと気にかけてあげてみて下さい。

 

看取れないなら飼わないことも大切でしょう


現代のペット事情として、地域の動物愛護センターへの「飼えないペット」の持ち込みの増加現象があります。センターに託された動物達は1週間後に殺処分され、その最期は「産業廃棄物」として処理されます。

近年、そこに持ち込まれるペットに「単身の高齢者のペットだったが、飼い主に先立たれて行き場がなくなり、最終的にセンターに持ち込まれる」というケースが非常に多くなっているそうです。

愛するペットにそんな最期を迎えさせたくない・・・そんな風に思うと、自身が年齢的に「ペットの最期を看取れない」のであれば、飼わない勇気ももつべきなのかもしれません。独りの淋しさに耐えることも、また現代人に課せられた行道なのかもしれませんね。

 

いかがでしたか。

ペットの為の小さなお葬式をする人が増えている理由とともに、現代のペットのお葬式に関しての情報をご紹介しました。

こうしてみると、今のペット達は、本当に家族のようにお葬式から法要・埋葬までが行われていることを実感しました。ここまで愛され、その生涯を全うした小さな命はご主人様と巡り合えて本当に幸せだったことでしょう。

また、飼い主自身もペットと過ごした時間は、何にもかえがたいほどに豊かなものであったことでしょう。次に出逢う時は、お互いに「本当の家族」として出逢えるのかもしれませんね。

 

まとめ

ペットのための小さなお葬式をする人が増えている理由

・ペットが多く飼われるようになった理由とは
・現代は子供よりペットの数が多いって本当?
・ペットの為のお葬式は必然でしょう
・ペット葬の種類を知っておきましょう
・ペット葬の価格を知っておきましょう
・悪徳業者に注意しましょう
・看取れなければ飼わないことも大切でしょう